両祖母の介護、死を間近にして
こんにちは。わたしの両祖母のことを相談させてください。
父方の祖母は、わたしの実家で在宅で介護中です。96才です。もう足の裏に斑点が出てきて、尿量も少なくなってきているため、いつ亡くなってもおかしくない状況なので、今朝、実家の祖母のことろへ行ってまいりました。
祖母の意識は朦朧としていますが、
わたしがやっと大学に受かった時に1番に合格通知を持ってお祝いしてくれたことや、わたしが前夫と離婚して実家に出戻った際に「ばあちゃんがそばにいるから大丈夫!」と励ましてくれた事、その後に年の差もありバツイチ同士で「きっと断れるだろう」と覚悟して今の夫と挨拶に行った時に開口一番「おめでとう」と言ってくれたことなどを感謝して話したら、
今までうとうとしていた祖母がカッと目を見開いてわたしの手を取り、深くうなづいてくれました。
近くに住んでいるので、急変したら私を呼ぶように家族に伝えましたが、祖母が死にむかっているのが受け入れ難く辛いです。
あと、母方の祖母です。遠方で90歳です。施設に入ってます。月一で私が面会に行ってます。しかし、母とその祖母は絶縁してます。母の弟さん家族が主に何かしらの物資援助をしています。
先程、母方の祖母と話をしました。親しかった隣のお部屋の入所さんが亡くなり、また、祖母は西日が強いお部屋が居心地が悪いらしく、電話で話す時に鬱のような雰囲気を感じます。祖母も自分の家で看取られたかったのが本音と、入所さんとはあまり話をしたくないと聞きました。
私は、施設の部屋が空いたら、日当たりのいいところへ移ったらと言いましたが、母の弟さん夫婦に頼みにくいと言ってました(まだお二人とも非常勤で働いている上、祖母の息子さんが気難しいのでこれ以上迷惑をかけたくないとのこと)
私は、母方の祖母にも快適な老後を過ごしてもらいたいのですが、主に近くにいるのが息子夫婦なので、言い出しづらいのです。
私が直接仲に入って、日当たりの良いお部屋が空いたら移ったらと提案したいのですが、それは逆にお節介になって、祖母にダメージがないか、迷います。
実家の祖母との最期の向き合い方にも戸惑いがあります。
どうか、アドバイスをお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
できるだけお会いお話しなさってみましょう
拝読させて頂きました。
大変なさ中におられるあなたのご心中を心よりお察しします。
父方のお祖母様はもう余命いくばくもない状態なのでしょうからあなたの可能な範囲でできるだけお会いなさりお言葉をかけてあげて下さいね。お祖母様と一緒にお過ごしなさるひと時はとてもかけがえのない時間ですし、きっとお祖母様もあなたのことを心待ちになさっておられるでしょう、あなたのことを慈しみ大切に思っておられるでしょうからね。いつの日かお祖母様は与えられたご自分の天寿を全うなさっていかれます。その時には心込めてお送りなさり安らかにとお祈りなさって下さいね。そしてそれ以降もお祖母様を思いながら真心込めてお祈りなさって下さいね。私も心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌
あなたとお祖母様とのご縁はこれからもずっと永遠に続くのです。
母方のお祖母様はやはり可能な範囲でお会いなさりお話しなさりお力添えなさってもいいのではないかと思います。少しでもお祖母様にとって良い環境で安心なさってご生活なさって頂きたいですからね。
お祖母様から施設の方に直接ご要望なさってみてもいいかと思いますし、あなたから施設の方や叔父様方に穏やかにお話しなさってみても宜しいかと思います。様々な諸事情もあるのかもしれませんけれども、そのまま黙って我慢し続けているよりも一度ダメもとでご希望をお伝えなさってみてもいいかと思います。
確かに叔父様や施設の方に気兼ねしてしまうこともあるかとは思いますけれども、仮にうまくいって変更できれば儲け物ですからね。お祖母様が先ずは少しでも安心なさって毎日を生きていかれることが大事だと思います。
あなたがこれからもお祖母様方とのご縁を大切になさりながら、皆様と一緒に心おおらかに幸せに生きていかれます様にと切に祈ってます。
ありがとうございます。あなたにいつもこれからもお祖母様方は寄り添っていてきっと励まして下さいます。これからもどうか仲良く心を寄せて下さいね。
きっとこれからもいつも見守り続けていて下さいますね、心より安らかにとお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
質問者からのお礼
ご住職様、拝読致しました。背中を押して下さいましてありがとうございました。亡くなってもご縁は続く、このお言葉に大変慰められました。父方の祖母はもう動けず、意識が朦朧とする中でも、わたしが感謝の言葉を伝えたらカッと目を開いてくれて手を伸ばしてくれ、何と大きく頷いてくれました。きっとわたしの言葉が耳に届いたと信じています。
母方の祖母ですが、勇気を出して一歩、歩み寄ってみようと思います。
どちらも最高の余生を送ってもらいたいです。親身にお話を聞いて下さいまして、本当にありがとうございます。
ご住職様、こんにちは。先日はありがとうございました。実は昨日、実家で介護中だった祖母が大往生しました。亡くなる数時間前に、「あ、行かなくちゃ。」と、ふと思って、夫と祖母の元へ駆けつけました。夫と結婚挨拶に行った時に、一番最初にお祝いの言葉をかけてくれたのが、祖母だったので、夫がいる今しかない!と。
祖母は、もう意識はなく、先日のように手も握り返してはくれませんでしたが、「きっと声は届く。」と信じて、せいいっぱい感謝の気持ちを伝えて、手を握り、3回最後に祖母の手の甲を優しくトントントンとしました。
それから数時間後、帰宅してから亡くなったことを知らされました。
祖母は最期に、わたしを呼んでくれたのだと思います。
1週間くらい前に、祖母が可愛がっていた猫が亡くなったので、きっと猫が祖母を迎えに来てくれたんだと思ってます。そう考えると、寂しいけれど不思議と穏やかな気持ちです。
身内の死は初めてで、もしかしたら葬儀はショックを受けるかもしれませんが、猫に乗った祖母のイラストと手紙をお棺に納めて見送ろうと思います。
ご住職様が、「おばあさんは永遠にそばにいてくれますよ」と仰ってたお言葉が、いま、とっても支えになっているんです。祖母はいつも、私の味方でした。
ご住職様に、相談して良かったです。ありがとうございました!!