ダブルケア(子育てと介護)にはさまれて
いつもお世話になっております。
お寺で働きたい、と年末年始の奉仕員をしてから、ご縁のあった介護福祉関係の仕事に就いて、約2年半ほどになります。その他にも副業をいくつか持っているので、週5と週2と週2と週1の仕事をしながら、介護と子育てをしています。
転職回数が多いので、今ある仕事も仏様のお導きと、ようやく「お声のかかる社会人一人前」になれたかと毎日修行のつもりで勤しんでいます。
「大変ね、休まなくて良いの?」とよく言われます。しかし私にとっては、どの仕事も楽しみで、特に今の所体調も影響なく、自分に合った無理のない毎日です。
むしろ、少し前に合わない人間関係だった頃のほうが、ストレスと過労で危なかった時期でした。今では転職先の仕事先の人間関係に恵まれ、それぞれのやりがいある仕事を無理なく楽しめています。
ただし家事は苦手です。その分、外の仕事に精を出しています。
娘は、反抗期真っ盛り、父親にはとても慣れ親しんでおり、反面、私の言うことには「別に。」と、まるで父親の恋敵のようです。
前置きが長くなりました。
夏の終わりに母が彼岸へ旅立ち、一人暮らしの父は傷心中で、自転車で転び腕を骨折しました。
整骨院や整形外科、病院をまわりましたが、もはや一人で受診も難しいほどに認知症の度合いが進んだ様子です。
私は、週休0日で仕事をしながらも、ごくたまの振替休日に父の受診に付き添ったり、必要とあらば早退して今日も通院に寄り添いました。実家に行った時は、掃除も手伝います。
当たり前のことですが、今後も続く親の介護は…いろいろと考えさせられます。
妻や嫁の立場では、見返りがない家事に、嫌嫌だった私ですが、今は報酬も何もなくとも、父のそばにいて、父がほっとして、ありがとうと言われることをすること自体は、苦にはなりません。
反抗的な一人娘は将来私に、ここまでしてくれるのかなぁ、と遠い目になったり、自分は介護のいらない、将来ヘルパーさんなどのお世話にならないような老後を送りたい、など、考えても仕方ないことが頭に浮かびます。
そんな傍らで、アイドルに夢中の10代の娘を見ると…自分はヤングケアラーで、母親は寝たきりでしたので、ますますため息です。
恵まれた彼女に比べ、それは親の私の休み無しの労働プラス、ダブルケアの賜物…なのに苦労知らず。
私は私、娘は娘。
仏様はどう見守ってくださるのでしょうか。
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未来のことは分かりません
茗荷さん、お仕事に子育て、親の介護と大変ですね。ご自愛くださいね。
仏様は何も観てませんよ。直接手を差しのべれないものに期待しないでね。私はあなたの行いそのものが仏ですよ。あなたの内側に仏がありますよ。それは布施が得意なのかな⁉️
たまに嫌になったりしますよね。その愚痴や悩みをハスノハで吐き出してくださいね。私は傾聴しますから。リモートもありますよ。
ただ、私がこんなに頑張っているのに身近な人が楽しく過ごしていると腹が立ちますよね。その時は有給でも仮病でも使って休む。背徳感を感じますが、最初だけですよ。家族に「私は何もしないデー」と伝えましょう。参考にするかしないかはあなた次第ですよ。
質問者からのお礼
大鐵さま、労ってくださりありがとうございます。
まさに大慈大悲、とはそういった言葉をすぐにかけられることを言うのだと、頭が上がりません。
観音経を思い出しました。
仏様は観ていない、自分の心の中にいる。
本当ですね。
優しくて、わかりやすくて、頼もしいお言葉を、すぱっと選んでくださり、ありがとうございました。
嫌になって、人を恨んだり妬ましくなったり、心が悪い方に、過った方へなびきそうになったら、お坊さんに助けてほしいと素直に口に出せば良い。
先行きの見えない家計ですが、傾聴・リモート、いつかそんな日が来たらと思います。
そしてたくさん功徳を積んでくれる自分の中の仏様に、たまには、いや、ちょくちょく「休み」というお布施をあげようと思います。
朝6時になりました。
それでは、人が足りない、とお呼びのかかった仕事に行ってきます。