母を亡くしてから孤独感がつきまとう
お世話になっております。
以前にもこちらでご相談をさせていただきました。いつも読み返しては心救われております。
前にも相談させて頂いた母が亡くなり一か月余り。何度もお坊様方からのご返信を読んでおります。しかしなかなかうまく心の整理はつきそうでつかず‥ふと、どうしようもなく寂しく、悲しく、苦しくなります。
心が抉られるような気持ちになります。
自分の職場の先輩や母の友人から「今は暫しのお別れで、またいずれあの世で再開すると思うことで少し気持ちが楽になるよ」と言われます。そのような考え方を信じながら日々を何となく、だましだまし生きています。
子供が2人いるので日常はバタバタとしておりますが、もうこの日常に母がいないと実感する度に心が折れそうになってしまいます。
これまでいつも一緒に子育てをしてくれていて、支えてくれていた母だったのです。
早い、早すぎる、なんで母なの‥そんな思いが消えません。
外は暖かくなり、母が好きだった花が咲き、散歩が心地よい時期に一緒に居られないと思うと、世界が色を失ったような気持ちさえしてきます。単純に毎日を生きることが苦しいです。私も子供がいる母親だというのに、こんな甘えた気持ちでいるのは恥ずかしい限りなのですが、やっぱり母が大好きだったので気持ちの切り替えができずにおります。
49日の法要は来月ですが、初めから分骨についても決めていて、少しだけ手元に残し供養するつもりです。賛否諸説ありますが‥大丈夫でしょうか。もやもやしてしまいます。
諸々、心の在り方をご教授頂きたいです。
まとまっていなくて申し訳ございません。
この後の気持ちの持ち方、切り替え方、考え方、なんでもいいので気持ちが前を向くようなお言葉を頂けませんでしょうか。
どうしても苦しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お悔やみ申し上げます。
こんにちは。
以前のご相談も拝読致しました。
まだまだお辛い時期だと思います。いかに言葉を重ねても本当の意味でたむこ様の御気持に寄り添うことはできないかもしれませんが、ここにいる私たちはいつでもたむこ様と共にあるつもりです。
日本では百箇日を別名卒哭忌とも言い、このくらいの期間までは悲しんで見送るのも一つの供養のあり方だろうと思うのです。
ある程度時間が過ぎて悲しみが和らいできたら今度はお母様から引き継いだ命をどのように活かすべきか、どう次の命に繋ぐかということを考える次の時期でしょう。
お釈迦様は「身体は滅しても心とカルマは滅しない」と仰ったそうです。残念ながらこの辺りの科学的な研究は日本よりも外国の方が進んでいるようですが、私はこの言葉を信じていたい、そう思っています。
まだまだ修行の至らない身にはぼんやりとしかわかりませんが、物質の世界とはまた異なる世界も存在するのだろうなと思います。
分骨についてはお身内の方々との話し合いができているのなら特に問題は無いのではと思います。
血の繋がった親子です。お母様の考えることはあなたの考えている事。あなたがこうしたいと思うことはお母様もしたいと思っている事です。
お母様はあなたであり、あなたはお母様でもある。
あなたの中にお母様は存在しているということを感じてこれから頑張っていきましょう。
泣きたければ泣けば良い
まだまだ苦しい時期だと思います。49日で仏になると一般的に言われています。それまではまだまだ悲しい、寂しいが出てきて当たり前だと思います。寂しかったら泣けばいい、そして手を合わせれば良いのです。
供養を重ねるごとに、事実を受け入れられるようになり、別れがあるという、当たり前が納得できるようになります。生まれたら死ぬ、出会えば別れる。これは法です。人の思いとは関係ない良し悪しの無い当たり前の真理です。
もう会えないということも受け入れられます。今すぐ受け入れなくてもいい、ちょっとずつでもよいですから、事実に目を向けていくことが大切です。思いは思い、記憶は記憶、後追いせず、今を見る。お子さんがいらっしゃるとのこと。お子さんが寂しさを緩和してくれますよ。
追記
あの世についての話はあまりしません。なぜなら無責任に死んだこともないのに会えるとは言えないでしょ。あの世があるのかどうかもわかりません。しかし、大きな命の働きは常に動いています。死と生は表裏一体。亡くなったお母様の命と同じ働きとして、風が吹いたり花が咲いたり、雨が降ったり、水が流れたり、鳥の囀りが聞こえたり、花の香りが漂ったり月が美しく輝いたりするのでしょう。生きている時より身近に命を感じることができるのでしょう。そうした働きの中に温かさを感じることができるのです。声は聞こえない触れることはできない。しかし生前より近くに感じるのですよ。
質問者からのお礼
お返事が遅くなり申し訳ございません。
現実的なアドバイスありがとうございます。
少しずつ、ゆっくりと受け入れて参ります。
曹洞宗の教えではあの世ではご先祖様に会えるのでしょうか。無知で申し訳ございません。母の納骨先のお寺様が曹洞宗だったので、気になっておりました。49日の法要がもう来週に迫っています。心の整理ができる時間にしたいです。
邦元さま
追加のメッセージありがとうございます。
頂いたお言葉を大切に歩んで参ります。
渡部仁海さま
温かいご回答を誠にありがとうございます。
自分の中に母がいてくれる、そう思っています。もう直接話すことはできなくて、触れることもできないですが、手元供養して少しずつ母を安心させてあげたいと思います。私が辛い気持ちで居続けたら、母は悲しむと思うので。
ゆっくり、時間がかかっても、強くなれるようにがんばります。ありがとうございました。