母の急逝の原因が自分かもしれない
1月下旬に、最愛の母が72歳で急逝しました。
年始4日の夕方に倒れ、すぐに救急車で運ばれましたが、そのまま意識が戻ることもなく約20日間ICUに入院後、逝ってしまいました。
大きな病気もしたことなく、元気な人でした。死因は低酸素脳症ということでしたが、そうなった原因ははっきりしないままです。
しかし、その原因は私ではないかと、今苦しくて仕方ありません。
私は実家の近くで一人暮らしをしています。普段週1回は実家に帰り、大晦日から元旦だけは泊まって、3人で(私は一人っ子です)初詣に行くのが恒例でした。
今回、私が年末から喘息がひどく少し体調が悪かったのですが、父も高齢のため、あと何回一緒に大晦日を過ごせるのか、と思い少し無理して帰りました。咳は出ていましたが、熱もなく食欲もあったためいつも通り過ごしていました。元旦、3人で神社に初詣に行き、お昼ご飯を実家で食べて私は夕方くらいに自分の家に帰りました。
その日の夜に微熱が出たものの、普通に過ごしており母から「大丈夫?ごはん持っていこうか?」と電話がありましたが「買い物も行けるし大丈夫だよ」といった会話をしました。3日にも母から電話があり、「体調どう?お母さんもちょっと風邪ひいたかも」とのことだったので、「移しちゃったかな、ごめんね。まだ病院もやってないし、お互いゆっくり寝ておこう」と話をしたのが最後でした。父によると母も3日から微熱があり、4日も寝ていたらしいのですが、夕方にお風呂に入ると言ってそこで倒れたようです。(溺水はしていません)
病院に運ばれ色々な検査をしたところ、コロナは陰性でしたがインフルエンザ陽性でした。今となっては、それが原因かは分かりませんが、事実としてはそういう結果でした。これも今となっては確認のしようがありませんが、私が軽症のインフルエンザだったのかも?お正月に実家に帰らなかったら母は今でも元気だったのかも?と思えて仕方ありません。逆に私に原因はなく、4日に倒れてしまっていたのなら、今年のお正月を3人で過ごせたことを良かったと思っていいのか。
私も父も本当に母のことが大好きだったので、辛くて仕方ありません。
父は「お前のせいじゃない」と言ってくれますが、母はどんな思いで逝ってしまったのでしょう。
誰にも分からないことかもしれませんが、すがる気持ちでこちらに寄せさせていただきました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
はじめまして、私は浄土真宗の僧侶です。お母様のご逝去つつしんでお悔やみ申し上げます。あなたは恒例の年末年始をご両親とお過ごしになるために体調不良ながらご実家にお帰りになったこと、そのことが引き金になってお母様が体調を崩されたことに後悔のお気持ちがあるのですね。
おっしゃる通り、もしかしたらあなたの体調不良が原因でお母様も体調を崩されたのかも知れません。しかし、それは結果論でありますし確実な検証もすることは出来ませんね。そう考えると結果としては大変残念なことですが、これを不可抗力というのではないでしょうか。
もちろんそうは言っても最愛のお母様のいのちを考えると自責の念を払拭出来ないことは良く判ります。あなたのお気持ちをお察しして胸が痛みます。
人間のいのちと言うものは頂きものです。毎日コロナウイルスに感染して何人も亡くなります。それ以外の病気、事故、さまざまな理由で人は亡くなります。
生の延長線上に死があるのは全ての生命に共通します。これを諸行無常と言います。
私はお父様のおっしゃる通りあなたのせいでは無いと思います。もちろん運命という一言では納得はいかないかも知れません。しかし、お母様はご自分の人生を生き切ったのです。
あなたが高齢のご両親と年末年始を過ごしたいと言う愛情あふれるお気持ちでご実家に帰られたことは間違いなく良いことです。そしてお母様もお浄土にてそのことを喜んでおられると思います。
どうぞ、ご自分を責めることなく、これからはお母様のために手を合わせて頂きたいと存じます。故人に手を合わせることは一方通行ではありません。お成仏したお母様はあなたが手を合わせる時に必ず分かってくださり、あなたを優しく見守ってくださいます。合掌
母の供養の為にも、元気に生きる。
t_k_kさん、こんにちは。
母の死が自分の原因かも知れないとの心配で悩んでいるのですね。
死はどんな原因であれ、じぶんに与えられた宿命です。病弱であっても長生きをする事もあれば、元気であっても明日亡くなる事もあるのです。誰も知ることができない悲しい現実の未来です。だから、いつ亡くなるかも知れない人生だからこそ、今を一所懸命生きないといけません。満足な人生で死ぬ人は少ないのです。
あなたを心配していたお母さんだからこそ、一番の心配はあなたの幸せのはずです。悩んでいるよりもお母さんの分まで元気に生きて、そしてお母さんの分までお父さんに親孝行をしていきましょう。
お母さんに対するお返しは、それしかありません。そしてお互い、自分も亡くなったら、霊界でお母さんにお礼を言いましょう。「よくがんばった」と褒めてもらいましょう。母の子供で良かったといえるように人生を頑張っていきましょう。
母への最高の親孝行です。合掌