同居についての母との確執
出産と同時に同居して10年になりますが、先日別件でもめたとき母に「同居を頼んだ覚えはない。私は1人でも生きていける。この家は私の家だ」と言われました。
私は物心ついたときからずっと、1人娘だから将来は必ず同居だと信じて生きてきました。母からそのように育てられたからです。すべてを父に頼っていた人だし、父他界後は私が生きがいみたいな人でもあったので、私が遠方に行って平気でいられるとも思えません。同居の選択に迷いはありませんでした。
父が亡くなり、母はお見合い話を山と持ってきましたが、全員「同居してくれる条件のそろった人」でした。私も同居OKと言ってくれる相手を探し、今の夫と巡り合って結婚しました。夫は長男だったので義母が難色を示しましたが、母を交えた話し合いで「同居前提でのおつきあいだった」と説得し、了承を得ました。
ところが母はその時の話し合いのことを全然覚えていませんでした。母が思いこんでいる同居の理由は「この子(私)は家事も育児も1人ではできない子だから、母といっしょに暮らしたいんだ」でした。
あぜんです・・・確かに私は家事も育児も母に手助けしてももらいました。でもそれは、近くにいるから手を貸してもらっただけで、1人でできなかったからではありません。
でも母からすると「家事や育児ができているのは母のおかげ」だったらしいです。つまり母(80)にとって私(49)はいまだに庇護すべきもの、自分より格下の存在であり、保護者は自分、だったのです。
私は私で社会人として十数年働いた自負もあり、もうすぐ私が介護する、つまり母を保護するんだと思っていました。それが・・・。
母から見ると私は「多大な恩にたいした感謝もしない愚図な娘、でも愛しているから我慢してあげる」存在だった。ショックです。
私は母の幸せのために同居したので、喧嘩別れはしたくありません。あまりに高齢でもありますし。
ですが正直、今は顔も見たくありません。母はそんなことを言ったあとでも平気で私に話しかけてきます。完全同居なので避けることもできません。
つらいです。どうすれば楽になれるでしょうか。
実母との関係
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不即不離
初めまして、藤波と申します。
実の親子だけに辛いですね。
お気持ち、察するに余りあります。
ある人が言っていました。
親と子供は生まれながらにして同等なのだそうです。
小さい間は親が子供を育て、大きくなれば子供が親の面倒を見る。
特にきょうだいがおられないなら、なおさらです。
よく、ここまで面倒見てきた親のことを感謝すべきだと、
子供に向かって感謝を“強要”する親がいます。
言いたい気持ちはよく解るのですが、
それを言っちゃあおしめェよ…ってね。
ココナさん、すごくお家のこと、母上のこと、
ちゃんと考えて来られたと思います。
十分尽くしておいでだと思います。
母上の年齢を思えば、腹も立つけどやはり気になる。
私も貴女の立場なら同じ気持ちになると思います。
でもね、お互いが冷静になるために、
ちょっと距離を置いてみる必要もあると思うのです。
ご主人と相談されてみて、
ちょっと試験的に別居されてみては如何でしょう。
理想的なのは、近くに住む場所が見つかれば一層いいです。
いつでも同居を再開できる前提で、「不即不離」の状態をつくれませんか。
ただ、一つだけ気になることがあります。
一連のお話を読んでいて思ったのは、母上のそうした記憶に関して、
認知症とかは大丈夫でられるのでしょうか。
立ち入ったことをお聞きして申し訳ありません。
私の実家の両親も、
ココナさんの母上と同年輩なもので、気になったのです。
特に母親はたまに面白いことを言うので、
しっかりせい!って言うのですが、やはり常に気にしている私です。
それこそきょうだいのない私は、親と離れて暮らしています。
いろいろな場面で親のことが気にならずにはおれない、
今日この頃なのです。
そんな私は、親と暮らしていた頃には気付けなかったこと、
離れていていろいろ気付くことが多いです。
離れてみて見えてくるものもあります。
母上とのこと、ちょっと立ち止まって、距離を置いてみれば、
却ってそれがスムーズに元のサヤに戻る近道かも知れません…。
もしかして認知症の初期かも
お母様の言葉に傷ついているご様子
本当にお辛いですね。
お母様を大事に思えばこその事でもあると思います。
ただ、今まではそういった事を全く仰らなかったご様子ですよね。
最近は昔の話し合いも憶えておらず、何かと傷つく事を仰ると…。
もしかして認知症の初期が疑われると思うのです。
私は今、母の介護が始まっておりますが、ちょうどあなたのお母様と同じように 今まではあまり言わなかったような憎まれ口を言ったり、
昔、話合った大事な事が母の中では全く違う認識になっていたりしています。
私の母も独居を要求して来ています。
何でも一人で出来るから心配ないと言います。
…しかし、現実は違います。
物忘れは加速して、さらに感情のコントロールが出来なくなっているのです。
こちらが傷つく言葉を本当にあっさりと言います。
そして何も無かったかのように話しかけて来ます。
医師からはそれが症状の1つであると聞きました。
親は憎まれ口をききながらもどんどんと精神年齢は下がって行くようです。
昔自分が幼かった頃、どんな憎まれ口をきいても受け入れて育ててくれた親を、今度は自分が親の憎まれ口を受け入れて介護して行くのだと私は思っています。
母の人生のゴールがちらつき始めているのです。
親が人生のゴールのテープを切るのを見届けなければならないと思っています。
看取りの期間は約10年と仰る方がいらっしゃいますが、私もそう思います。
日本人女性の平均寿命は約87歳です。
ココナさんのお母様もそろそろゴールに向かって走り始めているのかもしれません。
早めに病院でチェックして頂くことをお進めします。
しかし、ご本人は決して認知症の検査を受けたがらないと思いますが、
認知症の専門機関でないと正しい判断は難しいと思います。
(町の内科や小さな心療内科では難しいかもしれません)
最近は認知症でいつもの5分の道のりで、ある日帰れなくなって行方不明になる方が続出しています。
行方不明にならなくとも、道に迷って事故にあって命を落とす方も多いそうです。
もしかして今こそお母様があなたの力を必要としているのかもしれません。
質問者からのお礼
「親の恩を大事にしなさい」と言われてしまうかと思っていました。仏教のお部屋ですし・・・。
暖かいお言葉、どうもありがとうございました!
でも「認知症」という単語にとても動揺しています。その理由を書きこもうと思いましたが、字数制限なのか送信できなくて。
もう一度、問答のほうに書きこませていただくことをお許しください。申しわけありません。