高齢ペットの寿命の向き合い方が知りたい
ご無沙汰しております。
私には今年で9歳になったうさぎがいます。人間でいうと86歳くらいで、元気でマイペースな男の子です。
ケージから出すと嬉しそうに足元を走り回り、作業をしているとそばで横になって様子を見ていて、毎日元気をもらっています。
しかしうさぎの寿命は一般的に6~8歳と言われており、最近食欲が落ちてきたり、おしりを汚さないでトイレを済ませることが難しくなってきました。
少しでも力になれればと、ご飯を工夫したりおやつを替えてみたり、また介護の仕方についても調べています。
こんなにも長く一緒にいるペットは初めてで、家族以上に生活の一部とも思える子をいつか亡くしてしまう日が、いつも怖くて堪りません。家のドアを開けたら訃報を聞かされるのではないかと、ドアをもつ手が震えることもしょっちゅうです。
遊ぶ度にたくさん写真を撮って話しかけて頭を撫でて、この子と過ごす毎日をできるだけ記憶や記録に残そうとして、無意識のうちに別れの準備をしている自分に腹が立ってしまいます。
このところネットで訃報を聞くことが多く、余計に不安になってしまいました。
この子が生きている今の時間を、どのように大切にしていけばいいのでしょうか。
長くなってしまいましたが、ご教授お願いします。
お坊さんからの回答 1件
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普段通りでよいのでは?
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
ペット霊苑でお手伝いをさせていただいているものです。
その時を迎えるまでの過ごし方とのことですが
いまあなたがやってあげている通りでいいと思います。
『他にもっと何かしてあげられることがあるのではないか?』などと
思いがちですが、文章から察するに今でも十分に
可愛がってあげておられると思いますよ。
いずれ、足腰も立たなくなり、介護が必要となるかもしれませんし、
眠るように行ってしまうかもしれないし、そうでないかもしれない。
でも、それは今起こっていることではなく、これから起こる事であって
それを知る方法はありません。
起こっていないことに振り回されるより、今の一瞬、一瞬を大事にして
今できる事をしっかりと見据えて過ごしてゆくのがよいのではないかと思います。
とは言うものの、理屈では分かりきっているつもりでも
どうしても考えてしまうのが私たち人間です。
どうしようもなく怖いと思ってしまうのも分かります。
でも、その恐怖は次第に消えます。
そのお手伝いをしてくださるのがその兎さんです。
いのちの本当の姿、有り方、そして終わり方を
私たちに教えてくれることによって
菩薩様、仏様となられるのです。
難しいことも書きましたが、今はただ普段通りに可愛がってあげてください。
合掌
質問者からのお礼
中根様
ご回答ありがとうございます。
言葉が通じないからこそ、今よりもっと幸せにしてあげられるんじゃないかと後悔することもある日々ですが、今一瞬の時間を大切にすることが、この子にとって一番大事なことなのだと改めて思いました。
ここまでずっと一緒に歩いてきてくれた時間を大切に、これからも毎日ゆっくり過ごしていこうと思います。
本当にありがとうございました。