他の人が頼られていることに嫉妬しています
私は大学生なのですが、これまでサークル・バイト・授業のグループ活動等でチームで行動するという経験をしてきました。
毎回自分から積極的に発言したり仕事をしているつもりなのですが、人付き合いに疲れて次第にグループから孤立しがちになってしまいます。
その一方で、他の人が頼られ、チームの中で信頼されているのを見ると嫉妬してしまいます。
結局、頼られている他人への嫉妬→自分も頑張ってみる→疲れてしまう→信頼されなくなる→頼られている他人への嫉妬 というループを繰り返してしまいます。
自分は仕事で他人に頼られたい・役にたっている実感が欲しいと思っている半面、あまり面倒なことをしたくない・人と密接に関わることが苦手という気持ちがあるようです。
そして、それら全てが満たされることはないことは十分に理解していますが、他人への嫉妬や羨望に苦しんでいます。
どうすれば最低でもチーム内で孤立しないようにできるでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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見つけよう、輝く自分
とき丸さま、こんにちは。
まず、嫉妬の対象である彼と、必ずしも同じ土俵で勝負しないでください。彼には彼の個性や持ち味があり、あなたにはあなたの個性や持ち味があるからです。
それらの個性や才能を発現させるために、楽しく続けられること、できれば他の人から「努力」と呼んでもらえるようなことを見つけて、取り組んでください。面倒なことをしたくない、というのは、言い換えれば、その取り組みが好きではない、ということだと思います。好きなことであれば、案外他の人が面倒に思うことも、できたりするものですから。
と、このように1つの道を極めていくと、あなたを頼りたいという人が、いつか現れます。このとき、あなたは、嫉妬の対象である彼とはまた別の形で、人々の信頼を得ていくことができると思います。何を「頼りになる」と呼ぶのかの物差しというものが、集団によって違うんですよね。ある組織で頼りにならない人も、別の組織に行けば頼りにされるということもありますし、その逆もあります。
逆に、頼られたい、役に立ちたいだけだと、時として利用されてしまったり、何のために人に尽くしているのか分からなくなったりして、燃え尽き症候群のようなことや、見返りが少ないことへの不満などに苛まれることもあります。案外、人望の厚い人でも、そういう悩みを密かに抱えている人もいます。「好きだから、楽しいからやる」というのができれば、このような問題も起こりませんし、助けられる人も、助けられたということを負担に感じることも少ないでしょう。
まだまだお若いのですから、いろんなことにチャレンジして、輝く自分を見つけて行ってください。