恨んでる親の最後の願いを叶えるべきか。
恨んでる親の最後の願いを叶えるべきか。
私は母親に肉体的、精神的共に虐待されて育ちました。
父親はたま〜には止めてくれましたが、基本的には無視で、私が母親に殺されるかもしれないと怯え続けても、メンタルを病み精神科の薬漬けになっても、自殺未遂をしても、リストカットで腕がボロボロになっても母親と離婚してはくれませんでした。
大人になってからは母親と絶縁、父親とはたまに会って食事したり、生活費を援助してもらったりしていました。
父親は今、ガンが全身のあちこちに転移しており、もうすぐ亡くなります。
その父親の最後の願いが、私の夫に会うこと、私の子供に会うこと。
信頼してない人間に私の大切な人を会わせたくないという気持ちと、最後の願いを聞いて、満足して死なせたら、子供の頃の辛かった私が報われないという気持ち。
でも、大人になってからは父親とそこそこ楽しい時間を過ごしたので、願いを叶えてあげたいという気持ちもあります。
揺れています。
どなたかアドバイスください。
ちなみに、大人になってから父親に「なぜ助けてくれなかったのか」と聞いても、「昔の事を持ち出すな」「変な事言うな」「まああんまりいい家庭ではなかったかもな」としか言いません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子供のためになるかどうか
お子さんにとっては、お母さんとお爺さんの仲が悪いという状況より、円満な仲であるという印象を持つ方が良いでしょう。
だから、会わせる場合は、お子さんの前ではケンカしないという条件付きの方が良いと思います。
ただし、お子さんが充分に大人の事情を理解できる年齢であるなら、ありのままの事実を伝えても良いでしょう。
その場合は、「虐待は家族を破壊するからあなたも将来家族を持つなら気をつけなよ。」と、お子さんのためになる経験にできるでしょう。
お子さんにとっては、実のお爺さんのお見舞いに行ったという思い出は、一生残るかもしれません。
だからこそ、お子さんのために良い経験となることを重視されて、選択なさってはどうでしょうか。
ちなみに、私の個人的な持論ですが、私は、
親孝行は大切だけど結婚したら親より配偶者を大事にすべき(他人様の息子・娘を婿・嫁にするのだから責任がある)で、さらに、
子供が生まれたら親や配偶者よりも子供を大事にすべき(子供は弱いし罪が無い)だ、
と考えます。
よくよくお考えなさって
拝読させて頂きました。
あなたが今までとても辛い思いをなさっていらしたことを読ませて頂きました。あなたがその様な目にあって苦しい思いをなさっていらしたのであるならばご両親様のことも決して心から許すことはできないかもしれませんよね。あなたのお気持ち心よりお察しします。
あなたの心の中では様々な思いが揺れ動いておられるでしょう。今までのあなたへの暴力や虐待を思えばご両親様への怒りや恨みや憎しみはなかなか消えないでしょうし、決して許すことはできないでしょうからね。
お父様は今もはや死の渕へと導かれている最中でしょう。お父様は様々な悪いことをなさったことは事実なのかもしれませんし、あなたはお父様の悪行によってとても辛い思いをなさったのでしょうからね。
ただあなたのお気持ちとしてお父様の願いを叶えてあげることができるのかどうか、あなたにとって後悔が残らないかどうかをゆっくりとお考えなさってみましょう。その上でよくよくご判断なさってみましょう。
あなたにとってもお父様にとってもかけがえのないご縁でしょうし、かけがえのない時間でしょうからね。
あなたがこれからの未来を心から豊かにお健やかに生き抜いていかれます様に、あなたが皆様とのご縁の中で心から安らかに幸せに生き抜いていかれます様にと切に祈ってます。