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親戚がお寺から貰った果物について

回答数回答 3
有り難し有り難し 30

先程タイトルと同じく頂き物のスイカを食べたのですが、とても立派なスイカでした。
 
親戚は良い物はあげない主義なために何かあるのでは?と不安になっています。
 
お寺から貰った果物っぽいのですが、普通に喜んで、一切れ食べてしまいました。
 
お寺のイメージが悪いものを供養したりする所って感覚です。なんだかとても怖いです。
 
悪いものが果物に憑いて体内へ...なんてことは有り得ませんよね?
 
心がやわなので、もしそんなことがあったらすぐに乗っ取られそうで怖くて堪りません。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それは考えすぎです

私は料理好きです。今日も自作の酢の物ともお漬物ともつかない料理を檀家さん数人に差し上げました。よろこんでくださる方も多いです(お世辞かもしれません)。

子ども食堂もやっていまして、今は料理に長けた方が作ってくださっていますが、以前は毎回なにか作って子供たちと一緒に食べました。もちろんお寺の本堂で、です。

材料は、お金を出して買うことも多いですが、同じくらいいただきもので作ります。いろんないただきものを料理し、いろんな家庭から集まった子供やお母さんたちといっしょに食べます。最近はコロナの影響でお持ち帰りや宅配が主になり一緒に食べることは減りましたが……。

お寺からもらった食べ物は気色悪いものというより、「天下の周りもの」というのが正解です。天下の周りものですから、呪いかかっていないし、悪い霊もついていません。安心してください。

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私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な者ではありません。むしろその逆で、しょっちゅう周りの方々にお尋ねして、教えてもらって生きています。質問について考え、答えようと悩むことで私自身が学び、僧侶として少しでも成長していけたら、と思っています。 youtube法話を始めました。私の名前ですぐ見つけていただきます。
本堂までWi-Fiの電波が届かないので、お内仏(家のお仏壇)のお部屋でお話します。

問題ないでしょう

お寺はそうした拘り、憑きからの解放をする場所です。あなたのように不安になったり問題を感じた人が救われる幸せな場所です。

有り難くいただくことで、御利益があるかもしれませんよ。

お寺でお菓子などを渡すと皆さん喜んでいただけてますよ。

心配なしです。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

有り難い食べ物だね。

こんばんは。亀山純史と申します。

私は兼業をしていますので、お仏壇に上がったお供物を、おすそ分けとして副業の職場に持って行くことがあります。職場の皆さんは、「有り難い食べ物だね。」と言って、喜んで頂いてくれます。なぜ有り難いのか。それは、仏様に差し上げた食べ物だからです。仏様という尊い存在、神聖なる存在に差し上げたものを頂くわけですから、それが「有り難いもの」になるのは当然です。

ところで、食べ物を食することに関して言えば、私の宗派(浄土真宗本願寺派)には、「食前のことば」「食後のことば」というのがあります。

〔食前のことば〕
(合掌)
 多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。
 深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。

〔食後のことば〕
(合掌)
 尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。
 おかげで、ごちそうさまでした。

勿論、大切なのは、言葉そのものではなく、食に対する感謝の気持ちです。たとえ、唱えなくても、感謝の気持ちで食せば、その食は身体の栄養になるばかりでなく、心の栄養にもなることでしょう。

以上が私からの回答です。食べ物は美味しく頂きましょうね。

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おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

質問者からのお礼

そうだったんですね…!
 
お寺に触れる機会が怖がらせるものばかりだったので、馬鹿馬鹿しい程不安でしたが…。
不安になることは微塵もなかったんですね……。
 
なんだか、お寺の仏様はじめ色んな方に申し訳ない想いです。
教えてくださったお坊さま、ありがとうございます。
無知を恥じると共に安心できました。

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