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コロナのご時世のご供養

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

先日、母が他界しました。緊急事態宣言化ということもあって葬儀は小さく家族のみでおこないました。菩提寺のお坊様もやや遠方で駆けつけていただく訳にもいかず、法要を簡略化してしまいました。
コロナがある程度落ち着いたら、私と妹家族とで納骨、そして法要に伺いたいと考えていますが、なかなかも良くないということで、機会が見つけられておりません。
ご遺骨には私の家に来てもらいました。とはいえ一人暮らしの狭い家ですので仏壇などもなく、実家にもそういった物がありませんでしたので小さな棚を用意して祀っております。

悩み事というのは、このように母のことを扱うことやご法要を先延ばしにしてしまうことへの罪悪感です。多少は無理をしてでもお寺様に行ってご供養していただいたほうがいいのでは、納骨していただいたほうがいいのでは、という思いがあるのですが、さりとてそうしてコロナになったり、親族には小さい子供もおりますので、そういうところに感染させたりという可能性を考えると、なかなかに悩み深く思っております。

リスクを減らして私一人だけでもご供養していただくために移動するべきか、リスクのことよりもご供養していただくことを優先するべきか、こういったときお坊様の皆様はどのように考えたほうがいい、というような指針はございますでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

できるだけ供養しましょう

感染対策をしっかりした上で、供養をした方があなた自身も救われると思います。
参列できる人はごく身近な人だけになるかも知れませんが、今の時代スマホがあれば、オンラインで参列することもできるでしょうし、お寺に行って供養していただくのがよいと思います。

納骨も大体49日法要の前後で行うことが多いですので、タイミングをみて、納骨されると良いと思います。

気になるということは、やったほうが良いということです。やればスッキリしますから。

7
有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

邦元様
ご回答ありがとうございます。
ご供養をしていただき区切りをつけるということが大事だと納得いたしました。
私としても気持ちを切り替えられそうです。
私を含めても片手で数えられる人数での御法要となる見込みですが、これも状況だと諦めて菩提寺と調整をいたしました。

お導き、ありがとうございます。

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