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過去への後悔や不安が拭えません

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私は性格的に色んなことを心配しすぎる所があります。
普通の人なら気にしないようなことでも異常に気になり、確認行為を繰り返してしまいます。
特にもしかしたらあの時誰かを傷つけてしまったかもしれないという加害恐怖を強く感じます。

例えば、小学生のころ私の不注意で自分よりも小さい男の子とぶつかってしまったことがありました。覚えている限りではその場では何ともなく終わりましたが、次の休み時間にあの子大丈夫だったかな…と探すくらいには激しくぶつかってしまったのだと思います。
その後、もしかしたら何か頭などに怪我をしてしまっているかもしれないと何年も経った今急に思い出して、私のせいで大変なことになってしまっていたらどうしよう…と不安になっています。

また、親しい友達に1番言ってはいけないことを言ってしまったことがあります。言った直後に謝ることができず、何年後かにふと思い出して、どうして言ってしまったのかと思い出しては強い罪悪感を感じています。
今でもその子はとても仲良くしてくれていますが、今更謝るのは自己満足でしかないかな…と何も言えていません。

このこと以外にも、ここ1年ほど過去の過ちを繰り返し思い出しては自己嫌悪に陥っています。
思ってもいない酷いことを心の中で考えてしまい自分が嫌になることもよくあります。

考えても仕方がないことだと分かってはいるのですが、知らないうちに誰かに怪我をさせてしまっているかもしれない、傷つけているかもしれない私が、このまま楽しく生きていていいのか、幸せを感じてもいいのか、ふとした瞬間に考えて辛くなります。

これから将来に希望をもって歩んでいくために、どのような心持ちで生きていけばいいでしょうか?

2021年12月16日 22:08

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

こだわらないことに、こだわる

拝読させていただきました。

人はひとりでは生きていけず、多くのご縁により自分の人生が成り立っていきます。

その生きていく中で このさん の
「目配り・気配り」はとても大切であり、素敵なことであります。
しかし字を見ていくと「配り」があり、これに「心」を足すと「心配」になりますよね。

これは仏教で説いていきますと
◇過ぎないことです。
1、かたより過ぎない
2、こだわり過ぎない
3、とらわれ過ぎない
になります。

毎朝、顔を洗うように私は一日のはじまりに読経をしますが、上記に述べました「今日も、かたよらない、こだわらない、とらわれない一日を過ごしていけますように。」と唱えています。御守りは持ち歩きません。この心に日々唱えることが御守りになるからなのです。

何事もほどほどが適度であり、心配し過ぎてしまうことで、不安というものを心に取り込んでしまうことになるからです。

仏教の開祖であるお釈迦さまは
「過去は捨て去られた。未来もまだやって来ない。今を生きよ。」と説きます。

「あの時こうしておけばよかった。あの人は大丈夫かな?わたしの発言で相手に傷つけていないかな?」と思う気持ちは誰もあるものです。そのときに思う感情は大切なのですが、大事なのは“とらえかた”なのです。
1、思い過ぎると不安定な心を自身に作り出し「後悔」に変化します。
2、思ったときに、次からは気をつけようと思うのが「失敗」に変化します。失敗の場合は復習し、次は言動に気をつけようと変化します。
後悔と捕らえると、後悔という心情に捕らえられたままになるのです。

過ぎないを何をするにも意識しながら行動を少し持つことで、習慣化されていき気づけば普通に考え過ぎない自分に変化を遂げています。

人生には無駄なことを無駄と思える人が多いものです。しかし、他人ではなく自身に無駄と思えたことは、そのときは嫌悪感などが心に抱え込んでしまう傾向はありますが、その無駄は生きる中で、ある場面に遭遇したときに、あのときの経験は無駄ではなく、自分に必要な無駄であり、今となっては無意味ではなかったんだと必ず思えます。
「冬があるから、夏は暖かいと感じます。」
「苦労をするから、楽を感じれる。」
「お腹が空いたから、食べたいと思う。」
「仕事をするから、休みが嬉しくなる。」
何ごともほどほどを意識していけば安心を得られます。

2021年12月17日 13:37
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質問者からのお礼

お忙しい中、お返事大変ありがとうございます。
罪悪感だけに囚われずにこれからのための経験にして、いろんなことを少し楽に考えて生きてみようと思います。
何事も“すぎない”ことを大切にずっと心に留めて頑張ります。

話を聞いてくださったことで、すごく心が軽くなりました。1度勇気を出して相談してみて本当に良かったと思います。
ありがとうございました。

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