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孤独死した故人の49日の数え方と供養

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1人暮らしをしていた母が亡くなりました。

亡くなってから少し日が経っての発見となり、(4月の末に発見となりました)
警察からは4月の初めに亡くなったようだと伺いましたが、はっきりとはわかりません。

現在検死と事件性が無いかどうかの確認のためにまだ警察に遺体があり、詳しい結果をいただいて、さらに葬儀を行えるのはおそらく49日を過ぎた6月以降となります。

また、亡くなった日についても、もしかしたら4月の初めではなくもっと前、もしくはもっと後との検死の結果となるかもしれません。

こういった場合、49日はいつから数えて供養を行えばよいのでしょうか。

亡くなった日から数えるとお聞きしたことはありますが、わからないままなんとなくで日を決める事も出来ずにおります。

お寺には葬儀のご相談はいたしましたが、お坊様ではなく事務局の方とのお話となり、49日については特に回答いただけませんでした。

私としましては、なるべくあちらにゆく母の力となれるよう供養出来ればと思っております。

ご見解いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。

2022年5月8日 22:34

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

検死結果を待ってからがよい

こんにちは。
まずはお悔やみ申し上げます。

結論から言いまして、これは検死結果を待ってからということになると思います。

「警察に遺体があり、詳しい結果をいただいて、さらに葬儀を行えるのはおそらく49日を過ぎた6月以降」ということは、かなり検死に長期間を要することなのでしょう。また、「亡くなった日についても、もしかしたら4月の初めではなくもっと前、もしくはもっと後との検死の結果となるかも」ということは、亡くなった月さえ確定していないことになります。

こういったケースでは、経験上例えば4月1日など切のいいところで命日にしたりします。しかし、現段階ではその前の3月かもしれず、なんとも言えないというのが正直なところです。「お寺には葬儀のご相談はいたしましたが、お坊様ではなく事務局の方とのお話となり、49日については特に回答いただけませんでした」とあるのは、そのような事情によるものと思われます。

また、このケースはお付き合いのある寺院さんと直接のやり取りを優先すべきなので、第三者の僧侶がコメントすることは混乱を招きかねません。検死結果を待ってからお寺と直接やり取りしたほうが良いでしょう。

もし、49日以外でお母さんの「供養」を早急にお考えならば、その宗派で相当のお勤めをお寺に依頼すると良いと思います。

お大事に。

2022年5月9日 6:39
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有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布教研究専従職員 元龍谷大学講師 元篤志面接委員(法務省管轄) 真宗学修士、心理学学士 Fmみっきい(地元ラジオ局)出演中 趣味:サックス 2019年末頃から回答しています
応談できる時間帯は、その日によって違いますのでお確かめ下さい。 月曜日〜金曜日(祝日除く)13時〜21時 土曜、日曜、祝日 18時〜21時 お盆(8月1日〜15日)、お彼岸は対応できません。

便宜上、菩提寺さんと相談して命日を決めるしかない。

 突然のご逝去、心よりお悔やみ有申し上げます。 

 過去に孤独死した方の葬儀を勤めたことが数回あります。警察で医師に検死してもらっても、正確な死亡日を診断できない場合も少なくありません。実際に診断書を見せてもらったことがありましたが、「〇月頃」「〇月中旬」という記載でした。
 
 死亡診断書で命日を特定できな場合、喪主と菩提寺さんで命日を決めるしかないと思います。位牌を作るにしても、「令和四年四月」じゃ寂しいですよね。菩提寺さんと相談して「令和四年四月〇日」と決めましょう。まずは菩提寺さんと相談しましょう。
「位牌を準備する都合もあるので、便宜上命日を決めたいと思います。四十九日法要を行う時期としては、六月〇日が都合が良いんです。それから逆算して、母の命日を四月〇日ということにしたいと思います。いかがでしょうか?もっと良い案がありましたら、御教示ください。」と相談してみて下さい。
 菩提寺さんに特に対案が無かれば、ケイさんの提案を受け入れてくれると思います。

2022年5月10日 15:27
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有り難し
おきもち

個別相談可能
 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努めております。決して容易いことでは有りませんが、一期一会の気持ちで相談に、葬儀法事に励みたいと思います。    最初法学部部にで学び、4年間ほど公務員をしていました。(税務署勤務)その当時の学びと経験を終活相談に活かしたいと思います。                                              昭和63年5月に住職となってから、30年が過ぎてしまいました。仏教学・禅学もそこそこ真面目に学んだつもりですが、宗教学・宗教民俗学に力を入れて学びました。そういう分野については丁寧な回答が出来るかも。
一人一人の気持ちに寄り添い、傾聴に徹して、心をほぐしてあげられるよう、努めたいと思います。 それと同時に、完璧に出来るとは限りませんが、其の人が歩むべき方向を一緒に考えてあげたり、次の一歩を踏み出せるよう背中をおしてあげられるよう、努めたいと思っております。

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