畜産やペットショップの現状を知って…
お坊さんのみなさんは畜産の現状を知ってますか?食べられなくとも長生きできない体に作り上げられた鶏、フォアグラ用のガチョウの強制給餌、オスヒヨコのミキサー及び圧死処分、ペットショップの悪質ブリーダー、売れ残りの子犬の焼却処分…多くの動物があまりに悲惨な死をとげています…
私はその事実を知ってその場で号泣し、しばらく落ち込みました…例え死ぬ運命だったとしても動物にも尊厳がある、もっとマシなやり方があるはずだ…と。
特に、オスヒヨコの件はネットに「お願いです、1週間でいいから見てあげてもらえませんか?」と書かれたものを見つけて、「私だってしがらみがなければ1週間どころか死ぬまでみんな見てあげたいよ…」とまた泣き出してしまいました…
私の将来の夢はバカみたいかもしれませんが二度と動物達が悲しい思いをしない世の中にすること、クラウドファンディングで民営の施設を作るということです。
ただ…やったこともないことでわからないことだらけ、うまくいくかそれも心配ですが、もちろん今すぐになんとかできる問題ではない、だけどこうしてる間にも次から次へ悲惨な死をとげてる動物達がいる…
苦しい、助けて……と、その動物達の苦しみがわかりすぎて苦しくて、持病の発作が出そうになるぐらい苦しくなることが度々あります…苦しんでる子達がたくさんいるのに今自分だけが幸せになっていいのか?このとてつもない苦しみはどう対処すればマシになるでしょう?そしてこの今の現状にすぐできることは何かありませんか?現在悩み続けて心労がひどく、疲れきってます…
長文ですみません…なお、私はクラウドファンディングが一番の近道だと思ってますがもし、この方法がいい、こういう方法もあるというものがあれば教えて下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
追善供養
kanaeさま
動物たちへの慈悲の思い、誠に有り難く尊いことでごさいます。助けられる命があるならば、できるだけ助けてあげて頂けましたら有り難くに存じます。
下記拙回答でも書かせて頂いておりますが、この輪廻世界は、殺生を犯すことが避けることのできない世界でもあり、何も殺生せずに過ごすことなど誰もできない世界でもあります・・
「生き物殺してしまった」
https://hasunoha.jp/questions/57842
そのような中、特に私たちの貪りの欲のために無惨、無慈悲に命を奪われてしまうものたちも多くございます。
また、たとえ害をもたらしてくる生き物たち、コロナウイルスもそうですが、それらの者たちも皆、私たちと同様に一緒の大切な「命」であり、本来であれば、コロナウイルス一つであっても、私たちの勝手な都合において良し悪しを選別して奪ったりしてしまってはいけないのであります。
「・・また、避けられないと諦めてしまえば、仏教の不殺生戒もなんのためにあるのかということになってしまいます。
どうしてもやむを得ずに奪ってしまう命があるのは、仕方のないことでありますが、なんとかそれが避けられるのであれば、できるだけ避けてあげる(踏まないように注意をできるだけ払って歩く、必要最低限のタンパク源としてだけ肉魚を頂戴するなど)とともに、どうしても奪ってしまった命があるならば、供養をしてあげることで、その者の善趣へと資せるように追善してあげることが大切なことになります。「いただきます」と食事の前に手を合わせて言うのも、一つの供養と感謝を表すことになります。
また、救える命があるならば、できるだけ救ってあげるようにしていく(水瓶でバタついて、もがいている虫がいたら、そっと掬って助けてあげる、誰かに踏まれそうなところにいる虫をそっと木陰や草むらに逃してあげる、蚊がとまっても叩かずに見逃してあげる、家の中に出たクモやゴキブリをそっとティッシュでくるんで逃してあげるなど)ことであれば、善い行いとして積んでいくことで、それを追善して、殺生してしまった生き物たちのための供養としていくこともできます。・・」
是非、救済活動も追善供養の一つとしてお努め下さいましたらと存じます。
合掌
質問者からのお礼
お忙しい中たくさんのアドバイスをありがとうございます。大変参考になりました。