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いつまでも門限に縛られています

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

私は現在、父と母と3人暮らしの社会人です。歳の離れた兄が2人いますが、どちらも家庭を持ったり離れた場所で就職していたりで実家にはいません。

父は私が大学2年生だった4年前に脳梗塞を起こし、仕事復帰は不可能。更に脳に後遺症も残ったため一部認知症のような症状を持っています。借金も抱えています。なので背景としては母には父と2人というストレスも普段から大きくあると思います。

私と母で衝突が起こるのは私が友達と外出した時です。普段は温厚で過保護なくらいの優しい母ですが、昔から私に家にいて欲しいという気持ちが強いです。大学も就職も家から通える範囲という暗黙のルールがあり、現在相手がいるわけではありませんが結婚も地元でしなさいと言われています。
それくらい私を側に置いておきたい人です。

今回相談させていただきたいのは帰宅時間の縛りがとても厳しいことです。今日も職場の先輩と遊びに行くため9時頃に家を出ました。夕飯を買ってきて欲しいと頼まれ、買っていくと返事をしました。普段の夕飯は18時ですが、気兼ねなく遊びたかったのもあり、私はとてもその時間に間に合うように帰ることは不可能でした。
テイクアウトしたお弁当を持って20時に家に着いたのですが、食事の時間は何時だと思っているんだと怒鳴られ、結婚してもこうやって喧嘩するぞと嫌味も言われ、買ってきたお弁当は無視して放置されていました。

私はいつまで親に帰宅時間を縛られなければいけないのかと毎回思います。今回は食事の時間が遅くなった点で私に非もあると思いますが、どうしても周りの友達や兄2人と比べてしまいます。
何も気にせず自分の好きなように時間を使える人たちが羨ましいです。家に閉じ込められていれば母は満足なのかと投げやりな考えも何度もします。

毎回私から翌朝普通に挨拶をして仲直りするケースです。長引かせるのが嫌なので。
こんな家庭どうかと思いますし、こんな家庭の娘を選んで結婚してくれる人なんて居ないのではないかと将来への不安も大きくなりました。

拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

衝突してでも親の価値観乗り越える時。親元離れる選択肢も持って

家に娘を置いておきたいという両親の思いが強い。帰宅の門限を過ぎると今だに怒鳴られる事で悩んでいるのですね。苦しいですね。大切な問題だと思います。僧侶の回答は千字の限界がある為今回は感じた事だけお伝えさせて頂きます。

娘を大事にしたい気持ちは分ります。しかし、それには程度というものがあると思います。就職後もどう生活するか、結婚をどうするかを決めてしまう、門限が社会人として非常に早い8時でも遅れると怒鳴る。これは大事にするという事を通り越し明らかに行き過ぎていると思うのです。ご両親は貴方をコントロールしたい、思い通りにしたいという心が行き過ぎていて、良かれと思ってやっている事が、貴方の生き方や自主性を阻害する所にまで来ていると感じます。門限が8時では貴方が様々な経験をしたり、学んだりする機会を損失してしまいます。それは娘の事を思っていると言いながら、何かを奪っています。無自覚な事が問題なのでしょう
貴方とご両親は別人格。己の心・思いを大事にして下さい。貴方も何だか今のあり方がおかしい、今のあり方を変えたいと考えているから相談されたと思うのです。貴方にもご両親にも言いたいのですが本当に相手を大事にするって、相手の思う通りにしている事なのだろうか?相手を自分の思い通りにする事なのだろうか?違うと思うんです。時に自分と違う意見や生き方を相手がしても、衝突しても、それを尊重し、認める事だと思うんです。だから貴方も親を乗り越えなければならないし、ご両親も成長しなければならない時に来ていると感じます(「結婚しても喧嘩するぞ」そんな事はありません。父様の勝手な考え、もっと言えば願望です)

暗黙のルールと言いますが、それは「決められたものではありません」。変えるのです。大人に成るって言う事は本当はその家庭の価値観を乗り越えたり、壊したりする事なんですよね。怖いと思ってもしなければならないと思う

ご両親にこの部分は譲れないという事を考えて伝えるべきだと思う。ご両親の敷いたルールを乗り越えていかなければ…。一気には無理でも少しずつ、ここは譲れないというのを伝えて行くと良いと思います。例えば門限22時?とかから…それでもご両親が譲歩しなければあなたは出ていく事も考えた方が良いと思うのです。貴方の人生なのだから
【貴方にお勧めの本】おやときどきこども、親子の手帖(鳥羽)、家族卒業(速水)

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浄土真宗本願寺派の僧侶です。 産業カウンセラーの資格を持っています。...
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質問者からのお礼

一年以上空いてしまってからのお返事で申し訳ありません。ここ半年でやっと少し門限は緩んできました。そもそも門限も何も、私が帰るか帰らないか、私の決断なんだ、と実感しましたが、やはり連日遅くなってしまいそうになると罪悪感を感じる自分にとても嫌気がさします。もう年齢も年齢なので徐々に子離れしてもらいたいですがまた次のストレスが降りかかっているところです。またご縁があればご回答いただけると幸いです。
一年前にこの回答をいただいた時は気持ちが軽くなりました。ありがとうございました。

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