hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

生きていたいのに死ぬしかない

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

前回、世界情勢が不安という題で相談させて頂いた者です。

回答を頂きましたが、やはり不安は消えず毎日が辛いのです。
後どのくらい生きられるのか。残虐な行為が行われている、私もそう殺されるかもしれない。家族と離れたくない。この綺麗な街がもう見れないかもしれない。
そう考えたら眠れないし、食事も取れず、一カ月経ちます。

考えても答えが出ず、結果的に理不尽に奪われる前に、死ねばいいと思いました。
楽に死ねる方法を調べても、どれも苦痛を伴うと知り、苦しいです。
本当はもっと生きていたいです。
でも、、希望は眠る様に死にたいのです。
1日の終わりに、明日になったら日本がないかもしれないと不安になり早く死ななければと焦ります。
けれど、自殺はどれも苦痛を伴うと考え勇気が出ません、、、
自分が死んだ後、家族に何かあったらと考えそれも苦しいのです、、
苦痛のない自殺はないのでしょうか、、

2022年4月6日 20:22

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ありません

あなたは苦痛から逃れるために違う苦痛を求めているだけです。
家族と離れたくないのに自ら離ればなれになろうとしているのが証拠です。

苦しくない自殺など存在せず、もし苦痛に向き合わずに逃げるのならば、来世でまた同じ苦痛を味わうでしょう。
なぜなら、あなたが知らなかっただけで現実には残虐な行為は世界の様々なところで行われており、生き物が生きる限り、争いのない場所などないからです。

だからこそお釈迦様は、祖国を滅ぼされた後も自殺などせずに教えを説いて回ったのです。
それしかなかったのです。
人間は乗り越えることでしか苦痛を克服できないのですよ。

2022年4月7日 12:40
{{count}}
有り難し
おきもち

けいじょう
日蓮宗の僧侶、啓誠(けいじょう)と申します。 修行に失敗し、一度は腐...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
乗り越え方を探してみます。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ