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戒名に関しまして

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おはようございます

ある宗派のお寺で
行事ごとに度々参加してましたところ
僧侶の方から
在家得度しないかと言われました
行者となり
行事をする側にこないかと言われました
戒名もしてやると言われました
私もそういう行事ごと大変関心があるのですが
できれば行者としてやりたいのですが

私は曹洞宗の檀信徒で
納骨堂も生前に
結構な金額を出して
既に買い
死んだら、
その曹洞宗のお寺で
戒名してもらうつもりです
しかし、その度々言っているお寺で
祈祷行事をしたいという気持ちが同じくらいあり
それをするには、そこのお寺で得度戒名しなくてはいけません

生きているうちは
祈祷行のお寺で得度戒名し
死んだら、曹洞宗のお寺で戒名を変更することなどできるのでしょうか?

また、戒名というのを二重に持つことはできるのでしょうか?

戒名という意味自体あまり分からないのですが
戒名しろ、簡単に言われるものなので
どうしたら良いのか分からなくてご相談をいたしました

よろしくお願いいたします


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

こんにちは。

 曹洞宗の檀家になっているが、よく参加するお寺さんから「在家得度」をして行者にならないか、と誘われたのですね。

 私は、どこかの檀家になっている人を自分の寺の檀家に招き入れようとする事はしません。どこのお寺も同じだと思います。檀家さんになったという事は、まだお戒名を授かっていないかもしれませんが、すでにそのお寺を通して仏弟子となり戒名を頂いている事に等しいと私は考えているからです。そのお寺の方は、あなたが曹洞宗の檀家であることを知らずに誘っているのかもしれません。曹洞宗のお寺の檀家であることを伝えましょう。
 一方で個人の信仰は憲法で保障されていて、家族の信仰と個人の信仰が違う事があります。あなたの信仰は自由ですので、あなたの信仰の戒名を授かった上で、改めて家族の信仰である曹洞宗の戒名を授かることも可能とも思います。その場合は、他のお寺で戒名をもらって良いのか、菩提のお寺さんに確認を取っておきましょう。

 最後に私の取り越し苦労かもしれないので、気を悪くせず聞いて欲しいですが、あなたを誘ったお寺さんが、カルト的な存在の可能性かもしれない、ということです。ネットでそのお寺さんの名前を検索し、信頼できる宗派宗旨なのかどうかを改めて確認してみてください。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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拝読させて頂きました。
お戒名は仏弟子として師僧から頂くものです。
ですからやはり一度菩提寺の御住職様にご相談なさることが望ましいと思います。今そのようにお誘いを受けていらっしゃることをしっかりとお話しなさってみてはいかがでしょうか?そして御住職様からも戒名を頂いてもいいと言われたらお戒名を頂いてもいいかと思います。
ちなみにお戒名と言われる中には沢山の意味が込められています、院号や道号と言われることもあります。その点も含めて御住職様からお話しをお伺いなさってみて下さいね。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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仏弟子として生きていくという誓い

無骨さん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

ある宗派のお寺の行事に参加して、そして、得度を誘われたのですね。
そして、無骨さんご自身も、そういった行事を行なう側となることに大変関心があって、できれば行者になりたい。

無骨さんは元々、曹洞宗の檀信徒で、納骨堂も既に買われていて、死んだらそのお寺で戒名をもらうおつもりだと。

しかし、その度々、行事に参加しているお寺で、祈祷に参加したいという気持ちも、無骨さんの中には同じくらいあって、参加するためには、そこのお寺で得度して、戒名をもらわなくてはならない。

そこで、生きているうちには今行事に参加しているお寺で得度して戒名をもらい、死んだら、曹洞宗のお寺で別の戒名をもらうことは可能でしょうか?また、そもそも戒名を二重に持つことはできるのか。

無骨さんのお尋ねをそのように聞かせていただきました。

私は、真宗の僧侶ですので、戒は持たないのですが、戒名と同じようなものに法名というものがあります。

法名をいただく、得度するということは、これからの人生を仏教徒として、お釈迦様の弟子として生きていきます。そうはっきりと名のることだと私自身は受けとめています。

戒名を変更できるかどうかとか、二重に持つことができるかどうかとか、仕組みのことは私自身はわかりません。

ただ、生きているうちは祈祷を大事にして、死んだら他の宗旨を大事にするって、私は、乱暴なことだなという印象を受けます。

無骨さんにとって大事なのは祈祷を通して仏教を生きていくのか、それとも曹洞宗を依り処として生きていくのか、どちらなのでしょうか?

そういったことも、もしかしたら、無骨さんご自身の中で迷っている部分や、曖昧な部分もあるのではないかという印象も受けます。

個人の宗旨と、家の宗旨など様々な問題もありますね。私は、無骨さんがご家族や、そのご縁のある祈祷を行っている寺、また無骨さんご自身が檀信徒となっておられる寺に、相談の上で、無骨さんが、ここで生きていきたいと思うお寺を選ばれるのが一番良いのかなと、私自身は感じます。

どうするのが良いのか、見つかると良いですね。参考になると良いなと思い筆を置きます。

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おきもち

真宗大谷派僧侶。共に悩める場所を求めてこちらに参りました。
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質問者からのお礼

此の度、私のご相談に
お答えしていただいた僧侶の方々
誠にありがとうございました
各僧侶の方々の宗派や
その方の個人のご意見
大変感謝致します
内容ご指摘を拝見いたしまして
そして私自身、もっと考えなければならないということも気づかされました
今回ご相談をしていただいた僧侶の方々
誠にありがとうございました

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ