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私は人を見る目がないです。

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有り難し有り難し 14

私は人と話すことが好きで、
有難いことに大抵の人とは仲良くなれます。

ですが、たまに悪意を持って
近づいてくる人もいて、
私がそれに気づくことが出来ず、
金銭や気持ちを搾取されることもあります。

悪意ある人から自衛するため、
距離の置き方や接し方を練習中です。

人に優しく、困っている人は助け、
善い行いをするよう心がけているつもりなのですが、私の未熟さ故か、
未だ悪意で近づいてくる人をすぐに判別出来ず、
痛い目に遭ってから縁を切るようなことになってしまいます。

何かしらの因果応報、自業自得なのか、
私の学びや気づきを促すための出来事なのか、
ただ人を見る目がなさすぎるのかと
悩むこともあります。

これからもっと心がけた方がよいことや、
理不尽なことがあり傷ついてしまった時に、
どのように考えていくべきでしょうか。

教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

2022年10月6日 11:25

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

裏切りはつらいですね

お金など人間関係が壊れてしまうことが絡んだときには慎重になった方がいいですね。人のよさそうな雰囲気に騙されないようにより慎重に相手を見たほうがいいでしょう。あなたとは末永く付き合っていきたいから、お金の絡むことはできるだけ避けたい。と伝えましょう。それで去っていく人ならその程度の人だということです。
信頼はお互いにできると良いですね。
もしかして相手は心を開いていないかもしれないという物差しもどこかで持っていても良いのかもしれません。

基本的に善いことを進んで行おうとする姿勢は素晴らしいと思います。是非周囲の人を幸せにする、行いは続けていただきたいと思います。

2022年10月6日 20:16
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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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人との距離の取り方。

質問を拝読させて頂きました。

人との付き合い方、本当に難しいと感じます。

その人に良かれと思ったことが、裏目に出たり、その逆もあったりして、人に対して、あるいは自分に対しても、

『優しくする』ことの本当の意味を、考えることが大切だと感じます。

『優しくする』ことは、人の言う事をなんでも聞いてあげることではなく、相手のことを真剣に考えること、と考えると、

本当は、言いたくないことでも、相手のことを考え、また自分が嫌な思いにならないようにする為には、
言わなければならないことは、相手にしっかり伝えることが、本当の優しさだと感じます。

例えば、両親が子供を叱る時、損得勘定で叱るのではなく、子供の将来を考えて、真剣に叱りますよね。

でも、周りの方々とは親子でもなんでもないので、適度な距離感は保てると思います。

人と楽しくお付き合いをしようと考えるならば、『相手のことを考えて、その人の言うことを聞いてあげるのが優しさ』=自分が我慢する、と考えるより、

自分の感情も大切にして、お互いに気持ち良く付き合うには、どうすればいいかを考えるのは如何でしょうか。

仏様の教えの大切な要素の中に、『お互い様』があると私は感じております。

言い方を変えると、『みんな違ってみんないい』。

困ったことを言ってくる人もいますが、
それを柔らかく断るあなたがいてもいいと思います。

『優しさ』は、「我慢」や「弱さ」ではなく、『強さ』です。

だからといって、威圧的に強い口調で相手に向き合うということではなく、
伝える言葉を考えて、丁寧にお話しすることが、『優しさ』になるのではないか?と感じます。

相手に寄り添える、ご自身の素晴らしさを大切にしながら、相手の方もより良くなって頂くにはどう対応したらいいかを行い続ける事で、
いわば、あなたが変わる事で、お付き合いする相手も、自然と変わってくると思います。

優しく強いユメさんに、バージョンアップしてみては如何でしょうか?。

2022年10月7日 9:00
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有り難し
おきもち

宮城県仙台市宮城野区福室にある、小さな家を直して、小さいお寺にしました...
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