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父親

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父親との接し方に悩んでいます。父親は病気で入退院を繰り返しています。家では、介助なしでは出来ないことがおおいです。

私も、仕事しながら介護をがんばっていました。先日、なにげないことで口喧嘩になりました。そこで、父の口からでた言葉が姉達を見習えとの事でした。

何に対しても一生懸命と頑張っていた私の張り詰めていた糸が切れました。姉達は、口ばかりで何も手伝ってはくれません。

小さい頃から、いつも比べられ馬鹿にされていました。私だけ。

余命いくばくもない父にひどいことをしています。今は、何もしてあげたくありません。

私は、どうしたらよいのですか?毎日悩んでいます。

よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

おひとりで抱えずにごご相談して

お仕事を抱えながらもお父様の介護に頑張っておられていらっしゃるのですね。でもその中でお父様から批判めいたことを言われたことはとてもつらくくやしいことですよね。
お父様のお命がどれくらいなのかは存じ上げませんが、もしそのような口論となり親子関係が悪化してしまうようであれば、医療機関や自治体の担当に方等にご相談頂き、第三者の方に介護をお頼みになられて、あなたはしばしお休みなさって頂いた方が宜しいかもしれません。。親子関係ですと特に依存心も高くなりやってもらって当たり前と思われたり、それがもとでこじれてお互い感情的になってしまうこともよく見受けられます。一人でできることは限られておりますし、まして介護の制度は国で主導されて実施されていますので、公的機関も交えて対処方法を導き出して頂いた方がよい場合もあると思います。
お父様とお過ごしになる時間は限られておられると思います。だからこそ良好な親子関係を維持して頂きお父様がその命終わるときには穏やかに見送って頂きたいと思います。そしてあなたのお心も体も健やかにお過ごし頂きます様にと思います。

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おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

2つの問題があると思います。

お仕事を続けながら献身的にお父様の介護を続けてこられましたこと、誠にご苦労様でございます。頭が下がります。

ご相談を拝見しましたところ、2つ問題があり、それが絡み合ってしまっているように感じます。

①はち様の今現在の心の苦しみの問題について
介護の現場ではこういった事がよく起こってしまうのかもしれません。普段世話をしてくれている人より、たまにふらっと寄って優しい言葉をかけてくれる人のことを良く思ってしまう・・・頑張っている方の立場としては悔しいですよね。
お父様も実はお気づきなのではないでしょうか。本当ははち様に一番苦労をかけていること、それについて感謝していること・・・そういったお気持ちがないわけではないと思います。
親にとって子はいつまでたっても子のままです。「小さい頃から比べられてきた」とおっしゃるように、今現在も末娘のはち様を昔のままのように思ってしまい、その頃のまま扱ってしまったのかもしれません。
歳を取ると頑固になるものです。謝るタイミングを見失っているのかもしれません。

ここはひとつ、今となっては精神年齢の上回っているはち様から先に謝るとともにお気持ちを伝えて、お父様にも謝罪の機会を作って差し上げてはいかがでしょうか。

お父様と口論になってついカッとなってしまったこと。
そんな時に昔のように姉と比べられ、さらには姉を擁護され悲しかった事。
それによってこのまま介護を続けたくないと思ってしまった事。

抱えたままでは苦しいお気持ちを素直に、しかし丁寧な言葉で伝えてみてください。お父様からもきっと「すまなかったね」「感謝しているよ」の一言が出てくると思うのですが・・・。

はち様の心の苦しみについては、お父様とわかりあえること、一言でよいからあたたかい言葉で報われること・・・これが何よりの救いのように思えます。

②お父様の介護について
今回の心の苦しみが晴れても介護は続きます。お姉様の協力が得られない現状を鑑みますとこのままの状態でよいとは思いません。ご相談いただいた問題が解決してもすぐまた次の問題が起こりそうにも感じます。
一向寺様のおっしゃる通り、お姉様も交えて自治体や諸施設に相談なさってはいかがでしょうか。

お父様のご命終を迎えるその時まで、はち様はじめ皆様がともに心安らかに過ごせますよう念じております。

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おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

一向寺様、法覚寺様、温かいお言葉ありがとうございました。こころが救われました。私にも、してあげてるんだという傲慢さがあったのかもしれません。本当は一番辛いのは父なんですよね。助けを求められる人にお願いもしながらですね。ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ