お墓参りのあれこれにお願いします
嫁いだ娘が実の祖父母のお墓参りするのはよろしくない、と聞いたことがあったので不安になったのでよろしくお願いいたします。
結婚する前まではお墓参りはあまりしたことなかったのですが、結婚して数年、ここ最近自分の父方の祖父母のお墓参りに行きたくなりました。
お線香とお水交換だけですが、行ってきました。
嫁ぎ先のお墓参りをするのはもちろんのことですが、実の祖父母のお墓参りもして良いですか?
私自身は安心する場所だし、ほっとした気持ちになりました。
あと、ちょっと気になったことなのですが、
この前、お線香は持っていったのに火を持っていくのを忘れてしまったので、手を合わせるだけになってしまったのですが、失礼にあたりますか??
家からお墓は近く、行きたいなぁと思ったときにふらっと行ってるので、お花も用意できずで行ってるのでそれも失礼ですか…?
分かりにくい説明ですみません。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こんにちは。
「嫁いだ娘が実の祖父母のお墓参りするのはよろしくない」というのは初めて聞きましたので、ネットで少し見てみましたが、「実家の方できちんと管理しているお墓を、嫁いだ者が出しゃばって管理するものではない」という意味合いで言われるようです。お花などを実家のご家族がきちんとしているのに、そのお花を外して自分の持ってきた花をお供えする事に対し、気分を悪くする人がいるかもしれないから、という理由のようです。
仏教的に言えばどなたでもお墓をお参りすればいいですよ、という答えになりますが、お供えの花をどうするかなど実家のご家族への配慮は必要かもしれません。
お線香についてはもし持ち合わせがなければそのまま手を合わせるだけでも良いですよ。火やお線香を忘れたら、貸してくださるお寺さんもあります。もし忘れてしまったらお寺に声をかけてみましょう。
ご先祖様のお墓にお参りに行くのに、何の遠慮も要りません。
それもまた学びとなすことで良い供え、良い供養となる。
供養は「人+共+養の精神」で。
人がお互い、共に養い合って高まり合う気持ちでお勤めしましょう。
生きている人も亡き人も互いの関わり合いによってより良い心へと導きあう宗教行事ですから、供養で凹んではいけません。(*´▽`*)
よって、こんな話をお土産に一つ。
お香は供養の中でも最高のもの。
仏さまは「香をもって食となす」といわれるように最高のお供えです。
なぜお香が尊いのかは諸説ありますが、その精神の一つは香りや煙が「諸行無常の無言の説法」だからです。
煙は煙をけむりという間にその姿を転じてとどまりなし。
香の香りをこの身がきけば、おのずから妙香妙心へと転ぜられ、上手に聞く人(仏)は自他をして法悦に導く。
無常という仏教の説示・説法は単にモノの移り変わりではなく本来一切を救済するはたらきです。
私たちの身心は願わずとも頼まずとも刹那刹那にそのことを了じて、一切の苦楽からも解脱している相あり。
そういう法の理をお香によって学ばれ、ここで会得なされればそれも良い供養です。
最上の供養はその供養によって人がこの上なく安楽で聡明なるこころへ導かれることだからです。作法の是非でケンカになったり凹んだら供養の目指す心ではありません。
よって、あなたもお香の功徳によって過去の苦しみや悲しみから離れていることに心を巡らせればそれも香の功徳。その救われた安らかな心で世の人に接すれば多くの人の安らぎが継続するよき功徳になるでしょう。
🌊
水は一切をきよめ、潤いを与えてくれる最高の恵み。法雨。
供養の水は万物を生成・浄化・成長させるはたらきの象徴でもあります。
水の様相もまた無常・無我の説法。
水はある時は湯となり氷となり、霧、滝、海、雲と無限に変化する。
その無私無我なる働きは私たちの心も無我=自由な心へと導いてくれる最上の功徳であり浄化の供養です。水の功徳や水のその良い働きを心で念じて、生かすことで一切のものの来たりが法雨となる。一切を水に流せる大きな功徳となりましょう。
華もその香りや華やかさによって人は安らぎに導かれる功徳あり。
いくつになってももらってうれしいものですね。
悲しい心も悪しき心も良い心、明るい心へと転じてくれるやさしい導きの功徳があります。蓮華、法華によって悟りを開く人あり。
お供えはそこに仏教的精神を込めることでさらに良い供養となるでしょう。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
よかったです、安心しました!
今まで通りお墓参り行こうと思います。
ありがとうございました。
和田隆恩さま
ありがとうございます。
嫁ぎ先も自分の祖父母のお墓も近いので、気軽にお参りに行ってきます。
ありがとうございました!
丹下覚元さま
お礼が遅くなりすみません。
為になるお話ありがとうございます。
何回も読み返してなるほどー!となっています。
ありがとうございました。