病との向き合い方について
一年以上の間、アトピー性皮膚炎と不眠症に苦しんでいます。
アトピーによる身体の痒みが強く、日中も身体を掻き破りたい衝動に駆られてしまい、掻きやぶってしまうことが度々あります。それにより症状も悪化しますし、自分で自分を傷つけていることに落ち込んだりもします。
また、夜になっても眠気が来ないし、睡眠も浅く熟睡感がありません。
睡眠中も無意識に身体を掻き破ることで何度も目が覚めます。
不快感で目覚めて、疲労いっぱいで仕事に向かいます。仕事を終えて帰宅しても身体を掻いてるだけの時間が過ぎていき、生活に必要最低限のことだけを繰り返すだけで、余暇を充実させるようなことはできていません。
今の感じる気持ちとしては、
「主観として人生に何の価値も感じず、またこの状況から自分が何を問われているのかもわからず、この苦しみに意味を与えて自分を慰めてあげることができず辛いだけ。」
辛いこと、苦しいことに対する考え方や向き合い方についてアドバイス願います。
もっともっと辛い状況の方々が世の中にはいらっしゃり、その中にはそれでも前向きに生きている方々もいらっしゃることは承知です。
しかし、自分が辛いと自分のことばかり考えてしまうのも仕方のないことだとも思ってます。
どうしてこんなに苦しいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
是非、寛解の喜びの喜びを伝えられるお方になって下さい…
本当にお辛いことでしょう…私も妻も子も皆がアレルギー体質です。ご心痛お察し致します。
あなたのお悩みの原因はもう分かっているんですよね…「アトピー性皮膚炎とそれによる不眠症」ですよね。ならば、このアトピーの治療に向き合いましょう。
皮膚科には通っていらっしゃいますか? 薬はきちんと塗布あるいは服用していますか? まずは医師と話し合ってしっかりと治療法を定めることが第一だと思います。
またほとんど全ての病気に当てはまることですが、「ストレス」を抱えこまないことが大切です。その為には休養が第一なのですが、しっかりと睡眠が取れないのは辛いですよね。…全身に保湿剤を塗ってから床につくという治療を聞いたことがありますが出来ませんか?
『自分が辛いと自分のことばかり考えてしまうのも仕方のないこと』です…本当にそうです。僧侶だって疲れていたり、機嫌の悪いときには、ハスノハでもなかなか回答など出来ません…それは私だけでは無いと思います。
あなたの場合、辛い状況の原因がはっきりしています。しかもその治療は大変であっても快癒の可能性は充分残されています。
そこに賭けてみませんか…。
そして、アトピーが寛解されたら、どうぞ その道筋、方法を同じアトピーで苦しむ多くの方々に伝えて下さい。そのことで皆がきっと励まされ、勇気づけられることでしょう。
どうか「今の苦しみは自分だけにしかわからないもの」であっても、「その苦しみから解放された喜びを、多くのお方に味わってもらえるよう努めることはできる」のですから、しっかりと治療に向き合って下さい。
あなたほどでは無いかも知れませんが、私もアレルギーで苦しむ人間の一人です。寛解の喜びへの道、また方法を是非お聞きしたいです。
いずれにしても、眠れぬ夜も仏様はあなたに御一緒下さっていますよ…。