立ち直り方について
父が昨年12月25日に、予期せぬ突然の他界。49日を終えた現在も、悲しみが癒えず立ち直れない。現在は、一人残った80歳の母を一人に出来ず、嫁、子供と元の生活に戻れず、夫婦仲も悪くなっています。
嫁からもいつまで実家にいるのかと言われています。これからどうしたら、よいのかわかりません。母は、一人で生活していくと言っていますが、誰もいない家にひとりでいると気がおかしくなると一人ごとも言うほどです。
母を一人に出来ないし、父からも母さんを頼むと言われたような気がしており、どうすればよいのか迷っています。それに、
父との突然の別れになり、親孝行をこれからしようかと思っていた矢先のことで、母を一人にしないことがせめてもの孝行だとも思っています。
また、私自身も父との思い出に踏ん切りがつかず、立ち直ることができず、何をしようとしても体が動きません。
一体これから、どうやって生きて行けばよいのか、不安だらけです。
アドバイスを宜しくお願いします。
家族3名 父の病歴、胆嚢手術、脳梗塞、前立腺癌、ペースメーカー、圧迫骨折2回、小脳梗塞による脳幹圧迫が原因で86歳他界。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
亡き人との想いの中で共に生きていく。地域の繋がりが支えにも
ご家族 皆さまが、悲嘆の(グリーフ)中にいらっしゃることでしょうね。日を追うごとに、これからどうしたらと、亡き人の存在の大きさを感じておられることと思います。お辛いことでしょうね。
お母さまは、長年連れ添ってこられたのですから、いつもそばにいた人をどれだけ頼りにしておられたことかと思います。
あなたも、死を受け入れていくということが、まだ出来ないでいらっしゃることでしょう。
妻さんも、お辛い中で前を向いていかなきゃと、気持ちを保っておられると思います。
みんな、死を受け入れていくペースは違いますから。いつまでもこのままではと思っても、心が追いついていかないですよね。
そうは言っても、それぞれに生活がありますから、どうしたら戻っていけるのか、あらたな形も考えていかねばなりませんよね。
福祉課や地域包括支援センターに相談してみませんか。高齢者の一人暮らしであっても、様々な福祉サポートがあります。ご近所や民生委員、また私のように訪ねていくお坊さんや地区長さんなど、地域の繋がりがありますよ。そうしながら、人は支え合って暮らしているのですもの。頼っていきましょう。
また、行き来しながら、お母さまを見守ることも考えながら。
これからのことをご夫妻でも話し合っていきましょうね。
毎月、お坊さんは参ってくれませんか?
私は月参りがありますから、毎月お参りしながら、グリーフケアもしています。そうして、亡き人との想いの中で、共に生きていくのですよ。お坊さんは、そんな心のケアの役割も担っているものなのです。
お付き合いのあるお寺がなければ、ハスノハのオンライン相談もありますから。定期的に利用しながら、少しずつ回復アプローチを図っていくことも大切かなと思います。お父さまのこと、また聴かせてくださいね。
合掌
立ち上がる原動力
こんにちは、たけしさん。
人は自らの意志で、立ち上がらなければいけません。しかし、どうしたらいいのか迷うことも多いですよね。
迷いの根本に、父への孝行ができなかった後悔があるのではないでしょうか。
存命の母にその分孝行をするというのも正しいと思います。しかし、亡き父へ孝行する方法が無いわけではありません。亡父への孝行こそが供養です。
お母様と一緒に、お父様の御仏前にたくさん供養してください。そして、お父様の意志を継ぎ、しっかりと自分の役目を全うすると誓うことが大切です。
残された母に孝行するという「子としての役目」
妻と子どもを守るという「父としての役目」
お父様がされてきたように、今度は自分が、子であり、父である役目を果たしていく番だと思います。
そんな誓いを立てられたら、きっとお父様が全力で助けてくれます。
私も、たけしさんが力強く立ち上がることを御祈念申し上げます。
あなたが父親としてできることを
息子としての悩みはあるでしょうけど、あなたも父親なのでしたら、お父様の背中を見習い、あなた自身が父親としてどうあるべきかを優先してはどうでしょうか。
なぜなら、まず妻は余所様の娘さんですから、結婚したら妻を(夫を)幸せにする責任があります。
また、子供には罪はないので、親は子供を優先すべきでしょう。
親孝行は大切ですが、基本的な優先順位は子供、妻、親の順位で良いと、私は思います。
いずれにせよ、人生はできることしかできません。
あなたにできることをできる範囲でやれば良いのです。
また、仮に優先順位を間違っていたとしても、何か一つ仕事(用事)をしていればその分前進しています。
迷ったときは、とりあえずできることを、リラックスして(鼻唄混じりに)具体的に物理的にやりましょう。
質問者からのお礼
心強いコメントをいただきありがとうございます。まずは自分が強くなり、亡き父の死を受け入れることが先決ですよね。その後、子供、妻、母親を支えていくことがこの世に生まれきたことの宿命、役割でもあり、最終的には、亡き父の一番の供養なのですね。まだまだ長い道のりですが、いつの日か、自分の役割を終えた時、亡き父親に会うことができますかね。会えることができることを信じて人生を歩いていこうと思っています。