49日の間
14日に伯母が亡くなりました。
4人姉妹の母の姉で今母の家に納骨までいます。その間伯母はどのようにすごしているのでしょうか?
伯母は認知症で介護5で 亡くなる一週間前から嚥下機能も下がり口にすることもできず静かに息をひきとりました。
現在母は父と二人暮らしで伯母は一緒にいれてよろこんでいるのでしょうか?というのは、父がここのところ、今までない症状の便秘と嘔吐があったり、夕飯を食べてないしスイカも食べたのに食べてないといいだしたようです。
普通に認知症が始まったのか、もしかしたら、伯母と何か関係があるのでしょうか?
戒名は10日後に 頂きました
宜しくお願いいたします。
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中陰・中有
さくさま
死後、人は、主には過去世・今世も含めた様々な業(カルマ)の因縁に従って、次の生へと向かうことになります。
その次の生へ向かうまでの期間が中陰と言われ、その期間が私たちの時間の概念の単位で、49日間が最長であると言われています。
この中陰の間は、非常に不安定な存在であり、特には業の力に流されてしまうところとなります。
ちなみに、この中陰・中有の間の意識は、私たちの普段生きている中でのこの粗い意識レベルとは異なり、輪廻を繋ぐ非常に微細な意識となります。
その微細な意識における業の状態を、より善い赴きへと向けて調えるために行うのが、供養(お通夜、お葬式、中陰の法要)ということになります。
特に大事となるのが、確かなる仏縁を紡ぐことで、仏の道を歩めることのできる世界、境涯に生じさせるというところとなります。
これが、お通夜、お葬式、中陰の法要で効果があれば、亡き人にとっては大いに善い赴きへと向かえる力となりますが、問題は、それだけではなく、やはり、亡くなられた方の生前の行い、過去世における業、功徳、仏縁等が大きな力を持つことになります。
亡くなられた方の生前の行い、過去世における業、功徳、仏縁等の力が、7割。
お通夜、お葬式、中陰の法要、回忌法要等の追善供養の力が、3割。
となるでしょうか。
もちろん、3割の中だけでも、仏縁を紡ぐこと、功徳を届けることによる効果は、その方のそれからの善き赴きへの力として大きなところとなりますから、全くの無駄であるというわけでもありません。
ご質問の答えとなりますが、微細な意識は、既に肉体、遺骨とは離れておりますから、遺骨がそばにあるかどうかは関係なく、中有・中陰の微細な意識が生前に善き縁の深い者のそばにあり、それを認識できていれば、喜ぶということもありえます。ただ、中有・中陰は、かなり不安定な状態であります。
お父様のことは関係ないでしょう。認知症の傾向が出てきているようであれば、早めに病院で診察なさって下さいませ。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
お礼が大変おそくなり申し訳ありません。
ありがとうございました