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離婚するか迷っています

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旦那に離婚した方が良いかもと言われています。

旦那とは6年付き合い、結婚してからは2年経ちました。結婚してからすぐに私の体調の事もあり妊活を始めいまだに授かっておらず、先月末に不妊治療の手術をしました。そしてこれからやっと子供を授かれるかもという状況になったのですが、旦那の浮気未遂が発覚しました。

旦那は付き合ってる時から何度か浮気未遂をしています。(体の関係や2人きりで会う事は無くても毎日連絡をとる、会おうという内容を送るなど)その度に謝罪、もうしないと約束するのですが、また繰り返すと言った感じです。なので最近は嫉妬で辛いというよりもその都度信頼が無くなるのが辛いです。

私もこれが原因で離婚しようと何度も考えたのですが、やはり好きな気持ち、この人と家族でいたいという気持ちがあり離婚せずに話し合って乗り越えてきました。

そこで今回も浮気未遂があり、話し合って一度落ち着いたのですが、今回は私がいない所で電話を毎日していた事もあり、不安になってしまい位置情報を共有しようと言ってしまい、最初は嫌がったのですが共有してくれました。ですが、ちょくちょくオフにして(私もずっと見ているわけじゃないですが食事の用意などをする為に仕事が終わるのを確認しようとした時など)それを伝えると、電源が切れてたなど言い訳ばかりで、最終的には逆ギレでした。

その喧嘩をした時くらいから旦那が冷たくなり、仲直りしてもすっきりしないような態度だったので話し合ったところ、「好きが減った、もう前みたいに戻れる気がしない、がんばれない、離婚するか迷っている」とのこと。

私的には旦那が原因で今までも離婚したい、頑張れないという事は多々ありましたが、曖昧な気持ちのままなら、完全に無理と思うまではとことん夫婦として乗り越えていこうと今までやってきたので、原因である旦那からのこの言葉に納得できませんでした。

私はまだ頑張りたい、乗り越えたいと思っているのでその後も何度も話しているのですが、今はわからないの一点張りです。やっと子供を授かれるかもという状況まできたのにこうなってしまい、ストレスで病状も悪化してる状態です。体を守る為にももう自分でもどうするべきかわからず相談させて頂きました。

私はこのまま離婚すべきなのでしょうか。
それとも旦那に乗り越えようと言い続けるべきなのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「乗り越え」た先にある幸福像が既に違う、のでは

こんにちは。

第一に、文面を読んで夫婦関係を何とか維持していきたい、その意思が旦那さんあるのかが分かりません。

あなたは、「離婚すべき」か、「旦那に乗り越えよう」と言い続けるべきかと迷っているようです。ただ、そもそも旦那さんは「乗り越えよう」としているのか、その意思が文面からは分かりません。ご自身ではどう思われますか?

「浮気未遂」、「位置情報」を「ちょくちょくオフ」、あなたの「いない所で電話を毎日して」いるというところからは、少なくともあなたを安心させようとしている人の行動ではないように見受けます。自分は「浮気」なんてしていない、信じてくれ、という必死さが旦那さんにはありますか。また、それが行動に現れていますか。

あなたは、「この人と家族でいたいという気持ち」があるのでしょう。一方、それと同じくらいの想いが旦那さんにあるのでしょうか。

第二に、旦那さんとあなたでは目指す幸福が既に違うのでは、と感じました。

旦那さんは、「好きが減った、もう前みたいに戻れる気がしない、がんばれない」と言っているそうですね。夫婦生活をしていれば、恋愛のときのような「好き」が持続するはずがありません。それなのに「好きが減っ」て、恋人同士或いは結婚直前のような「前みたいに戻れ」ないのなら夫婦であり続けることは出来ない、と旦那さんは思っている。「好き」の維持、がイコール夫婦維持に不可欠だと思っている。

その一方で、旦那さんには「好き」の対象があなた以外にもいる(「浮気未遂」はある種の「好き」を形にしたものであるから)。「好き」合って上手く行けば夫婦になれる対象が他にもいると思っている

あなたは、「妊活」に苦しんでも子どもさんを授かり、旦那さんと家庭を築きたい。「好き」嫌いのような、恋愛云々ではなく愛情を育む場を作りたい。

旦那さんとあなたでは、既に幸せのカタチという夫婦として、いやそれ以前に人間としての何をもって幸福とするかにズレが生じているのではないでしょうか

つまり、「旦那に乗り越えよう」と言い続けたとしても、「乗り越え」た先にある幸福像が既に違うのです。旦那さんには、「好き」でない状態を他人と「乗り越え」られるかも、と思っている。あなたは、「離婚」を「乗り越え」て子どもさんと3人での家庭を再構築をしたい。ここに、既に差があると思います(字数制限)

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有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布教研究専従職員 元龍谷大学講師 元篤志面接委員(法務省管轄) 真宗学修士、心理学学士 Fmみっきい(地元ラジオ局)出演中 趣味:サックス 2019年末頃から回答しています
応談できる時間帯は、その日によって違いますのでお確かめ下さい。 月曜日〜金曜日(祝日除く)13時〜21時 土曜、日曜、祝日 18時〜21時 お盆(8月1日〜15日)、お彼岸は対応できません。

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