死にたい
死にたいです。
でも家族を悲しませたくありません。
今まで沢山の人を傷つけてきたくせに、死んで楽になりたいのです。
精神科に通っていますが良くなりません。
過去への後悔、未来への不安から逃げ出したいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
過去は過ぎ去った。未来は勝手にやってくる。
拝読させていただきました。
何ごとにおいても
『急いては事を仕損ずる』
この ことわざ は耳にされたことはあることと思います。
過去は過ぎ去り戻ることなく、それは誰もがであり、過去は捨てられたのです。
嫌な過去は千差万別ですが、未来を進めていく今という現実に過去の苦い思いが今を進めにくくしています。
例えば〉
苦い過去の思いをお題として。
腐った魚をいつも使うバッグや部屋に放置しておくと、そのバッグは腐り捨てると思います。また部屋の異臭で住みにくい部屋は掃除をして換気をして無香へ知恵を働かせると思います。
この例えで表現しました物理的な現象が、心に現れている精神的現象なのです。
物理的と同じように、精神的要素もどのようにして掃除(断捨離、清浄)していくための知恵と工夫と整理整頓へと動き出すことが今、取り組むべきことになります。
心というものは常々、動いているものですので、捉えにくく、見え難いものです。
心に蓄積させる嫌な思いを捨てるためにどのようにしていけば楽になるのかを宿題として挑んでいきましょう。
釈迦はこのように真理を説きます。
「汝よ。水を汲み出したならば
舟は軽やかに進むであろう。」
この比喩的表現では「水は煩悩」を指し、舟は自身の心を指します。
自分を自分自身で沈めるような過去の原因は捨て去り、これから徳を積むことをしていけば必ず過去の思いは軽減されていきます。
これは一つの徳の積み方の修法ですが、即効性というものはこの世に存在しません。
ダイエットも一日食事を抜いたとて、ただ胃袋の分だけが減っただけで脂肪が減るものでないように。
一日一日の積み重ねが「塵も積もれば山となる」のです。それは善も悪も同様に。
hasunohaに相談されることは、見えない出口を探し、突破口を見い出しに来ている人が多いです。そして、何よりも相談されに来ることは、「自分自身を変えたい。変われる。変わってみせる。」この気持ちが既に働き動きだしている人です。
あとは行動するのみで、良い方向へと必ず変わっていきます。
必ずです。
合掌