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頑張りすぎる母が心配

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有り難し有り難し 4

母が祖父母の介護を一人でしています。
頑張りすぎる母にどう接したらいいかアドバイスを頂けたらと思っています。

今の状況ですが、祖母98歳は、認知症が進んだため介護施設に入っており、祖父98歳は自宅にいます。母は、祖母をホームに入れたことを後悔しており、祖父のことは自分の命に代えてでも、最期まで自分で世話をすると心に決めているようです。母は完璧主義な性格で、精神的にも肉体的にも自分が疲れ切っていることを自覚しているにも関わらず、祖父母の面倒を見ています。祖父の介護については、夜中のトイレに付き添ったり、機能が低下しないように、毎日体操や散歩に付き合ったり、食事にも力を入れたりするなど、ほぼ24時間面倒見ているといっても過言ではないくらいです。母にとって、祖父母はとても大きな存在で、歳をとっていくこと、老いていくことを頭では分かっていても、実際は受け入れられないようです。この点についても母は、自分自身で自覚しています。母は九州、私は北海道に住んでおり、自分の家庭も仕事もあるため、手伝いに行ける機会があまりなく、どうしたら母が楽になるか、あまりにも完璧主義な母にかける言葉を模索しても答えが見つかりません。ぼろぼろになりながらも頑張る母がいるのに、何もできない自分に腹が立ちます。逆に母は私を励ましさえします。母がストレスや過労で倒れないか、突然脳梗塞や心筋梗塞とか病気にならないか心配でなりません。私に何が出来るか、母が祖父母の老いを受け入れるためには何が出来るかアドバイス頂けないでしょうか。
なお、祖父は週3でデイサービスに行くなど、今使えるサービスは利用しています。ケアマネさんなどもついていますが、身内でないと本当に祖父母のことを思った徹底した介護は出来ないと思っているようです。また、母は離婚しており、説得しましたが、父は手伝う気がないようです。近くに親戚がいますが、各々の家庭で介護をしており、頼れそうな人はいません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

できる範囲でコミュニケーションを取りながら

拝読させて頂きました。
そうですね、とても心配ですね。あなたのお気持ちもとてもよくわかります。あなたが離れて生活なさっておられるから余計にご心配にはなるでしょうね。あなたのお気持ち心よりお察しします。
できれば可能な範囲でお母様のお気持ちや状態を電話でお話なさりながら受けとめてあげて下さい。お母様のご両親への思いは大変なものがあるでしょうからなかなか弱音は吐かないのかもしれません、とはいえお母様も限界はあるでしょう。
できれば大変なお気持ちを可能な範囲でお聞きなさってみて、その上でお母様からご相談あれば無理ない範囲でお答えなさってみてはいかがでしょう。

アドバイスもああした方がいいこうしなきゃダメということではなく、こうした方がいいかもしれないしこういう方法もあるのではないかしらという感じでお話なさってみたり、様々関わってくださるケアマネージャーさんやケースワーカーさんや介護施設の職員の方々や医師の先生からもよりベターなアドバイスを受けるように、可能な範囲で様々あるサポートやサービスを受けてもらうようにそれとなくお話なさってみてもいいかと思います。

お母様にはお母様の思いがあるでしょう、そしてお世話すること自体がお母様の生き甲斐でもあるでしょうからその志や行いは充分尊重して尊敬することもとても大事ですからね。

またできればお母様もしっかりと定期的に健康診断を受けてご自分の健康チェックもなさったり、持病がある場合にはマメに診察を受けて状態を確認することも大事だと思います。
そしてお母様の食事や睡眠時間も適正に取って体調管理をなさって頂くことも必要ですよね。お母様が体調を崩したり、メンタルで参ってしまっては元も子もありませんからね。

またあなた自身もどうかご体調お気をつけなさって頂き、気軽にお母様とコミュニケーションを取って下さいね。
このコロナ禍ですから人と人との関係も分断されがちですから普段以上のお話なさってお互いを思いやることも大切かと思います。

お母様がこれからも気持ちよくご両親様をお世話なさりかけがえのない大切な時間を過ごされ、あなたとも心で分かち合いながら皆さんがなお一層ご縁を深めていかれ心から豊かな幸せな毎日を生き抜いていかれます様切に祈っています。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。老いを受け入れることはとても難しいことだと思いますが、母に寄り添って、離れていてもサポートしていきたいと思います。

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