造花でもいいのでしょうか?
お世話になります。
私の家の宗派は両親ともに浄土真宗です。
一人暮らしをしているのですが、ご先祖様を供養したく、小さな棚を作り、そこに今は、お水、お茶、お菓子をお供えしております。
ろうそくやお線香は火災の危険と火災報知器があるので、置けないのと。
お花をお供えしたいのですが、家をあけることが多いので造花を考えております。田舎者なので造花にかなり抵抗があるのですが、造花でもいいものなのでしょうか?
もし『その程度しかできないんだったらやめた方がいい』というご意見等がございましたら、仰ってください。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
出来れば本物を
いろいろとご意見があると思いますが、私の個人的な意見も書かせて頂きますね。
例え話をしますね。
もしもあなたが、気持ちを込めて百万円の模造したオモチャの札束を
「気持ちを込めてあげるからね」って言われてもらったのと、
「これだけしかあげられないけどせめての気持ちだからね」と言われて千円もらうのでは
どちらが嬉しいでしょうか?
お仏前にお供えする水・焼香・御食・塗香・花・灯明には、それぞれに意味があります。
仏さまの前で、そこに向かう人も修行をさせて頂くという意味合いもあると思うのです。
小さなお仏壇では 花・香炉・灯明くらいでしょうか?
最近は火をつけられない決まりだったりで灯明をお供え出来ないという事もあるのかもしれません。
しかし、たまにはお花は生花を供えられる時があるのではないでしょうか?
いろいろとご事情もおありであろうかと思いますので、いつもとは申しませんが、可能な日があったら、本物の生花をお供えしてみてはいかがでしょうか?
ご自分のペースでいいのです。
それに花屋さんの花ではなくとも野で摘んだ花でも良いのです。
造花だけではなく、たまには生花をお供えしてみてはいかがかなと私は思います。
いろいろ考えてみました
ゆうじさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。よろしくお願いします。
最初は「造花か…」と思いましたが、よくよく考えてみるとお寺や仏壇には、金属製や木製の「常花」という仏具もありますので、決して造花ではいけないということはないと思います。
知人のお寺の納骨堂では、花が傷んで虫が湧いたり臭ったりするので、夏場は造花を供えて下さい、としているところもあります。
また、単なる造花もいいでしょうし、元が生花であるドライフラワーやプリザーブドフラワーもいいんじゃないでしょうか。
スターチスという花は最初からドライフラワーのようで、ずっと持ちます。
当庵では昨年11月に蘭の鉢植えを頂きましたが、なんと年を越えて3月ごろまで花が持ちました。寒い時期ということもありますが、ずいぶんと助かりました。
…思いつくままに箇条書きのように書いてしまいましたが、ゆうじさんのやりやすいようになさって頂ければと思います。小さな棚でも大きな仏壇でも、ご先祖さまを思う気持ちに代わりはないと思います。
ただ、もう一つ申し上げたいのは、生活の中に生花があるのは良いものだ、ということです。生きている花が見せてくれる美しさ、そして萎れて枯れていく諸行無常の様子。それは生花ならではです。
夏場はすぐに傷んでしまいますが、日々の買い物の際に1輪だけ買ってきて、小さな一輪挿しに生けるのであれば、それほど大変ではないと思います。
ご参考になれば幸いです。
素晴らしいです
ご供養は、形よりも、気持ちが大切だと、思います。
なさりたいという、こころが、仏になると、言います。
なんら問題無いですよ。
もし気になるのであるならは、鉢花ではいかがでしょうか、お檀家様にはそうお勧めしております。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
辛いとき、「おじいちゃん、おばあちゃん…」とよく愚痴を聞いて貰ってばかりいるので、少しでも何かできないかと思い投稿させていただきました。
ありがとうございます。
ドライフラワーでもよろしのですか。
造花をお供えし、余裕がある時に生花を生けてみたいと思います。
お考えいただきまして、ありがとうございます。