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親戚の子供に葬儀を荒らされた時

回答数回答 2
有り難し有り難し 49

自分は長い間1人っ子の1人親で2人暮らしをしていました。
そしてその親の葬儀での事です。
 
葬儀の日が近くなった時、元々来る予定でなかった、遠縁の家族が参列するとの連絡が入りました。
 
そして当日になって、その家族が時間に遅れるという連絡が入りました。それ自体は仕方のない事だったので、お坊さんに伝えたところ時間を調整してくださる事になりました。
 
そしてその家族が到着し、葬儀が始まりました。するとその家族の子供が騒ぎながらあちこちを歩き回り始めました。
子供が来る事は分かっていたし、そちらの親族は大人がかなり多いので自分はそこで面倒をみてくれると勝手に考えていました。実際は子供が騒ぐままにさせて歩き回らせていました。
自分はただでさえ悲しみでいっぱいなのを堪えてきていて、しかも喪主でしたから、ただ子供が大人しくしてくれる事と誰かが面倒をみてくれる事を祈りながら黙って座っていました。子供が仏具にぶつかって倒しかけた時は気が遠くなりました。
自分は人の居ないところで訳も分からず泣く事しかできませんでした。
葬儀がひと段落したところで、そちらの家族に近い親族に、「子供が騒いだけど
〇〇さんの葬儀も語り出してお経止めた人が居たよね」と言われました。ただの世間話だったかもですが、その時の自分はまるで「よくある事だから許してね」と言われたように感じました。自分が悲しんだところでもう味方は居ないような気になりました。
 
「子供のした事だから」「今後も親戚付き合いがあるから」と感情を抑えながらなんとかその家族達を笑顔で送り出そうとしました。コロナでマスクをしていて本当に良かったと思いました。
この事について謝罪を送ってきたのはその子供の祖母に当たる人だけです。
後で聞いたところ、この家族は遊びに行った帰りに葬儀に参列した過程で遅れて来たそうです。それを聞いたせいでしょうか、親の葬儀をアトラクションの延長にされたような気持ちになりました。
 
自分はどうするのが正解だったのか分かりません。自分が上手くやっていたらこんな事にはならなかったと自分を責めたくなります。
そしてその家族と、その周囲への怒りも湧いてきます。どうしたら良かったのでしょうか。そしてどうやってこの怒りを消化したら良いですか。
知見をお貸しくださると幸いです。

2022年6月2日 8:31

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

死と向き合う いのちを考える法縁。これから大切に続くもの。

あ〜それは悔しいですよね。
「子どものしたことだから」で済ませる人っていますけれど、周りへの配慮があってこそです。
お葬儀も、法事も、子ども.孫の賑やかし、祭りみたいなもんだと表現する人もよく聞くのですが。そこには、故人様を偲び 仏法を聴く大事な時間があります。死と向き合う いのちを考える、法縁でもあります。皆さんのそれぞれの想いもあるわけですから、ご遺族の気持ちを傷つけることのないように、また参列されている縁ある方々にも互いに配慮する空間(時間)であっていただきたいものですね。

遠縁の親戚になるのでしょうが、あまりお付き合いしたくない人達ですね。躾というのは、怒ったりするのではなく、こういう場なんだよと教えていくこと。親もそれをわかっていない人なのでしょうね。

あなたにとって、特別なものでしたのに、苛立ちや悔しさばかり沸き起こったことと思いますが。住職さんの読経は、亡き人へ、仏様の救い(教え)を説いてくださっていたのです。これから、仏事ごとに、大切に勤めて参りましょうね。あなたの仏縁は、これからずっと続いていきますよ。

私もこちらから、手を合わせます。

合掌

2022年6月2日 11:57
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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拝読させて頂きました。
大切な親様がお亡くなりになりあなたは深く悲しんでおられることでしょう。あなたのそのお気持ち全てとは申しませんが、心よりお察しします。
親様が仏様に救われます様に心を込めてお祈り申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏
親様は必ず仏様がお導き下さり、先に往かれた親しい方々やご先祖様方が必ず優しくお迎え下さいます。親様は仏様のもとで一切の迷いや苦しみからも救われ心安らかになり、円満にご成仏なさっていかれます。これからもあなたやご縁ある皆様を穏やかにお見守りなさっていて下さるでしょう。
あなたのその悲しみや辛い思いを消えないでしょうが、どうか親様が心安らかになります様にと心からお祈りなさって下さい。そしてあなたの思いを素直に親様にお伝え下さい。あなたの思いは必ず親様に伝わり、親様はあなたの思いを全て受けとめて下さいます。その騒いでいた家族や子供のこともありのままお伝えなさって下さい。きっとあなたの思いを優しく受けとめて下さりあなたに寄り添いなぐさめて下さいます。
あなたは決して独りではありません、いつでもどこでもどんな状況でも親様はあなたを見守っていて下さいます。あなたはこれからも親様に守られながら生きていくのです、どうか安心なさって下さい。

その家族や子供のことは本来親族や周りの方々が配慮し注意を促したり離するべきかと思います。その様な対応ができないのは周りの方々の配慮がないからかと私は思います。子供が騒いでいいという道理はありません。

落ち着いてからでもいいかとは思いますが、どなたかに騒いでいたことであなたがとても辛い思いをなさっておられたことはお話なさって良いと思います。そしてこれからの法要等に参列する場合にはその様に騒いだりすることが無い様にとお伝えしたり、難色を示すようならば法要には参列頂かなくてもいいと私は思います。

私も言い方は穏やかに言いますが、お子さん達が騒いだり走り回ったりする場合は本堂から退出して頂くようにお伝えしています。葬儀や法要は亡くなられた大切な方々にお向き合いなさり心を込めてお勤めする場・時間です。その様なかけがえのない時ところですから気が散るようなことや障害となることについては注意させて頂いております。

あなたがこれからも親様にお向き合いなさり心を込めてご供養なさって頂けます様切に祈ってます。

2022年6月2日 16:49
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

お二方共、読んで頂き、また御言葉を頂きありがとうございます。
まず自分の気持ちを認めて頂けた事で少し救われたように思います。自分と自分の親に対しても配慮頂いて、読んでいて涙が出てきました。
 
親族との付き合いをどうするかはまだ決めかねています。本音を言えば、件の家族にはもう法要への参列を遠慮してほしい気持ちがあります。かと言ってその感情のままに話を進め難いのも事実です。
 
ただ、自分が葬儀の際に辛い思いをしたという事だけは伝えられる相手に伝えたいと思いました。自分1人で抱えていただけではこの判断をするのも苦しかったと思います。
ここでお礼を返す事しか出来ませんが本当にありがとうございました。

「葬儀」問答一覧

海外からの祖父の葬儀参加について

先週に私の祖父が逝去したと妹より一報がありました。 今週末に予定されている祖父の葬儀への参加に悩んでいます。 きちんと見送ってあげたい気持ちがあるのですが、正直なところ複数の理由から、参加を見送ろうかと悩んでいます。 私は初孫だったので特に可愛がってもらったと思います。今でも小さかった時の祖父との思い出が記憶にあり涙が出ます。大人になってからは頻繁に会いに行ってあげられていなかったので、薄情な孫であったことが申し訳ないです。 悩む理由の一つとして、私が今現在海外在住(日本へのフライト時間が半日以上かかる場所)であることです。帰ろうと思えば帰れなくはないのですが、既に一ヶ月後に一時帰国を予定しておりその予定はキャンセルできないため、葬儀の2日間のためにフライトチケットを手配して行くことになります。 帰るなら早急にチケット手配や荷造り等をしなければいけないので、迷う時間も限られています。 また、参加できたとしても直後に家族での遠方への旅行を予定しているために、また帰ってすぐに長距離移動をすることになり精神的・体力的に厳しそうだなと憂慮しています。 もう一つの理由として、私が毒親である両親との縁を一方的に断っているため、もし葬儀に参加できたとしても精神的に受けつけない両親と顔を合わせ言葉を交わすことになることが恐怖に感じています。 (体調が悪くなる可能性があります。) きちんと祖父を送ってあげることに集中したいのですが、夫は仕事の都合で帰国しての参加が難しく、妹も仕事の都合で欠席予定となり、孤立してしまうので、精神的安全がなく、親戚への気遣いも必要な場ではかなりしんどいのではと危惧しています。 こういったときの常識がないため、色々調べ、花が好きだった祖父へ、せめてもの供花を妹夫婦と私夫婦で贈ろうかと考えています。 香典は海外からは送れないため、後日の一時帰国の際に連絡の取れそうな叔母に手渡ししようかと思っています。 (おそらく喪主は長子の父親かと思いますが、一番祖父母のケアをしているのは近くに住む叔母で、話の分かる優しい方です。) 今更ですが、きっと気落ちしている祖母にも声をかけに会いに行ってあげたいです。 帰れるのに帰らないのは、卑怯でしょうか。 欠席の場合、供花を贈るだけでは祖父に失礼にあたるでしょうか。 最後まで言い訳がましい孫で祖父には申し訳ない限りです。

有り難し有り難し 4
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祖父の葬儀での出来事

先日祖父が亡くなり、生前からの祖父の意向もあり、家族のみ参列し、所謂直葬を執り行いました。 無宗教ということと、以前身内の葬儀の際にお坊さんの振る舞いについてとても嫌な思いをしたことがあったようで、それ以来自分が死んだら戒名もお経もいらないから家族だけで見送って欲しいとのことでした。 祖父の希望通りに直葬を執り行ったのですが、せめて火葬場ではお経を1回くらい読んで貰った方がいいのではないか、と親族の一人から声が上がり、じゃあそうしようということで、その際お世話になっていた葬儀屋さんに相談し、お坊さんを手配して下さるとのことで火葬の前に読経していただけることになりました。 お経が始まり、喪主である祖母がまず焼香し、それに続いて参列者が順番に焼香を行っていたのですが、一人ずつではなく三人ずつ焼香を行って欲しかったようで、お坊さんが読経中ですが参列者のいる後ろを振り返り、すごい目付きで睨んできました。 確かに焼香台は三つありましたが、特に何も言われなかったため、喪主に続き一人ずつ焼香を行っていました。 お坊さんの様子に気付いた火葬場の職員の方が、三人ずつどうぞと声をかけてくださったのですが、その間も時折こちらを睨みつけるように見ており、更には肩を竦めため息を吐いていました。 あまりの出来事に唖然としたと同時に頭にカッと血が登り、動悸が激しくなりました。 そのくらいの衝撃を受けました。 そのお坊さんにとっては数ある内の一つかもしれませんが、私たち遺族にとってはそうではありません。 大切な祖父を侮辱されたようでとても腹が立つと同時に悲しくて仕方ありません。 祖母も気付いており悲しがっていました。 こんなことなら祖父の言葉通り、読経してもらうべきでは無かったと後悔しております。 そのお坊さんへのお布施は一万円お渡ししましたが、お金さえ貰えれば後はどうでもいいのでしょうか? 腹の中で何を思ってようが自由ですが、それを表に出さないようたった数分も我慢できないのでしょうか、それが不思議でなりません。 上記したように、以前にもお坊さんのことで嫌な思いをしたことがあり、それに今回のこともあり、もちろんそんな事はないと分かってはいるのですが、こんな人ばかりなのですか? また、この悔しい気持ちの落ち着け方が分かりません。 アドバイスいただきたいです。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 8
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母の葬儀を神式でやりたい父を理解出来ない

2月5日に、母がガンで他界しました。まだ60代の若さでした。今、悲しみと喪失感に暮れて居ます。 そんな中でも、葬儀の準備を進めなければなりません。我が家は、代々仏教式での葬儀を行なって来ました。 しかし、何故か父が神道式にしたいと言い出したのです。 ちなみに、父は特別神道を崇拝している訳でも無く知識もほとんどありません。 神式では、代々のお墓に遺骨を入れられません。魂も輪廻転生の輪に入れず、神棚に奉られる状態になると聴きました。 私は、生前散々苦労して来た母を、極楽浄土に送りたかったのです。 生まれ変わって、来世こそは、苦労無く、幸せな人生を送って欲しい。 しかし、神式では嫌な思い出ばかりが残る我が家に、魂を縛りつける事になるのでは無いかと心配しています。 父が私に相談も無しに依頼した葬儀屋さんも、神式葬儀の事例はほとんど無く、儀式なども曖昧に形だけやっている状態です。 母の亡骸は、まだ自宅に安置されています。枕直しの儀に必要な小刀などを担当の方が置いてくれました。 しかし、刀の置く向きが違います。葬儀屋さんのスタッフさん側に、神式の知識が無いのです。 用意出来る祭壇も小さく質素で、どうにも必要な用具が足りていません。これでは、あまりにも可哀想です。 まさか、お葬式の件で父とケンカをするとは思いませんでした。 どうしても神式で葬儀を行いたいのであれば、そこは仕方がありません。 ですが、せめて今の葬儀屋さんをキャンセルして、神式の儀式に詳しい、専門の葬儀屋さんに変えて貰いたいのです。 枕直しの儀を取り行ってしまった後のキャンセルは、失礼に当たるので出来ないのでしょうか…。 逆に、儀式をしたにも関わらず、別の葬儀屋さんで2度目の儀式を取り行う事は、 母の魂が迷ってしまったりなどの影響があるのでしょうか…。 葬儀業者をキャンセルして切り替えた経験のある方。 そして、数多くの魂を送って来られた、お坊様。 もう時間がありません。何卒、救いの手を差し伸べて戴けます様、お願い申し上げます。 大切な母親が人生の最後に、主役になれる日が葬儀だと考えています。 とびきり美しく、良いお式だったと言って戴ける様なものにしたい。私が出来る、最後の親孝行です。

有り難し有り難し 9
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檀家総代について

先日父方の祖父が亡くなり、週末にかけて葬儀等を済ませたのですが 実は父が檀家総代をしているお寺の住職の母親の四十九日が祖父のお通夜と告別式が終わった次の日にあり 父は間もなくその手伝いに向かいました。 亡くなる1ヶ月前から祖父は施設のベッドから落ちて大腿骨を骨折したのちに入院と手術をしていたのですが その際はちょうど住職の母親が亡くなったあたりのタイミングだったため 本来であれば医師からの説明のためずっと病院に居なければならないはずが 檀家総代であるという理由から葬儀をまとめなければならず あまりそばに居ることができないような状況でした 「なんとかして祖父のそばに居てやれないものか」と言っても 父は「俺が葬儀のまとめをやらなければいけない」と返され聞き入れてもらえませんでした その時でも色々と疑問に思うことはありましたが まだ祖父は生きている状態だったので とりあえずはあまり口を出さずにいました でもなんだか今回は話が違うような気がするのです 昔からお世話になっているお寺なので 色々と感謝することがあるのは間違いなく 手伝う義務のようなものがあるのは十分理解しているつもりなのですが 身内の、しかも自分の親を見送るという時に葬儀から荼毘まで最低限のことだけして それが過ぎたあとは先にひかえている他人の葬儀を優先的にまとめるというのは なんだか祖父をないがしろにしているような感じに見えてしまってわたしは納得できません。 せめて四十九日までは自分の親のために集中できないものなのかと ただでさえ葬儀の前も後も大変だというのに… 檀家総代というのは、大切な家族の時間を犠牲にしてまでこなさなければならないものなのでしょうか? 本人に言っても、まわりに相談しても 「仕方がないことだから」と言われて終わってしまいます。 自分の行いは大なり小なり必ず自分にかえってくるものです もし自分があの世に行くときでも同じようにないがしろにされても良いということなんでしょうか。 あまりに薄情な気がしてなりません。。

有り難し有り難し 5
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ