観音経に出てくる無尽意という方について
観音経に出てくる無尽意という方に方について以前よりどういう方か気になっています。
それで、真言宗のお坊様に質問したら80種類位の法門を説く方だと教えて貰いました。
そして、禅宗のお坊さんなら詳しく分かるかもしれないともお聞きしました。
観音経の本や訳を読んでももさっぱり分かりませんでした。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
無尽意菩薩について
拝読させて頂きました。
回答になるかどうか分かりませんが、私も「無尽意菩薩」について、少し調べてみました。
『観音経』(『法華経』「観世音菩薩普門品」のことですね)は、私が属する浄土真宗では唱えない経典ですが、観音菩薩は勢至菩薩とともに阿弥陀如来の脇侍としても知られる菩薩で、『無量寿経』の古い漢訳経典『大阿弥陀経』には、阿弥陀仏の後継者だと説かれています。
さて無尽意菩薩は、サンスクリット(インドの古典語)名ては「アクシャマティ菩薩」というそうで、アクシャマティとは、《思考力が無限にあるもの》という意味だそうです。その意味では、貴方が尋ねられた真言宗のお坊様が仰ることと通じますね。
ところで、大乗仏教では色んな名前の如来や菩薩が、それこそ色んな経典に出てきます。浄土真宗が拠り所とする「浄土三部経」にもいっぱい出ています。
これは大乗仏教の特徴ともいえることで、悟りを開きたいと発心した時点でその人は菩薩(悟りを求める求道者という意味)となるといわれます。
その菩薩が悟りを開くと如来に成るので(成仏)、大乗仏教には多くの菩薩と如来が存在するとされています。
『観音経』では、その無尽意菩薩が釈尊に「観自在とはどういう訳で観自在と呼ばれるのですか」という問いかけからストーリーか展開するそうですね。
そして、七難八苦に遭遇したならば観世音菩薩の名号を称えなさいと釈尊は説いています。そのことからして、現世利益の経典だとも聞いたことがあります。
私もなかなか触れることのない経典ですが、今回の御質問で勉強させて頂きました。回答になったかどうか、不安が尽きませんが、如何でしょうか。
質問者からのお礼
西田通慧様、お返事ありがとうございます。
なるほどと思いました!