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立ち直り方について

回答数回答 3
有り難し有り難し 37

父が昨年12月25日に、予期せぬ突然の他界。49日を終えた現在も、悲しみが癒えず立ち直れない。現在は、一人残った80歳の母を一人に出来ず、嫁、子供と元の生活に戻れず、夫婦仲も悪くなっています。
嫁からもいつまで実家にいるのかと言われています。これからどうしたら、よいのかわかりません。母は、一人で生活していくと言っていますが、誰もいない家にひとりでいると気がおかしくなると一人ごとも言うほどです。
母を一人に出来ないし、父からも母さんを頼むと言われたような気がしており、どうすればよいのか迷っています。それに、
父との突然の別れになり、親孝行をこれからしようかと思っていた矢先のことで、母を一人にしないことがせめてもの孝行だとも思っています。
また、私自身も父との思い出に踏ん切りがつかず、立ち直ることができず、何をしようとしても体が動きません。
一体これから、どうやって生きて行けばよいのか、不安だらけです。
アドバイスを宜しくお願いします。

2023年3月5日 20:42

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

亡き人との想いの中で共に生きていく。地域の繋がりが支えにも

ご家族 皆さまが、悲嘆の(グリーフ)中にいらっしゃることでしょうね。日を追うごとに、これからどうしたらと、亡き人の存在の大きさを感じておられることと思います。お辛いことでしょうね。

お母さまは、長年連れ添ってこられたのですから、いつもそばにいた人をどれだけ頼りにしておられたことかと思います。
あなたも、死を受け入れていくということが、まだ出来ないでいらっしゃることでしょう。
妻さんも、お辛い中で前を向いていかなきゃと、気持ちを保っておられると思います。

みんな、死を受け入れていくペースは違いますから。いつまでもこのままではと思っても、心が追いついていかないですよね。

そうは言っても、それぞれに生活がありますから、どうしたら戻っていけるのか、あらたな形も考えていかねばなりませんよね。

福祉課や地域包括支援センターに相談してみませんか。高齢者の一人暮らしであっても、様々な福祉サポートがあります。ご近所や民生委員、また私のように訪ねていくお坊さんや地区長さんなど、地域の繋がりがありますよ。そうしながら、人は支え合って暮らしているのですもの。頼っていきましょう。
また、行き来しながら、お母さまを見守ることも考えながら。
これからのことをご夫妻でも話し合っていきましょうね。

毎月、お坊さんは参ってくれませんか?
私は月参りがありますから、毎月お参りしながら、グリーフケアもしています。そうして、亡き人との想いの中で、共に生きていくのですよ。お坊さんは、そんな心のケアの役割も担っているものなのです。

お付き合いのあるお寺がなければ、ハスノハのオンライン相談もありますから。定期的に利用しながら、少しずつ回復アプローチを図っていくことも大切かなと思います。お父さまのこと、また聴かせてくださいね。

合掌

2023年3月6日 12:53
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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

立ち上がる原動力

こんにちは、たけしさん。
人は自らの意志で、立ち上がらなければいけません。しかし、どうしたらいいのか迷うことも多いですよね。
迷いの根本に、父への孝行ができなかった後悔があるのではないでしょうか。

存命の母にその分孝行をするというのも正しいと思います。しかし、亡き父へ孝行する方法が無いわけではありません。亡父への孝行こそが供養です。

お母様と一緒に、お父様の御仏前にたくさん供養してください。そして、お父様の意志を継ぎ、しっかりと自分の役目を全うすると誓うことが大切です。

残された母に孝行するという「子としての役目」
妻と子どもを守るという「父としての役目」

お父様がされてきたように、今度は自分が、子であり、父である役目を果たしていく番だと思います。

そんな誓いを立てられたら、きっとお父様が全力で助けてくれます。
私も、たけしさんが力強く立ち上がることを御祈念申し上げます。

2023年3月6日 12:59
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有り難し
おきもち

あなたが父親としてできることを

息子としての悩みはあるでしょうけど、あなたも父親なのでしたら、お父様の背中を見習い、あなた自身が父親としてどうあるべきかを優先してはどうでしょうか。
なぜなら、まず妻は余所様の娘さんですから、結婚したら妻を(夫を)幸せにする責任があります。
また、子供には罪はないので、親は子供を優先すべきでしょう。
親孝行は大切ですが、基本的な優先順位は子供、妻、親の順位で良いと、私は思います。
いずれにせよ、人生はできることしかできません。
あなたにできることをできる範囲でやれば良いのです。
また、仮に優先順位を間違っていたとしても、何か一つ仕事(用事)をしていればその分前進しています。
迷ったときは、とりあえずできることを、リラックスして(鼻唄混じりに)具体的に物理的にやりましょう。

2023年3月6日 12:47
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

心強いコメントをいただきありがとうございます。まずは自分が強くなり、亡き父の死を受け入れることが先決ですよね。その後、子供、妻、母親を支えていくことがこの世に生まれきたことの宿命、役割でもあり、最終的には、亡き父の一番の供養なのですね。まだまだ長い道のりですが、いつの日か、自分の役割を終えた時、亡き父親に会うことができますかね。会えることができることを信じて人生を歩いていこうと思っています。

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