父の七回忌
お坊様にはいつも大変お世話になっております。ご相談と言いますかご報告をさせてください。お坊様はどう思われますか?
来年は父の七回忌なのでダメ元で介護認定を受けている母に電話をして「お父さんの七回忌はいつ頃やるの?」と聞いてみた。その回答が「私の洋服返して。勝手に持って行ったでしょ。」だった。
私は「また母は私を泥棒扱いしている」事に怒り心頭で電話を切った。結局七回忌の話はできませんでした。
姉の電話番号も知らないですし絶縁しているので私一人で父の写真を持って菩提寺で七回忌のお経をあげて頂く事にしました。
お寺さんに電話をして日にちを決めました。
私は七回忌を最後にするつもりです。毎回法事の度に嫌な気持ちになるのは私の身体が持ちません。
お寺さんに行く時は「浄土真宗本願寺派 日常勤行聖典」と父の写真とお念珠を持って行きます。ご住職さんがお正信偈もおとなえくださると仰ったので上手にはおとなえ出来ませんが私も後ろでおとなえさせて頂く事にしました。
なぜ私が法事や葬儀に拘るかと言いますと私が生前を知っているご先祖様が怖いからです。祖母は私の顔をアルミ缶で殴った不良老人です。
ある人から人は亡くなっても性格は変わらないし悪人が善人になる事はない。と聞かされました。
お坊様、仏教ではどのように考えるのでしょうか?教えてくださいませ。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お念仏に出遇えたこと一緒によろこぼう。私も手を合わせます。
お母さんとは、話が通じませんよね。あなたが嫌な思いをしてまで、連絡を取る必要は無いと思うわ。
法事は亡き人が縁ではありますが、亡き人への供養だけでなく、私たちが仏法を聴いていくというのも大事な意味なんです。
先祖が怖いから法事をしなきゃと思う必要はないのですよ。阿弥陀さまは、この世での執着や愚かさは削ぎ落としてくださるのです。亡くなっても性格は変わらないということは、ありません。もう、あの頃の先祖ではないのです。心配をすることはありませんよ。
ですから、阿弥陀さまの前では、怯えることも憎しむこともなく、南無阿弥陀仏のお念仏に出遇えたことをよろこばせていただき、この私のために そばにいるよと喚んでくださる阿弥陀さまのお心を受け取らせてもらいましょう。そのまま身を任せましょう。
お父さまの七回忌、ハスノハのつぶやきで教えて。
私もこちらからお念仏申します。
あなたは一人ではありませんからね。
一緒に繋がっていましょう。
質問者からのお礼
中田三恵様
ご回答どうもありがとうございます。
はい。私から母に連絡する事はもうありません。
中田様の「阿弥陀さまは、この世での執着や愚かさは削ぎ落としてくださるのです。亡くなっても性格は変わらないということは、ありません。もう、あの頃の先祖ではないのです。心配をすることはありませんよ。」の言葉で安心しました。
お坊様のご法話をお聴聞させて頂いている時は全く先祖の事は考えずに素直に聞く事ができています。
父の七回忌法要の日はまた「つぶやき」につぶやかせて頂きます。
どうもありがとうございました。