老化を感じています。
hasunohaのお坊様にはいつも大変お世話になっております。どうもありごとうございます。
最近、「年をとったなあ。」と自分自身の事を思います。脳も老化しました。人の名前がすぐに出てこない。人とメールでやりとりをしていても勘違いが多くなりました。間違った事をメール送信してしまい後で気がついて恥ずかしい思いをしたりします。
つい2年位前まではそんな事はなかったのに、、と悲しくなります。
自分を叱っても意味がないのでただ落ち込んでいます。
私の母方の祖母は子供や孫達に愛されていたのでテレビドラマのストーリーが途中で分からなくなっても孫たちが丁寧に解説をしていました。
私は自分でなんとかして生きていかないといけないので先が思いやられます。夫と私、どちらが先に寿命がくるかわかりませんが高齢者になってからどのような心持ちで生きていけば良いのかわかりません。
どうかアドバイスを頂けたらと思います。
宜しくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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豊かになる
ご相談拝読しました。
老化・・・まだ30代後半に入ったばかりの私が言うと怒られるかもしれませんが、私も感じます。疲れやすくなったり、油物を受け付けなくなったり、処理能力が落ちたり・・・変なところから毛が(それも白髪の)生えてきたり・・・。
若いころは老いた人が「膝が痛い」とか「何しに来たんだっけ?」とか言っているのを見て「何を言っているんだろう??」と思っていたものが、いざ自分もそうなると「そういうことだったのか!」と頷かされます。
そういう意味では老いとは豊かになることでもあります。知らなかったことを知れる、感じられる世界です。
もちろんそこに寂しさ悲しさ、不安も付きまといます。でもそれも含めて「私」なのです。
不変の確固たる「私」がいて、その「私」に老いが生じたり、老いを嫌だと思うのではありません。「老いが私」「嫌だと思うことも私」なのです。
私に先立って老いの姿を見せてくれた祖父母や両親や有縁の方に学びつつ、老いを含めた今の私を認めていきましょう。
(パトラッシュさんはご家族のことで大変苦労されてきれているので学びの対象は選んでいいと思いますが)
老いることは一人で生きられないことの証明でもあります。自分で何とかしなきゃ、では不安も募り、現実的な無理も出てくることでしょう。
ご夫婦同士の支え合いはもちろん、支援団体を探す、施設入居の検討・・・参加できる様々な場を探す。人の力を借りること、人に触れること、関わることをあきらめずに老いていきませんか?
質問者からのお礼
吉武文法様
ご回答どうもありがとうございます。
現実的な対策は絶対に必要ですね。私が住んでいる自治体ではどのような高齢者対策をしているのか等、今から調べてみます。