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毎日自分の行動が恥ずかしいです

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毎日、自分の行動を振り返って反省会をしてしまいます。
反省会と言っても今後に活かせるような分析ではなく、
できていない自分を責めるだけの時間です。

退社した後に、上司から指摘されたこと、
自分のできてないことを思い出して「うわあああ」と思わず叫んでしまいます。
最近は生きていること自体が恥ずかしいような気持ちになってしまい、
しにたいなあと思うようなことが増えました。

自分を追い詰めすぎず楽にいけるように、アドバイス等あればお伺いしたいです。

2022年7月21日 19:54

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

セルフ・コンパッション

hal 様 相談ありがとうございます。

確かに反省といっても、自分を責めるだけでは苦しいですね。
一つの方法ですが、セルフ・コンパッションの手順を説明します。
あなたは出来なかったことに注目して、自分を責め、葛藤を起こしてますが
そんな自分を責める心の癖を持っているのは、自分のせいじゃない。自分が悪いのではないと、思ってください。
だれでも出来なかったことに注目すると、自分を責め、自己嫌悪に陥ったり、恥ずかしいと思うようになります。これは、脳がそうさせているのです。脳は脅威に感じる「出来なかったこと」に対して、逃走反応や凍り付き反応を起こす習性を持っています。このような仕組みは人間が進化して生まれ持った脳の働きのせいで、あなたのせいではありません。つまり、葛藤を起こしているのはあなたのせいではないのです。脳の説明をしてると長くなるので、「自分のせいではない・自分に責任はない」を意識してください。
そして、その葛藤から抜け出すのは、癒されることがまず必要です。
それから、心を落ち着ける呼吸をすること。
さらに、自分に思いやり・優しさを向けることです。

癒されることは何ですか?安心安全を感じるようにしてください。
心を落ち着ける呼吸を繰り返しましょう。ゆったりとゆっくりと出る息・入る息の呼吸にただ集中して心を落ち着けてください。
そしてさらに、静かに座り、誰かに思いやりや優しさを向けてもらったことを思い出し、その時に感じた心の温かさを思いだし、自分に思いやり・優しさを向けることを意識して瞑想的に繰り返しイメージすることで、自分を責める癖がだんだんと変わってきます。練習と継続が必要ですが、続けることで、自分を寛容に見れるようになり、自分への思いやりが溢れ、優しさと勇気が湧いてきます。
段々と生き辛さが取れて、会社でも明るく堂々とふるまえるようになるでしょう。
参考にしてください。もしセルフ・コンパッションに興味があれば連絡くださいね。一礼

2022年7月21日 23:12
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