身内の死が続きました
昨年、20年連れ沿った彼(婚約者)が、突然の癌の発症により3ヶ月で他界しました。同時に在宅介護していた母が、コロナ感染にて病院へ、そのまま介護度は進み入所となりました
突然の一人きりの生活、でも離れていても母がいる
そんな思いで頑張って来たなか、自分まで癌が見つかりました。幸い早期によりオペは無事に終わりました。が、翌日母の訃報が届いたのです。
こんなにも相次ぐ不幸にやり切れません。もう家族はなくひとりぼっちになってしまい悲しみに暮れています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
はじめまして、私は浄土真宗の僧侶です。仏教では諸行無常を説きます。全ての物事はひと時もとどまること無く常に変化し続けるという真理を顕す言葉です。真理である以上は仕方ないことだと言っても、愛する人、お身内の死はあなたにとって大きなショックと深い悲しみ、そして喪失感を与えます。お気持ちをお察しし私も胸が詰まる思いです。そして、あなたの孤独感に対しても共感いたします。
しかし、お亡くなりになった彼もお母様もいまは全ての苦しみから解放された安寧の世界におられます。煩悩から解放される際にあなたのお病気も持って行ってくださったのかも知れません。
私は故人との繋がりは決してなくならないと考えます。あなたの大切な人は仏様としてあなたを暖かく見守ってくださっています。ですから、あなたは決してひとりぼっちではないのです。
どうぞお仏壇に彼とお母様の好きなものをお供えして毎日手を合わせて差し上げて下さい。
ご経験があるかどうかは判りませんが仏様に手を合わせると、亡き人のために手を合わせたにも拘らず、お参りした後には何故か心がほっとする、安心すると言うことはございませんか?
こちらから仏様に手を合わせると仏様はちゃんと分かっていて、手を合わせた人にお慈悲の心を手向けて下さいます。このおはたらきを回向(えこう)といいます。
ですから、私たちと仏様は繋がっているのです。決して一方通行ではありません。
ですからどうぞ、あなたは彼やお母様の分まで長生きをして故人に手を合わせていただきたいと存じます。合掌
質問者からのお礼
ご丁寧なお言葉を頂きまして、心、安堵致しました。
故人は、そばに居てくれるのですね。いつの日も見守ってくださっているのですよね。
今は涙がとまりませんが、いつの日かこの悲しみを乗り越えて、前を向いて限りある命を生きていきたいと思います。
感謝いたします。
ありがとうございました。