実際に地獄の「ような」状況というものが世界にあります。
日本は割と恵まれた国家なので、戦乱やテロの多い国より安全です。
女性であっても男性であってもLGBTであっても、まず地獄とは言えない生き方をされている人を探してみてください。
生き方が立派な人はそこが苦界であっても活路を見出し、善悪や苦界楽界をこえた解脱の道をゆくのです。それが釈尊の説かれた中道です。
あなたが病院に入院したとする。
１号室、２号室、～１０号室全部がカラだったとしましょう。
暗く考えれば
１号室は一番最初にお迎えが来る
２号室は二度と還ってこれん
３号室は散々苦しむ
４死んじゃう
５ご臨終
６ロクでもない医師
７長く苦しむ
８やっぱりだめだった
９苦しみ苦しみ
10とうとうダメだった
このように考えれば数字一つでどれを取っても地獄なのです。
それは誰がどこでいつ作るのか。
みんな頭の中の捉え方です。ネガティブ思考。暗く後ろ向きな負の思考。
プラスに考えりゃ、
１いい部屋
２ツイてる
３サイコー
４良くなる
５ご苦労無し
６無病息災
７長生き
８ハッピー
…
何とでもなるのです。（９，10は自分で考えてね）
信じたくないのに信じてしまうというのは、信じているのではなく、他の考え方を知らないということ。小さな考えに縛られているということです。
禅を学ぶことです。
禅を学ぶとは物事の根本の道理を知るということ。
禅とは物事の本質を見極める目です。
ジャンケンではグーもパーには負けてもボクシングではグーが最強。
握った手では何もつかめないですが、開いてパーとなせば何でも掴める。心も貴女のような小さな考えを開くことです。なんでも掴める。ヘンナモンは捨ててしまえ。
チョキも２となりピースあるいはVサインとなり、シッペとなる。シッペの由来の竹箆とは禅では師匠から弟子に預けれらる法具の一つ。弓をへし折った形をしているものの弦も無く矢も無い。
「さぁ、用いて見ろ！
地獄を転じて天国、極楽にしてみろ！」
そのようにあなた自身の凝り固まった心を自由自在に用いるのが禅の修行。
昨日までの親不孝のネガティブ思考も、仏の眼を開いて菩提心をおこせばネガティブ思考も慎重さ、用心深さとなり、親不孝も恥じれば孝順・孝養の慈悲の心となる。
あなたの地獄はあなたが転ずるのです。
地獄を転じて仏界と為す。
それが我々人類の使命なのです。

丹下　覚元（たんげ　かくげん）

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今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞（本文より） 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか？ お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

拝読させて頂きました。
あなたがそのニュースを見てとても不安になっておられることを読ませて頂きました。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
このニュースの記事について私は信じるに値しないと思います。
女性は生まれつき地獄行きという考え方は著しい女性差別です。
地獄に行くということは様々な悪いことをするからです。ですから地獄行きは性別や生まれつき等とは関係はありません。
その行いによって次の結果としてどこに行くのかが決まっていくのです。
ですからこのニュースの記事は仏教の教えや真理とはかけ離れた差別や偏見です。
悪しき考えや言葉や行いをするから地獄に行きます。ですから善き考えや言葉や行いをすることを心がけていきましょう。
そして仏様を信じて救って頂きましょう。
仏様は必ず私達をお導き下さり地獄ではなく仏様の浄土にお導き下さいます。そして一切の迷いや苦しみや悪からお救いなさって下さいます。
どうか安心なさって下さいね。
あなたが毎日を善き心がけのもと安心して毎日を生き抜いていかれます様にと地獄ではなく浄土に導かれます様に心より仏様にお祈りさせて頂きます。至心合掌　南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

どうかデマやウソいつわりに惑わされないで下さいね。仏様は全ての人を決して差別も偏見も持たずに平等に救って下さいます。どうか安心なさって下さいね。あなたを心より応援しておりますね。

Kousyo Kuuyo Azuma

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一向寺

脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。（佐野ラーメンが有名な処です。）これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。

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ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。