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指導教員との関わり方が難しい

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

大学の卒業研究で指導して下さる教授が、プライドの高い方です。周りの大人も先生をヨイショしまくっており、時にはそのヨイショに良い気持ちになり言動が大きく(悪口など)なることが多々あります。

研究者として非常に優秀な方ですが、近年ではハラスメントと言われる言動を周りを気にせず、担当の学生に行います。特に私が気にられていて(退官前最後の学生だからか)、同級生の前でイジリを繰り返してきます。

この半年間、先生は一種の愛情表現としてそのような態度を取ってくるのだろうと、必死にそれを理解して上手く対応しようとしてきました。しかし院試を半年後に控え卒業研究が残り1年になった今、わからなくなっています。精神的にまいってしまった、とは被害者ヅラするようで言いたくありませんが、辛いです。そこで今後の展望と伴うリスクを以下に書きます。

1) この研究分野に今後も影響力を与える先生を、上司として割り切った上で自分を演じ、轢かれたレールで比較的順調な学生時代とその後の研究人生を過ごす。すると先生と、表面的にはより良い一生の付き合いを続けることになるが、先生との関係は続く。

2) 今与えられている環境を捨てて(他大学や海外)、自分の研究人生を自分で切り開いていく。影響力のある先生なのでどこかで何かしら私の悪口を言ってそれが耳に入ることがあるだろう。または研究分野の学会で不評を流される可能性もある。

今考えないと、きっと流されて今後もずっと先生の言うことを聞く弟子でしかなくなってしまうと思うのです。割り切って付き合うのか、いっそ離れるか。院試を控えた今、悩んでいます。

(古いタイプの人間は今後より淘汰されていくと一般的に言われますが、研究界ではまだまだ強く深く根付いています。時間はかかれども私たちの世代が変えていきたいという気持ちです。)

2023年3月9日 0:06

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一人の尊い人間として生きて下さいね

拝読させて頂きました。
あなたがその先生からひどいことを言われたり周りの人達の前でもイジられてひどい態度を取られ大変辛い思いをなさっておられるのですね。そしてこれからの未来をどうするべきなのかと迷っておられるのですね。詳細な状況や関係性やあなたやその先生の性格等はわからないですけれども、あなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
学者や研究者の世界とはいえど皆同じ人間社会です。確かに研究者として優れているとはいえども自分の立場を利用してあからさまにその様なハラスメントや非人道的な言動や態度をして他者をいじめたりおとしめて傷つけることは許されません。その先生が考えて他者へなさったことは罪です、悪言です悪行です。その様な罪を犯したその先生には必ずその報いが来ます、というかもうその報いはやってきているでしょうし、これからも様々な形でその先生の人生に影響を与え続けていくでしょう。そしてその先生はこれからその罪に向き合い償っていかなくてはなりません。その罪から決して逃げることはできません、仮に定年後退官なさってもその先生が亡くなっても消えることはありません。天網恢恢疎にして漏らさず、の通りです。
あなたもできれば大学に今までのその先生から受けたことをしっかりとご相談なさってみてはいかがでしょうか?そしてできれば然るべき対応を大学にも求めていきましょう。
もしもその様な悪行が放置されて悪人が平気でいられる様な組織や機関であるならば自浄機能がない組織です。つまりはこれからの社会の中で見放されていくでしょうし、外的な作用により淘汰されていくことになると思います。それは早いか遅いかの時間的な問題です。その様な悪行や罪が今後公のもとさらされていくことあるでしょうからね。
その先生も改善なさらないならば今お持ちのプライドも社会的地位も失うことになります。研究者としては優秀であっても教育者や人格者としては適正ではありませんからね。
あなた自身もこれからの自分自身の生き方や歩んでいきたい道をしっかりと見つめていきましょう、研究者である前に先ずは一人の尊い人間です、あなたの未来は本当に大切です。
あなたがその様なひどい言動をされることなくしっかりと研究に向かわれて心から充実なさりあなたの未来を豊かに健やかに生き抜いていかれます様に切に祈っております、そしてあなたを心より応援してますね。

2023年3月9日 17:09
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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迷っているときはどちらでも良いとき

迷っているということは、今ある情報の中では、二つの選択肢の価値は同じで、どちらでも良いのです。
サイコロで決めても良いし、判断材料となる新たな情報を得るために動いてみるのも良いでしょう。
言葉によるイジリについては、言葉は音声、つまりは空気の振動にすぎないと思いましょう。
つまり、本当にあなたを苦しめているのは、鼓膜を揺らす音声ではなく、音声に対してあなたが脳内で繰り広げる妄想雑念なのです。
自分の心が原因なら、自分でコントロールできる希望があります。
マインドフルネス(仏教由来の瞑想)などをやってみてはどうでしょうか。

2023年3月9日 12:51
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

貴重なお言葉をいただきありがとうございました。多角的に現状を捉えることがきました。質問から時間が経ち未だ問題は解決していませんが、自分がその世界に染まることで今の辛さを和らげることができると気づいたので、自分の夢を優先して今は過ごしています。ただし嫌な人にはなりたくない、後輩にこれを継承したくはないので、新たな空気孔を開けられるよう努力するつもりです。

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