何かやりたくても逃げてしまう
色んな事をしなくてはいけないのに、いつもやめてしまいます。日常の最低限の事ですらできないです。
最近では、楽しみながらもっとやりたいと思えた事も、ほんの小さな事で面倒臭くなりやめてしまいます。
何かをしようとするといつも逃げたほうがいいような気がしてしまいます。
そして、同時に複雑な気分になります。
「怖い・悲しい・悔しい・寂しい・相手が信じられない・自分が嫌い・相手を恨みたい・逃げたい」などの感情が混ざっていて、よくわからない上に嫌な気分です。
その場であった事とは関係なく、何かをしようとする度に沸いてきます。
それから、反抗心も強いです。
これは、私に対して「こうしなさい」と思っているであろう周りに対する反抗心です。子供の頃からずっと消えません。
そしてやっぱり、実際にそう思われているかどうかは関係なく感情が沸いてきます。
私は、物心ついたときから、成長できない自分や悪い自分を好きになろうと、プライドを高くし自己嫌悪に酔って生きてきました。
自分と違うことを言う相手には、自分の気持ちを主張したくて反抗します。
しかし同時に、周りに誉めてほしい、称賛されたいという願望も強いのです。周りに認められるために色んなことが出来るようにもなりたいので、何もできないのは余計辛いです。
でもいつも逃げてしまうので、できない・成長しない自分を認めてほしくなり、主張します。メンヘラで、自己中です。
そんな自分が嫌いで変えたいのですが、変えていこうとするとまた複雑な気分になって泣きたくなります。
そして逃げたあと自己嫌悪→自己陶酔のループに陥っています。
こんな状態からずっと抜け出せません。どうしたら抜け出せるでしょうか。
認められたい願望が原因なのでしょうか。だとしたら、どうすれば自分を慰めて願望を捨てられるのでしょうか。
せっかく数年かけてここまで自覚できたので、どうにか自分を変えたいと思っています。自分を変えたい時に実行でき、また常に変わりたい、成長したいと思える人間になりたいです。
甘ったれた人間ですが、何かを考えることすらできなくなる前に、逃げずに進んでいく方法を、その為の考え方をどうか教えてください。
下手な文章を長々とごめんなさい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
渦中から一歩引いて
こんばんは。問いの文章を拝見して、「なるほどかなり真摯にご自身と向きあっているな」と感じました。きっと長いこと、ご自身の心の動きや行動を観察してきたのでしょう。これはなかなかできない事ですよ。
さて、「渦中」とは渦のなか。何だか分からない力に押し流されて、ぐるぐる廻るばかりで景色も見えない、見通しもない、いつ終わるとも分からない。そんな状況から、まずは「ははぁ、こういう仕組みになってグルグルしているのか」というのが見えたのだろうと思います。
では、それを作文のように言葉で示すのではなく、図にしてみることをお勧めします。文章だと最初から最後まで一本道に見えるのですが、図であれば分岐点を考えやすくなるからです。
あなたについて、何となく感じるのは「達成する事自体を拒否している」ということです。実はそれによって、周りの関心を得る(歓心ではありませんよ)可能性があるのです。「がんばれ!」って言ってもらえる。「だって…」と立ち止まることで、誰かに関わって欲しいと思っているのかも知れません。
などと言われて、アナタの幼少時の記憶で、何か心当たりはありませんか?特に親御さんとの関係の中で。嫌な記憶の中に、今のあなたの行動パターンの原点があるかも知れません。その「原点」を探ることができれば、また一歩、あなたの「自分理解」が進むと思います。
先走って言ってしまえば、恐らくあなたは幼い自分を守る為に、今の行動パターンの原点を身に付けたのです。「あの頃は、そうして自分を守るより仕方なかったんだよね、よく頑張ったよね」と自分に言ってあげることができれば、「それ以外」の選択=変化とか成長とか=が開けてくるのではないかと思います。
質問者からのお礼
とても丁寧な回答をありがとうございます。
まず始めに、 「立ち止まることで、誰かに関わって欲しい」という言葉…まさにその通りです。
おそらくそれとも関係があるのですが、今回、佐藤様の私を肯定する言葉を読んで、今までの観察に意味があったのだとやっと実感できました。考えてよかったと思え、とても安心できました。
自分でもモヤモヤしていた考えを理解していただき、さらにそれをはっきりと分かりやすい言葉で説明されていたので、とても驚き、そして嬉しかったです。
おかげで、もう一度じっくり考えてみようと思えています。
これから、私のペースでゆっくりと、図を使いながら「原点」を思い出してみます。
私のしてきたことを理解してくださり本当にありがとうございました。今度は自分で自分に「頑張ったね」と言ってあげたいと思います。