hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

ひきこもりで前に進めません

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

私は高校卒業後、2年ほど家に引きこもっています。

高校時代のいじめで精神疾患を患い、今は外に1歩出るだけでも肩や足がガチガチに緊張して、近所のコンビニやスーパーなどに行くと周りの人に笑われたり噂されたりするため殆ど家にいます。

嫌われることが極端に怖く、今の自分に全く自信がない為、自分のことしか考えられていないのが精神疾患の大元の原因だと思っています。

それを治そうと合宿で免許を取りに行き、その間色々なことを必死で頑張ったのですが、影で「気持ち悪い」「ウザイ」と言われる度に心が折れて、免許だけとってそれ以外何も出来ませんでした。

その後さらに症状が悪化してしまい、結局家にこもり、どうしたらいいのか途方に暮れています。

一度飛びおりて自殺未遂をしたことがあり、もう絶対にしないと決めていますが、このままの状態が続くと思うと突発的に何をするか分からない位追い詰められています。

こんな私はまず、何から始めるべきでしょうか。

お坊さんの意見をお聞きしたく、質問させて頂きました。
情けない質問ですが、どうかご回答頂けると幸いです。

2022年7月3日 15:12

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

我が強いせい

他者の目が気になるとか、引きこもりとか、自殺とか、我が強いからではないかと思います。もっと良い自分であるはずなのに、もっとうまくやれるはずなのに、実際はそうじゃないから、不完全な自分を否定したくなる、少なくとも不完全なままで他者と接することができない。
 みんな自分のことが気になりますが、他者のことはそれほど気にしません。自分じゃないからです。好きなら寄ってきて、嫌いなら怒って、どちらでもなければ無視、で、終わりです。
 出会っているときだけ、好きか嫌いか無視か、します。別れたら忘れます。みんなそんなものです。みんな自分だけが好きなのです。
 あなたも自分が大切なので、他者のせいで落ち込まないでください。自分は自分のことをやる、で、結構です。
 これから一生涯、どうやろうか、なんて途方もないことを考えないでください。千里の道も一歩から。仏教的には日々是好日。今日一日だけ頑張ろうと、励んでください。
 朝、起きたら、新たに生まれた気分で、昨日までは全部ほっといて、今日は、しっかり頑張ります。夜寝るときは、今日一日を反省しながら、落ち込まないで、できた良いことを反芻して、頑張ったことを一切衆生に報告して(今日の功徳を一切衆生に回向します、と、心で唱える)、もうこれで死ぬのだという気持ちで、寝る。
 朝起きてまだ人間界なら、また、生まれ変わった気持ちで一日を頑張る。
 過去は終わってしまったし、明日はまだ来ていないので、今日は今日のことだけをやるのです。
 人の目なんかどうでもいいですね。居場所を作ってくれる親御さんにだけは、親御さんの気持ちは気にせず、こちらが、感謝しきれないのですが感謝してください。
 人は人、自分は自分、で、我を少なくしてできることをやればよいと思います。

2022年7月4日 7:39
{{count}}
有り難し
おきもち

初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
このお坊さんを応援する

癒されることがまず必要です

めめ 様 相談ありがとうございます。

それはお辛い体験をしましたね。
本来明るい性格なのに、虐めや陰口で、それが隠れてしまったのですね。
まずは、私のせいじゃない、と思うことです。何度も。
私が悪いのではない、私に責任はないと何度も思ってください。
そして、現状引きこもっているようですが、それでも心が癒されること、なんとなく落ち着くな~って思うこと、思うところはありますか。
最初は少しでもいいですから、落ち着くとか安心するとかそんなことを感じれることをしてください。あなた何も悪くないのですから、自分で好きなこと、好きな場所で、心を落ち着けることをしていいのです。安心感を感じることをしていいし、そんなところに行っていいのです。こうして癒されることがまず必要です。焦ることはありません、充分に癒されて、自分の心に安心感が芽生えて、満たされて、心にエネルギーが溜まっていることを感じた時、対人恐怖も段々と和らいでいきます。
さらに、辛い体験以前の、明るいあなた自身、無邪気なあなた自身を思い出して、優しさや、愛情を受けた時を思い出しましょう。その時の心の温かさを思い出して、何度も思い出して、今あるように感じてみましょう。
ご両親から、あるいは信頼できる人から、優しさを向けてもらった時のことです。
難しければ、あなたが思い描く理想の人でも構いません。そんな人に抱かれているイメージを持ちましょう。そしてそんな人に守られている感じもイメージしてください。これを何度も繰り返してください。
瞑想するように、ゆっくりとゆったりとした呼吸を繰り返し、何度も心の温かさを感じてみましょう。最初は少ししかできないかもしれませんが、続ければ長く感じるようになっていきます。こうして心の温かで満たされていけば、大丈夫です。きっと大丈夫です。それまで、どうぞ何度でもご相談ください。一礼
追伸:早速にお礼メッセージありがとうございました。瞑想をされていたとのこと、メールやzoomで、慈悲の瞑想のレクチャーをいたしますので、一人で難しい時は、遠慮なくお問い合わせください。この度のご縁に感謝申し上げます。癒されて、温かい心で自分の人生に主人公になろう。再礼

2022年7月3日 23:19
{{count}}
有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

とても暖かい回答をありがとうございます。

思えば最近は何をするのも自分のせいだ、と思ってしまい、ただ焦燥に駆られるばかりでした。

瞑想は一時期していたのですがしなくなってしまっていたので、暖かい気持ちを思い出せるように改めて繰り返しやってみようと思います。

暫くぶりに心がとてもほっとしました。ほんとうにありがとうございます。

またご相談させて頂くことがあるかもしれませんが、とにかく焦らずに、一つずつ進んでいこうと思います。貴重なお時間を頂きありがとうございました。

2つ目の回答へのお礼のコメントになります。
今日できることをやる、一日の最後に反省して、出来たことを反芻して死んだつもりで眠る、全て今の私に必要な事だと思いました。

将来のことばかり考えて今努力することを放棄していたので、今日1日自分が出来ること、したいことをするようにしていきます。

なかなか周りにそういった事を言って貰える機会も無かったので、忘れず何度も繰り返し読ませて頂き、一日一日を大切にしていこうと思います。

大切なことに気づかせて頂けました。
本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ