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子どもを産み育てたいという欲が尽きない

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父親の違う2人の子どもを育てているひとり親です。
10代の頃から子どもを産み育てたいという思いが人一倍強く、他人の妊娠出産を聞くと妬ましい気持ちが強くわき上がってしまいます。

ですが、自身の父母が不仲であったことや、最初の結婚で『信頼することができない』と思う出来事があったこと、その思いを乗り越えて再度お付き合いした相手とは生理的な問題でやむを得ずお別れしており、結婚し家庭をもつという点についてまったく心が動かなくなってしまいました。

子どもたちはとてもかわいく、父親が違うということもまったく気にならず、毎日笑顔で楽しく過ごしています。今後、子どもたちにルーツを話さなくてはならない日がくることも覚悟していて、嘘だけはつかないようにしようと準備しています。

経済的にも大手企業の正社員として勤めていて、FPとの面談もおこない今後も私ひとりの収入で問題なく生活できそうです。

外で稼ぐことも家事をすることもひとりでできてしまい、そこに他人の干渉を求めていない私ですが、どうしても妊娠出産への欲が止みません。
最初の離婚を躊躇したのも次の子どもがほしい思いからでした。
2人目を出産した直後から「3人目を産み育てたい」と渇望している自分がいます。

『子どもを作ることだけなら協力できる』と言ってくれる人がいて、その人に甘えたい気持ちもありますが、本当にそれでいいのか、これから先、自分も子どもたちも含めて大切にしてくれる相手と出会えるのではないか?と悩みます。
もうそんな出会いはないのであれば、妊娠出産という年齢的なリミットをこえないうちに子どもだけでも授かり、残りの人生すべてを子どもたちに捧げて愛したい…とも思います。

尽きることないこの欲とどう向き合っていくべきでしょうか。

世間一般的な結婚という順序を経なければ、生まれてくる子どもは"不幸"なのでしょうか。私は父母そろった家に生まれ経済的にも不自由なく育ちましたが、それが"幸せ"だったかと問われると即答することができません…。

支離滅裂になってしまい、申し訳ありません。
心との向き合い方を、ご助言いただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

欲だけに執着せず、手放せる安心もまた喜びになっていけばいいね

そんな生き方があってもいいんじゃないかしら。ひとり親のお子さんであっても、愛情をいっぱい受けて幸せを実感なさるでしょう。整った環境も大事でしょうが、本人がどう感じるのかなんて、生きてみなきゃわかりませんから。いろんな経験や良き出会いを重ねて、成長してほしいものですね。
あなたの子を想う願いも、きっとお子さんに届きますよ。

あなたは、ちゃんと生活や お子さんの未来まで考えておられるのですから。機会があれば、いのちを育てていただきたいわ。

欲は、誰しもが抱くものであり、それが生きるエネルギーにもなる。あなたもその欲(お子さんたち)に、支えられて充実して過ごされています。
ただ、永遠ではない。いつか得られなくなるときもやってくるし、手放していかなきゃならないこともある。子どもたちも、成長し自立していくと、親元を離れる日がくるでしょう。状況が変わっても、瞬間 瞬間を大切に生きてこられたなら、きっとその先の大きな心の支えになりますよ。
「幸せ」の形も変化していくものです。
欲だけに執着せず、手放せる安心もまた喜びになっていけばいいですね。そうやって、他人の妊娠を羨むよりも、自分の周りにある縁を大切にね。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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質問者からのお礼

お忙しいなか、お返事ありがとうございます。そんな生き方もあっていい、との言葉に救われました。

私がどう生きようと手助けをしてくれるわけでもない周りから、ただただ非難されたこともあり、私の生き方そのものが間違っているのかと悲しい気持ちになっていました。

私のなかにある欲を抑え込むのではなく、それをエネルギーにして生きていくこと、けれど欲だけに執着しないこと…。
ここ10年は妊娠出産のことばかり考えて振り回されてきたと思っていましたが、私の原動力になっていたことは事実です。
あと10年経てば、年齢的にも"諦める"ということができるといいなと思っています。
いまいる子どもたちが自立できるようしっかり育てていきます。
ありがとうございました。

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