回答 2
有り難し 22約1か月前、最愛の彼氏が自死しました。
あまりにショックな出来事で、未だに私は受け入れられず、前も向けず、できることなら後を追いたいと思う日々です。
彼が1人で寂しい思いをしてるんじゃないか、彼と色んな話がしたい、彼のそばにいれるなら命なんてくれてやる、と思っています。
しかしその反面、彼氏は傍にいてくれている、絶対にずっと貴方を待っている、急がなくても、何十年でも貴方を待っている
と言ってくださった方がいました。
私は、早くしないと彼が転生してしまう、早くしないと会えない、何十年も一人ぼっちになんてできない、と思っていたのですが、待っていてくれるものなのでしょうか。
時間の感覚はこちらと違うともいいますが、何十年も待っていてくれるものなのでしょうか。
生前、「天国で結婚しようね」という話をしたり、「貴方が死んだら後を追う」と何度も話をしたことがあり、なぜ自分は生きているのだろう、約束を破ってしまったと毎日罪悪感で、それもあり強く死にたいと思います。
傍にいてくれているとしても、例えば私がほかの男性と仲良くしたり、後を追ってこない姿を見て生前は好きだったけどその姿を見て嫌いになって離れていく、ということもやはりあるのですか？
めちゃくちゃな質問になってしまいましたが、ご回答お待ちしております。
お坊さんからの回答 2件
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おつらいご心中お察しいたします…。
と申しても、人間には人の気持ちを全て察することなんか出来ないんですよね。
あなただって、『私の気持ちを簡単に察する、察したなんて言わないで欲しい』というお気持ちがおありかと思います。
…そうなのです。最愛の彼の気持ちをあなたには察することが出来なかった…。
でも、それは無理からざることです。彼自身だって御自分の本当のお気持ち分からないまま命終えてしまわれたのかも知れません。
…生きている人間のことすら、自分の気持ちすら察すること、理解することの出来ない私達ですから、人としての命終えた彼が今、「何処で、どうしていて、どう思っている」のかは分かろうはずはありません。それを分かろうとするのは私達には荷が重すぎるのです。また、にもかかわらず「今の彼の心が、気持ちが分かる。それはこうなんだよ」などと勝手に申すことは大変に憚られます。
私達には死後のことは分からないから、それが分かるお悟りの仏様に伺っていく…その営みこそが「仏教」です。
仏様は永遠の命をお持ちだから、何十年という年月などあっという間なのだそうです。
また仏様は転生されません。永遠に仏様のままです。
仏様はずっと傍にいて下さいます。人は故人のことを忘れていく、記憶が薄れていくことがよくありますが、仏様はそんな者こそ ずっと変わらない慈愛の全てで包み込んで下さいます。あなたのことを嫌いになったり離れていったりということはありません。例え あなたが他の男性とおつきあいし、家庭を持ったとしても…です。それが「さとりを開いた」仏様ということです。
今後あなたがどのような人生を送ろうとも、そんなあなたに寄り添い続け、真の幸せを願い続けて下さるのが仏様です。
最愛の彼は、今は既に「一切の分け隔ても心変わりすることも無い、大慈悲の仏様と成られた」のです。
そのことをどうか受け止めて下さい。
あなたが彼のことを心配することとは比較できないほど、仏様はあなたを案じ、慈しみ、正しく導き続けて下さっています。
どうぞ、心よりお念仏申して下さい…「南無阿弥陀仏」と…。
彼との素晴らしい思い出をお持ちなのですね。今は姿を消された彼ですが、彼と繋がる方法はいくつかあります。あなたの手を見てください。その手は彼に繋いでもらったことのある手ではないでしょうか？その貴女の両掌をこすり合わせて、あったかくなった手のひらをほっぺに当ててみましょう。ほら、彼の暖かさや優しさに触れることを感じませんか？貴女の唇に、ての指を当ててみましょう。その唇は彼がキッスしてくれた唇ではないでしょうか？かれの優しい唇に触れているかんじがしませんか？
今、この瞬間にも彼に触れることができるのです。さあ、やってみましょう。
後悔は過去のことについて起こります。不安は未来のことについて起こります。
今、この瞬間に気づけば不安や後悔は無くなり、幸せの感覚が取り戻せます。
それが、彼に対する感謝であり、貴女の幸せが彼を成仏させるのです。
