悲しみから立ち直れません。
テレビで此方のサイトを知り話を聞いていただけるかと思い書き込みをさせていただきます。
一人息子(20代前半)が自死の道を選んで約一年が過ぎましたが悲しみから立ち直れず毎日泣き暮らしています。
彼が一歳になる前に離婚し親子2人で頑張って暮らしていました。
元々精神的に不安定な子でしたが昨年一月頃住居を訪ね(大学進学し、そのまま離れて暮らしていました。)帰ろうとするとひどく嫌がり半泣き状態になりました。
私も仕事があり帰らない訳にはいかなかったのでその時は小まめに連絡を取り(週に2~3回 電話・メール・手紙等)様子を見ていました。
4月に訪ねた時は落ち着いていたようなので安心して帰ったのですが、私が帰って10日後に電話で話し、また行く約束をし「待ってるから。体に気をつけてね。」と言ってくれたのにその後に命を絶った様です。
私は話をしたことで安心してしまい一週間後に手紙を出し(手紙は返事をくれないことが多かったので気にも留めていませんでした。)、その1週間後に警察から連絡が来るまで何も知りませんでした。
一人でどんなに寂しかったろに・・・。
遺書もなく、何故一人で逝く事を選んだのか解かってやれない事も辛いです。
最後に会った時に「お母さんもこっちで暮らせばいいのに。」と言われたのに「色々有るから来れないよ。」と答えた自分が許せません。
どうして一緒にいてやらなかったのか・・・。
何をしていても子供のことを思い出し涙が出てしまいます。
時に物凄い後悔の念と虚無感、恐怖感等を感じてしまいパニックの様になる時もあります。
あの子の所に行きたいのですが本当に優しい子だったので今、私が行ったらきっと悲しむと思い、その想いだけで踏みとどまっている次第です。
元々反対されていた結婚でしたので身内は冷たく、死因の事もあり話す事も嫌がられるので相談できる相手もいません。
ただ一人で泣くだけです。
もうすぐ命日が来ますがその日が越えられるか自信はありません。
どうすれば心がしっかり持てるのか教えてください。
お願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一人で立ち直ろうとしないで
辛い経験をされましたね。お悔やみを申し上げます。
年間3万人が自死する日本、その何倍もの人がそれにより苦しんでいますよね…
「自殺・自死は心の交通事故」と以前答えたことがあります。
きっと息子さん、うかさんに心配かけたくないと頑張っていたんでしょうね。
小まめにくれる連絡は嬉しかったと思いますよ。
うかさんのおかげで固くなっていた心が少し癒やされてほぐれた時に、何か大きな事故が起こってしまったのかもしれません。
遺書も残す暇もなかったくらいですからね…。
うかさんが悪いわけじゃないですよ。誰を責めることもできません。
涙は無理に堪える必要はないので、泣くだけ泣きましょう。
お釈迦さまも「親が子供のために流した涙は四海の水よりも多い」と説かれています。
そして少し落ち着いたら、仏壇位牌の前に座って、まず息子さんの名前を呼びましょう。
「今からあなたのためにお経をお唱えしますよ、ちゃんと聞いてくださいね」とつげてから、供養を捧げてあげて下さい。
うかさんが日常に戻れた時が、息子さんも浄土の世界に慣れて落ち着いた時です。
誰とも悲しみを共有できないことは辛いことです。
「自死・自殺に向き合う僧侶の会」というのがあります。
http://www.bouzsanga.org/
ここではうかさんと同じ苦しみを持った方々が集まり、お互いの胸のうちを開かします。
こういうとこに行ったり、ハスノハを使ってもいいんです。
菩提寺や近くのお寺を訪ねてもいいと思います。
とにかく一人で無理に立ち直ろうとしないで下さい。
人はそんなに強くありませんから…。
質問者からのお礼
日顕様
お諭し有難うございます。
『涙は無理に堪える必要はないので、泣くだけ泣きましょう。 』『一人で無理に立ち直ろうとしない』
このお言葉はとても嬉しかったです。 周りの人は皆冷たかったので・・・。
この様な悲しみを抱いているのが自分だけではないと理解してはいるのですがその日が近づくにつれどうしても苦しくなってしまいます。
特に夜間に気持ちが落ち着かなくなりかなり辛い状態になります。
こんな状態ですので息子と離れる事が出来ず一緒にいます。
エゴだと解かっているのですが・・・。
この事についてもまたこのサイトでお尋ねしたいと思っていますので日を改めて質問させていただきたい
と思います。
日顕様、お坊様方、サイトを管理してくださっている方々、「hasunoha」を作ってくださって有難うございます。