hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

合祀について

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

母が他界しました。
生前より、自分の死後についてエンディングノートに記していたり、口頭で話すこともたくさんありました。
エンディングノートには、自分(母)の遺骨は結婚当初に買ったお墓に納めること、但しお墓は遠いので、(大変だろうから)一切の墓参りはいりません、心の中で思っていてくれれば充分です、と書かれていました。
正直な所、本当にお墓は遠く、新幹線と車を使って3時間はかかります。交通費だけでもかなりかかります。
時間もお金もかかるから、納骨さえ済ませてくれれば無理してお墓参りに来なくてよい、と何度も母は話していました。

そして今回、母の遺品を片付けていたら、近くのお寺での永代供養も考えていたようで、いくつもの資料やパンフレットが出てきました。
そこで合祀という、骨壺から遺骨を出し、他の方の遺骨と一緒に仏様に納めてもらい、供養してもらうというものを知りました。
そのような方法に驚きはありましたが、もし私達子どもに万が一の事があっても、母のお墓が永代供養ならば安心だな、とも思ったのですが、この合祀という方法は一般的なものですか?
死後の世界は分かりませんが、他人同士が一箇所に供養されているというのは問題無いものですか?
母はどのように思うかな、と悩んでいます。遠くのお墓で中々お墓参りが出来ないよりは、合祀という形でも、いつでもお参り出来る方が、私は寂しくないなと思ってしまうのです。 
ちなみに、母は自死でした。
成仏、というものができているのかも心配です。
ご回答宜しくお願い致します。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お悔やみ申し上げます。
合掌
合祀というのは昔からある納骨の形です。例えば江戸時代よりもずっと昔、死んだ後は極楽浄土での再会を願う人たちがいて、お金を出し合って共同でお墓を建ててそこに自分たちの遺骨を納骨していた記録もあるようです。
ですから先入観や煩悩などにより合祀を嫌な感じに思うことが無ければ、特に問題はないと思いますよ。
ただ、お母様が生前に自分のお墓に納骨することを望んでいたのでしたら、それを叶えてあげることも大切なことだと思います。
納骨に期限はありませんから慌てて決めなくてもいいので、ご家族ご親族で相談して判断してくださいね。
なお、自死というのは私は広い意味での病死と解釈しております。死を選ばざるえなかった精神的なあるいは身体的な病による病死です。また、仏様はどのような死を迎えようとも決して見放すようなことはないと私は信じています。
お母様がご先祖様や仏様菩薩様と共に安らかでおられますように。

{{count}}
有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないかもしれませんがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談、こころ相談(対面相談)についても紹介していますので、どなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

質問者からのお礼

ご回答、ありがとうございました。
少し、心が楽になりました。
母を想って、色々と決めていきたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ