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元夫のことが忘れられないです

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有り難し有り難し 17

はじめまして。
今年の初めに離婚が成立したのですが、元夫のことが忘れられず、苦しい日々が続いています。

離婚の主な原因は夫の借金と結婚数ヶ月で風俗へ行き性病を移されたことです。
風俗については1回目だからと許そうと頑張りましたが、許しきれず、又時折他の女性の影もあり、ふいに夫に嫌味を言ってしまう自分が嫌いで仕方ありませんでした。

一度責めすぎてしまい、手を出されたことで真剣に離婚を考え、昨年秋に荷物を運び出し、強制別居をして離婚しました。
もちろん私にも悪いところはあったと思います。向こうにも不満はあったはずです。

又、夫は欲しいものが我慢出来ず、衝動的に買い物をしてしまう人で、結婚前も義母が借金を肩代わりしていたり、奨学金返済のためにもらった100万円をすぐに使い切ってしまう人でした。
離婚前に借金が200万円を超えていたこともあり、債務整理をさせ、返済していました。
それでも浪費をやめず、使う分稼げばいいと考えているようで水商売のバイトもはじめたことも離婚に踏み切った要因でした。

私が昨年秋に離婚を切り出し、電話で言い合いになったり、一度食事をしたり、LINEで言い合いになったりして、最終的に向こうが折れて、離婚になりました。

離婚届を提出して数ヶ月経ちますが、私は元夫を忘れることができません。
一緒の家計で暮らすことは無理だと思ったからこそ離婚に踏み切り、頭ではこれが正解だったとわかっています。
実際周りの人ほぼ全員からも離婚してよかったと言われますし、その通りだとも思っています。

でも、しっかり不満をぶつけきれず、モヤモヤが残っていて、傷つけてしまったな、私がもう少し頑張れば、許していれば今頃…と愚かなことを考えてしまいます。
彼を好きだった気持ちだけがまだ置き去りになっているのだと思います。

元夫は既にいい人がいるようで、余計に惨めな気持ちになっています。
戻ってはダメだとわかっているのに、復縁したい、また一緒にいたいと愚かなことを考えていることもあります。
新しい恋人を探す勇気がないだけだとわかっていますが、元夫への執着が断ち切れずしんどいです。

前置きが長くなってしまい、すみません。どうにか執着を断ち切り、幸せになりたいのですが、執着や気持ちを上手く断ち切る方法はないでしょうか?

2022年5月2日 18:44

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

上手く、とは?

 おはようございます。質問読ませて頂きました。「気持ちだけがまだ置き去り」とのことですが、それが最大関心事であるなら、行動に出るべきではありませんか?
 つまり、改めておしかけ、復縁して欲しいと告げてみては。それをしないで、気持ちとか思考とか…言葉で解決しようとしているから断ち切れないのではないでしょうか。
 そうすれば、多分はっきりと結果が出て、気持ちも現実に沿うのではないかと思います。行動とか実践というものが、気持ちを変えていくのですよ。
 ただし、もう以前のあなたではないのですから、無茶な条件はキッパリ断りましょうね。「復縁した先」がどんな状況でありたいのか、しっかりイメージしてから行動しましょう。それなしの、「何でも呑むから」の復縁は無駄な時間を作るだけです。というか、のどが渇いたときの海水というヤツで、どんどん苦しくなるばかりです(海水は体内より塩分量が高いため、結局たくさんの真水を飲まなければ渇きが癒えることはない)。
 当然、痛みを伴うでしょう。あなたの望む「上手く」が「痛みを伴わないこと」であるならば、これは上手い提案ではありません。しかし、「じっとしているだけ」よりも早く苦しみから解放される道ではあると思います。経験が伴うことで、全体としての納得感は高くなるはずです。「これが最後のチャンス」「やるだけのことはやった」というのが、執着から離れるキーワードです。

2022年5月3日 8:29
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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日にち薬

あなたがそのような心境なのは
まだ月日がそう経っていないのですから
無理もありません。

頭で正解だったと分かっているのですから
いずれ心もそのようになっていきます。

あなたは充分に頑張っていましたが
離婚したことで
その頑張りが報われず無駄になったと
思い込んでいるから苦しいのです。

2022年5月4日 10:38
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有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
確かにまだやり残したことがある、頑張ったのに無駄になってしまったと思っているからこそ執着しているのだな、と納得しました。
行動できることはやってみて、時間に身を任せてみようと思います。

お二人とも丁寧なご回答いただき、本当にありがとうございました。

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