未練の断ち切り方について
もう10数年前のことです。
当時13歳だった私はひと回り以上も歳上の人と関係を持ちました。同時にすぐに相手を好きになってしまいましたが、彼女がいるという事で泣く泣く離れました。
その後高校生くらいの時に一度また関係を持ち、ずっと疎遠なままです。
長らく忘れていたのですが、このような季節になると不思議とあの時の事が思い出されて苦しくなります。
恥ずかしい話ですが、その後関係を持って来の方達の足元にも及ばないほどに、お相手との行為が強烈でした。
今は私は家庭を持ち、こんな考えは絶対あってはならない事なのに、ずっと忘れていたのに頭から離れなくなり情けないです。
確かに慣れない子育てや仕事に忙殺される日々で体調も崩しがちです。
どうしたら未練を断ち切れるでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
梅干しの味。この1秒間も悪くない。
記憶は消せませんし、過去の思い出を全否定する必要はないと思いますが、思い出して考えてしまう時間を短くする工夫は可能だと思います。
一例ですが、過去の相手を思い出したときに、必ず梅干しやレモンの味を思い出すようにしましょう。
梅干しやレモンの味を想い描くと、口の中の唾液が増えませんか?
思考によって肉体を操作できる感覚を意識するのです。
過去の思い出は思い出として脳の片隅にあっても、それに支配されずに心と身体を操縦できる自由自在さを意識しましょう。
過去は脳内データにすぎない。データは加工されている可能性もある。
未練という犬や欲望という犬が心にいても、それをちゃんと飼いならせているから問題ないのだと確認するきっかけとして、梅干しやレモンを思い出してみてください。
あとは、現在、配偶者やパートナーがいらっしゃるなら、スキンシップを求めて癒してもらうのも良いでしょう。
また、自分が癒してあげるという喜びも感じられたら良いですね。
今の年齢には、今の年齢のときにしかできない経験もありますね。
瞬間ごとに生まれては消えていく、瞬間ごとに新しい自分の心と細胞を観察して、「過去も楽しかったけど、この1秒間もけっこう悪くないな」と自分を褒めてあげましょう。