何処に向かえばいいのか
以前に何度か書き込ませて頂いた者です。
近況は相も変わらずですが、
今は、世界を誰かを変える事は出来ない、
自分を変えるしかないと思っています。
とにかく今この場所(会社)は嫌で、
違う何処に行きたいと思いますが、今まで人生で、どの年代も居場所なんてなかったので、何処に行っても同じだと強く思います。
また、自分には転職するほどのスキルはありません。スキルどころか対人能力は、マイナスです。 年齢的に無理があるのに、社会不適合者です。
でも何もしないよりは、やった方が良いと思い、何か勉強しようと思いますが、何をして良いのか分からず、
自分が何をしたいのか、どうなりたいのか考えました。
何もしたくないのです。
ただ楽になりたいのです。
奇跡的に、違う場所に行けたとして、
ただ場所が違うだけで、きっと苦しい事に変わりはなくて。
そもそも何かスキルを身につけるまでもたないです。
もう遅すぎるけど、此処から何処に行くために、何か始めないと、でも何処にも行きたくなくて、楽になりたくて、今すぐ救われたくて、だから世界が変わって欲しくて、毎日世界の終わりを望んでいます。
でも世界は終わりません。
だから自分を変えないと、でも目指す場所
などありません。
ただ今すぐ楽になりたいのです。
ただ楽になりたいのです。
完全に袋小路です。
人生の行き止まりです。
友達などいなくて良い、恋人などいなくて良い、誰にも認められなくても良い、
ただ楽になりたいのです。
目覚めたら誰もいなくなってれば良い、
世界でたった一人。
たった一人で生きて行く事は出来ませんが、それで良いのです。
それが望みです。
ですが、そんな事は起きないので、世界は終わらないので、自分を変えないと行けません。
でも目指す場所はないのです。
堂々巡りです。
生きることに、やりがいや意味など求めていません。
ただ楽になりたいのです。
そんな場所は、生き方はあるでしょうか?
其所に行く為に、何をすれば良いでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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心に履く靴
人生ぼっちさま
シャーンティデーヴァ大師は、その著書である「入菩薩行論」の中において下記のように述べられておられます。
入菩薩行論・第5章・13偈
ས་སྟེང་འདི་དག་ཀོས་གཡོགས་སུ། །དེ་སྙེད་ཀོ་བས་ག་ལ་ལང་། །ལྷམ་མཐིལ་ཙམ་གྱི་ཀོ་བས་ནི། །ས་སྟེང་ཐམས་ཅད་གཡོགས་དང་འདྲ། །
「この大地を皮で覆うとしたら、どうしてそのような皮が足りるだろうか。[しかし、]靴底のみに皮を貼れば、すべての大地が[皮で]覆われているのも同然だ。」
拙解説・・「この世の全てを自分の思い通りにすることなど、とてもできるものではないが、自分の心一つをしっかりと治めてあげることさえできれば、別にこの世の全てを自分の思い通りにできなくても、平穏無事に過ごせられるものとなる(この世の全てを自分の思い通りにできるのと同じ効果がある)のである。」
おっしゃるように、世界や誰かを変える事はできないけれども、自分の心を陶冶することで、世界の捉え方、誰かに対する捉え方を変えることはでき、そして、それにより何事においても適切に対応することができるようになるということであります。
もちろん、今はこの世が地獄の苦しみでも、それを捉える自分の心の状態次第によっては、この世を極楽に変えることだってできるのであります。
例えば、少し大雑把な比喩ですが、地獄でも、心を清らかに調えて、他を助ける行いをすればするほど、その因果により自分も助けられて、たとえそこが地獄であっても自分にとっては極楽に映えた世界になりえるのであります。
つまり、どの世界、どの立場であろうが、それを認識する自分の心の問題次第になってくるということです。
このことは唯識思想における過去世からの心(の阿頼耶識)に薫習された習気(薫りが染み付いたようにそのモノ・コトを捉える習性)が、モノ・コトを捉えているという複雑な構造について学ぶと、よく分かるようになります。
まさに今からでも、心を清らかにしていく仏の教えを実践して、心に靴を履かせてやれば、この世界を極楽に映えさせることももちろん可能となります。
仏教を学び修していって頂けましたら有り難くに存じます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます
本当にその通りです。
心の靴が欲しいのです。
自分が変わるとは、靴を履くことです。
もう遅いかも知れませんが、
その為に何かをしたいと思っています。
仏教に関して学ぶ(靴を履く)ために、
何かお勧めの書物等ありますでしょうか?
日頃気を付けることは、ありますでしょうか?
再度の質問恐縮ですが、
お教え頂けますと、幸いです。