助けてください。
私は長崎の大学に通う学生です。
今までネガティブ思考で生きてきました。今は夢も希望もありません。どうか、前向きに生きれるようにお言葉をください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ネガティブなのは若者の特権です
若い時は悩みぬくものです。
人生を支配し闊歩しているようなまわりの大人の俗物ぶりに辟易して虚無的になり、考えるほど思考の暗闇にはいっていくのが青春ですね。
青春が花盛りの青空みたいに思ってる奴らは、生涯人生の虚無感など味わったりはしないし、文学とも哲学とも無縁で、スノッブな人生しか送らないんです。
そういう観察や疑問があって先人の書いたもの、文学や哲学や宗教のなんたるかを紐解こうと努力する。読書にふける。
加えて性の悶え、そういう時期が青春期なのです。手を差し伸べて掴みたいものがあるのに手が届かない。夢や希望はどん底に落ち込んでから生まれてくるものです。
そういう人生を送らなかったバカな青春を過ごしてきた政治家どもが、大学に文学部はいらないなどといって廃部してしまったりする。
大いにネガティブ思考をして、人生を探索してください。
ろくに悩みももたない人生を送ったって糞坊主にもなれません。
仏教の根底は苦とはなにか、苦を体験してこそ取り組めるのが仏教というものです。
毎日かならず小説でも読んでください。
どうあなたがネガティブなのか、自己分析してご自分を深めてください。
いろいろお考えあれ。
ネガティブ思考は、見込みアリです。
浄土真宗の祖師の親鸞聖人も、
比叡山での20年間の修行の甲斐も無く、
思うような境地に達することができず、
「悟れない自分には地獄こそが決定的な居場所なのだ」
と、超ネガティブでした。
しかし、
浄土宗の祖師の法然上人に出遇われて、
「ただ念仏して、阿弥陀仏にたすけて頂くのだ」
という教えを信じて生きていくようになりました。
野薔薇さまにも、
そのような出遇いが待っているはずです。
それを信じて歩んでみましょうよ。
みっともない生き方
みっともない生き方をオススメします。
全力で走りつまづいて泣きながらまた走るイメージです。
言い換えるならば何事も一所懸命にということです。
全身全霊でやってごらんなさい。あなたの魂が揺さぶられ喜びますよ。
質問者からのお礼
ありがたいお言葉に感謝いたします。少しずつですが、前進していきます。