死生観や魂についてご教示いただきたいです
看取りを目的とした入院患者の多い病棟で勤務している看護師です。仕事柄、死というものは身近に感じております。
緩和医療の分野において、スピリチュアルケアという考え方があります。
世界保健機関で健康とは身体的、精神的、社会的に良好な状態であり病気の有無に関わらないと定義されているのですが、そこにspiritual health(霊的な健康)という概念を追加してはどうかという提案が2000年頃にありました。現在において、霊的な健康は概念に追加されていませんが、看取りの場において霊という概念は必要であると愚考しています。
私は人間を「尊厳を持つ存在」「胎児の頃から逝去されたのち、遺された人の心から消えるまで」と考えています。命が尽きると人間でなくなるのであれば、遺体はただの物体であり、丁寧に扱う必要のないモノとなってしまうと思うからです。看護は患者が逝去したのち、死化粧をし、身体を洗い、着衣を整え、御遺族へ患者という人間を引き継ぐ役目があると思っています。
私の考えの根底に魂というものがあるが故に、上記のような考えをしているのだと思いますが、不勉強ゆえ魂というものを言語化できません。地獄や憂き世、極楽といった様々な宗教観の言葉がある日本において、皆様は魂をどのように捉えているのか知りたく思い、質問させていただきました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
いつもあなたに寄り添っています
拝読させて頂きました。
魂は身近にあるもの、感じるものです。あなたにも身近な人達にも今亡くなりゆく人達にも既にお亡くなりになられた人達にも魂がありそれぞれ心の中で感じることがいつでもどこでもどんな状況にあってもできるのです。
あなたに様々な人達が寄り添って支えてくださっておられる中でお亡くなりになられた人達はいつもあなたのそばにいらっしゃるのです。
否定なさる人もおられるかもしれませんが、空気や様々なものが当たり前の様に存在しても普段意識しない様にいつも生きるものも亡くなったものも心にあるのです。
あなたがこれからも素晴らしい人達やものごととのご縁に恵まれながら毎日を心豊かにお健やかに生きて充実した幸せや毎日を皆さんと心から感じていかれます様に切に神仏やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
魂はそれぞれの心に在り、身近なものであり感じるもの、傍に寄り添うものというお言葉、ありがたいです。
普段の生活において魂を意識することが少ないのですが、落ち着ける環境で内面に目を向けてみる大切さを教わりました。