母親を許せない
私は幼少期にアスペルガーの診断を受けました。兄二人に障害の診断はありません。父はおりますが、家庭の事には殆ど関与しませんでした。
幼稚園時代は療育に通ったりと母にはお世話になりました。
私の年代で幼少期に発達障害の診断が付く人はそう多くはありません。
母は「障害」のバイアスで私を見ているので、友達ができなかったり、同級生より出来なかったことはすべて障害のせいにされました。
知的障害は無いので、高校からは普通の私立に通いました。無事に卒業が決まるまでは「中退するのでは」といつも心配していたと後年になって聞きました。
何かにつけて心配だからと言い、干渉してくる母。
私が25歳の時に一人暮らしを始め、その2年後に縁あって結婚しました。主人(定型発達者)は私を診断名で判断せず、一人の人間として接してくれます。一昨年には子供が誕生し、今は三人で暮らしています。にも関わらず、母から言われた言葉が今もフラッシュバックします。
主人には「出来てることもたくさんあるのだから、そこは自分で認めないと」と言われます。私は診断名故になかなか親から認められず、たとえ出来たことがあったとしても「それはできて当たり前。普通の子はとっくにできてる」と言われ続けてきたため、自分を認めることができません。
「障害が無かったらきっと親から認められたのに」と毎日考えています。
過去に「勝手に三人目産んだのはそっち」と母に暴言を吐いたこともあります。
現在の私は診断名こそあるものの、それを明かさずにパートの仕事を四年続けています。家事も一通りこなせます。場の空気も読めます。
幼少期より母から怒鳴られたり否定され続けた出来事が忘れられず、母の死を願うことさえあります。
その一方で一緒に出掛けた思い出もあるので、母を許せない自分がとてもつらいです。
比べ癖が治らず、人と比べては落ち込む 人間関係の構築が上手く出来ない 毒親
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
苦しめた言葉より、あなたに向けられる優しさの言葉を頼りに。
あなたが、自分で努力し、人間関係を築き、手にしてきた幸せがあります。難しさや傷ついたこともあっただろうと思いますが、あなたを大切に想う周りにも出会ってこられたことと思います。
誰もが、そうやって自分の生きる道を切り開いていくのでしょうね。あなたも、例外ではなく、皆と同じように歩んでこられたのです。その生き方を、誰も評価したり否定する立場にないのですよね。
お母さまは、「障害」を必要以上に恐れ、そのせいにすることで、現状に意味づけされたのかもしれない。そのせいだから、仕方ないんだって。だけど、その言葉や態度が、どれほど あなたを失望させただろうか。
ちゃんと私を見て。私が悩んだ時、障害のせいで終わらせずに、一緒に悩んでほしかった、一緒に考えてほしかった、わかってほしかった。ちゃんと同じ立場で、同じ目線で、見てほしかった。そう思ったのではないですか?
私ね、自分が親になって、気づくのですがね。「親」になっても完璧じゃない。子どもから教えられることもある。親ゆえに、必要以上に心配し、守ろうとする。それが歪んだ理解を生むこともあるんだなって。
もちろん、だからといって傷つけていいわけがないし、親の態度や言葉は、いつまでも子どもに影響を与える。呪縛のように。
ここに親の自覚と責任を持たなければなりませんね。
あなたにフラッシュバックが起きるのも、親なら、こうであってほしかったという願いを持っていたからではないでしょうか。今も。
お母さまの子育ては、あの時の精一杯だったのかもしれません。苦しめた言葉に振りまされるより、あなたに向けられる優しさの言葉を、頼りにしませんか。
あなたには、夫さんやお子さん、目の前の家族が何よりの理解者じゃないですか。その家族は、あなたが ご自身で手にしてきたものです。あなただから。得た幸せなんですよ。
これからを見て、生きていきませんか。
あなたには、笑顔でいてほしいわ。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり、申し訳ありません。
温かいお言葉をありがとうございます。
親として子供に同じ思いはさせたくなく、自分の苦しみを乗り越えていきたかったので、こちらに書かせていただきました。
この回答を読み返しながら、少しずつ前を向いていけたらと思います。