祖母が亡くなり悲しくてたまりません。
はじめまして。
ゆみと申します。
先日祖母が亡くなりました。悲しくてたまりません。
どうか話を聞いていただけないでしょうか。
8年前大学進学のため実家を出るまでは同居していました。
祖母は心の機微を察するのが苦手な母に代わり愛情を注いでくれました。
5年前に倒れてから認知症が進み、暴言を吐かれるようになりました。私の相談にのってくれた祖母はもう居ないのだと悲しくなりました。
就職後に帰省したときは私のことを覚えていませんでしたやはり悲しくなりました。
でも今ほどではありません。本当はただ生きていてくれるだけで良かった。
祖母は葬式でも私にたくさんのことを教えてくれました。
人生は短いこと、
感謝と愛は伝えられるうちに伝えたほうがいいこと、
もっと人と心でかかわったほうがいいこと、
私はやりたいことがないと言いつつ、
優しい人になりたいと思っていたこと、
私の体はまだ元気に動くこと。
「その人がどんな人だったは棺桶の蓋を閉めた後に分かる」と聞きました。
優しい人だったと証明するためにも私がしっかりしなくては、と思いました。
そんなことをしても祖母にはなんのリターンもありませんね。生きている間に伝えるべきだった。
こんなに悲しいのにどうして人は死んでしまうのでしょうか。世界では毎日15万人も亡くなるそうです。残された人はどうやって悲しみをのりこえているのでしょうか。
どんなにつらくても祖母がいなくなる前と同じようにご飯を作って食べて寝て仕事をしないといけません。みんなどうしているのでしょうか。
寂しい、悲しい、祖母にもう一度会いたいです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
亡き人との思い出、記憶、与えられたものに、支えられていく。
あなたにとって、大切で特別な方だったのですね。そして最後まで、あなたをお育てくださったのですね。
この世は無常です。生まれたら、いつかはこの世の縁が尽きる。わかっていても、自分ごととしては なかなか考えないのが人間です。そして、様々な人との縁の中で 多くの感情を生み、喜びや安心も重ねていく。だからこそ、別れは辛く、深い悲しみとなる。それが、私たちのいのち。生きている世界ですね。
「死」が全ての終わりなら、私たちは、何のために生きているのでしょうか。その問いに応えてくださるのが、仏様のお救いです。
死んで終わるいのちではなく、仏様に願われて救われていく道があるのなら。
私も愛する方々を見送ってきました。また会いたいです。涙する日もありますが、ただ泣くだけでなく、手を合わせて生きる私になれたのは、仏様の教えに出遇ったからです。待っていてくださる、また会えると思うと、この世も寂しくありません。
亡くなった人との思い出、記憶、与えられたものに、今も支えられています。
教えてもらったこと、かけてもらった言葉、愛された温もり、全てが私を今でも支えています。
あなたも、そうなのではないかしら。
あなたを通して、お祖母さまに出会えました。あなたに影響を与えて、生き抜かれた方を、こうして想うことができています。ありがとう。
私もこちらから手を合わせますね。
合掌
会者定離を受け止めましょう。
ゆみさん、ご質問ありがとうございます。
祖母(文章の中では「おばあさん」と表記しますね)とのお別れの中で、
あなたはとても重要なことを学んでいると思います。
とはいえ、おばあさんとの別れは、本当に悲しいものだと思います。
「会者定離」という仏教の言葉があります。
会った人とは、必ず別れなければならないという真実を伝える言葉と言っていいでしょう。
別れが逃れられない定めであるのならば、受け止め方をちょっと変えてみませんか?
親鸞聖人は、「還相の回向(げんそうのえこう)」ということを示されました。
簡単に言うと、死んだ後も諸仏となって導いてくださる。ということです。
おばあさんが亡くなったことは確かに悲しくつらいことですが、あなたはたくさんの学びを得ましたね。
そういうふうに、おばあさんはあなたを導いてくださっている。
そんなふうに考えてみてはいかがでしょうか?
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
当たり前ですが、お別れは避けられないのですね。
いつか死ぬのに何のために生きているのか、ずっと考えていることでした。
精一杯生きた後は仏様が救ってくださるのでしょうか。
祖母は私にとってお茶目なおばあちゃんですが、苦労話も聞きいています。
今は仏様のもとで先に見送った人々と共に安らかにすごしているのでしょうか。
話を聞いてもらえてほっとしました
。
ありがとうございました。



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◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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