中絶したことについて
18歳の時、付き合って7ヶ月目の一個下の彼氏との子どもを授かりました。
わたしは大学生になり、彼氏は高校3年性になるということで経済面的なところから産めないと判断して中絶しました。
中絶したときはすごく彼氏からも謝られて優しくしてもらえたけど、別れる時になってもお金は返してもらえず、浮気もされていたということが後から分かりました。
すごく罪悪感や後悔しました。
いまわたしは大学1年で、保育士になるために勉強をしています。
でも中絶したのに子どもの世話をする仕事をしていいかがわかりません。
最近、小さい子どもを見ると恨まれているような感覚になります。殺したくせになんで子どもの世話をする仕事を選んでしまったのか後悔しています。
子どもが好きだったから保育士になりたかったのにどう向き合えばいいかわかりません。
もう中絶してから10ヶ月は経っています。
どうやって気持ちを切り替えればいいですか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
命を預かり育む大事な職務。自覚と責任をもって励んでくださいね
事情があるとはいえ、中絶は2人の責任だからね。浮気もしていた彼なら、あなたや赤ちゃんのことも、今は気にもしていないかも知れないね…。
2人の責任なのに、実際に身体に負担があり、心身が傷つくのは女性の方なんだよね。悲しいよね。
ちゃんとお寺で供養はしましたか。手を合わせ続けることが、赤ちゃんにしてあげられることであり、親だった2人の責任だと思うわ。そして、確かに生きた小さな命を忘れないでいてあげてほしいわ。
保育の現場は、子どもだけでなく、妊娠される保護者にも関わる仕事です。妊娠中の悩みを聞いたり産後のサポートも保育士の務めでもあるのですよ。あなたが、その現実に辛さを感じ、罪悪感に苛まれるなら、この仕事は向いていないのかもしれません。子どもが好きだけでは出来ない仕事だから。苦しさを引きずっていたら、仕事にならないものね。
中絶を責めているわけではありません。ただ、保育のプロになるなら、自分のプライベートと現場は、きちんと気持ちに線引きをせねばなりません。しっかりと、受け入れた上で、プロの道を歩んでくださいね。
私も同じ仕事をしてきたからそう思うのです。保育士は、子どもの世話をするだけの仕事ではなく、人間形成の土台となる乳幼児期の保育に携わり、子どもが育つ環境を広くサポートもしていきます。家庭環境や保護者が抱えている問題まで把握しサポートしていくのがプロなんです。命を預かり育む務めですから、大事な職務であるということを忘れずに、自覚と責任をもって励んでいただきたいと思うのよ。
また、オンライン相談もありますから。個別でもお話を聞かせてね。そうしながら、気持ちに折り合いをつけていけるようにね。
赤ちゃんがやってきたこと。
ももか 様 相談ありがとうございます。
まずは、あなたのお腹の中にやってきた、赤ちゃんの供養をしてあげましょう。
あなたの信仰を知らないのでどのように供養をされたのかわかりませんが、もしまだでしたら、しっかりと読経・供養をしてあげてください。そしてやってきた赤ちゃんに、ありがとうの感謝の気持ちを伝えることが繰り返し必要かな、と思います。何度も何度もつぶやくように、お空に向かってでもいいし伝えてください。
そのえで、あなたが、「子どもの世話をする仕事」を目指していることは素晴らしいことだと思います。あなたらしく自分をしっかり持って、多くのお子様と向き合うことを心がけてください。温かく優しい気持ちで思いやりをもって、向き合う。その思いやりを自分にも向けてください。あなたがそうして真摯に多くのお子様と向き合うことで、赤ちゃんがあなたのお腹の中にやってきたことが報われていくんじゃないかなと思います。
つまり、過去の後悔する出来事はあなたが保育士として多くのお子様と思いやりや優しさや愛情で繋がっていく、絆を感じていくことによって、意味を持くるんと私は思います。
どうか、子供たちを好きなままでいてください。あなたの心の中にある、優しい気持ちとずっと繋がっていて下さい。そうすれば大丈夫だと思います。
難しい時や悩んだときはどうぞ遠慮なくご相談ください。一礼