推しが人気になることを受け入れられない
いつもありがとうございます。
わたしは自分の推しが有名になったり、人気になることが受け入れられないです。
本来ならば喜ばしいことのはずなのに。
モヤモヤする気持ち、嫉妬心、執着心、独占欲、周りの友達が自分と同じように好きになるのが嫌で苦しくてツライです。
女特有の黒い感情が渦巻いています
自分だけの特別な存在と勘違いしてるのもあると思います。
昔から本当にこれは悩んできました。模擬恋愛している訳でも無いし相手が自分の存在を知っている訳でもなくパラソーシャル関係なのに、
本当に私は醜い野郎です。
改善したくて新しく趣味を始めたり違う推しを見つけても何故か変わりません。
周りの友達はマウントがすごいので分かり合える、なんてもってのほか
もういい加減長年悩むことにも疲れてきました。
真剣に向き合いますので、対処法や私が今からするべき考え方などを教えて頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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求不得苦(ぐふとっく)という苦しみ
四苦八苦という言葉を聞いたことがありますか?一般には、たいへんな苦しみ、非常に苦労するという意味で用いられます。用例として、「借金の返済に四苦八苦する」が代表的なものです。
でも、四苦八苦は仏教語であり、仏教の大事な教えでもあるのです。生老病死の四つを四苦と言います。この四苦に、愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとっく)・五蘊盛苦(ごうんじょうく)の四つを追加して八苦となります。
求不得苦(ぐふとっく)とは、求めるものを得ることが出来ない苦しみのことです。人気歌手が自分だけの「推し」であり続けて欲しい、という願望をお持ちですね。その願望には無理があります。その願望が「求不得苦(ぐふとっく)」の原因です。
20年ぐらい前、テレビのバラエテイー番組のオークション企画で「視聴者が推しの歌手のワンマンライブ独占権を買う」という企画がありました。権利を落札し自分だけが観客であるというライブを楽しんでいました。しかし、一回だけだからいいんです。一回きりなら、自分と人気歌手だけのライブは感動的だと思います。
ご自分の場合で考えてみましょう、ライブハウスに行くたびに、客はM.さん一人、ステージは推しの歌手一人だったらどうでしょう。盛り上がらないでしょうね。M.さんだけがライブの客であり、唯一のファンとして「推し」を支えていくなんて、ラノベかコミックなら有り得るかもしれません。現実では、続かないでしょう。
まずは、みんなの幸せを願う気持ちを持ちましょう。みんなの幸せがなりたってこそ「推し」のライフを楽しみ続けることが出来るのです。
ファンが増えてこそ、ライブの観客が増えていく。CDやダウンロードが増えていく。多くのファンが居てこそ、「推し」は長く音楽活動が出来るのです。ファン同士のマウンテイングなんて、「推し」から見れば迷惑行為ですよ。「推し」の足を引っ張る邪魔者ですよね。「推し」が長く音楽続けられれば、長くライブも聴けるし新曲も聴けるのです。「推し」の歌手の幸せ、ファン全体の幸せが成り立ってこそ、M.さんの幸せも成り立つのです。
「自分だけのもの」「自分さえ良ければ」と思っている限り、求不得苦(ぐふとっく)で苦しみ続けるでしょう。
質問者からのお礼
ありがとうございました。