義父への金銭的支援、終わりが見えず不安
結婚3年目の共働き夫婦で、生まれたばかりの娘がいます。
年金だけで生活できない義父に、夫が給料の半分を支援しています。これから子どもにもいろいろとお金もかかってくるし、住宅ローンはあるしで、将来への不安が大きいです。
夫の収入だけでは生活できないため、私が生活費のほとんどを支払っています。私は正社員で、一定の収入があります。
夫は家事も育児も協力的で優しく、そういった不満は全くありません。
夫の親孝行したい気持ちも分かりますが、こちらの身を削ってまでするのは、やりすぎではないかと思っています。
「こちらも大変だから、渡すお金を減らしたらどうか」と何回も言いましたが、「少しずつ減らす」と言うだけです。
ちなみに、夫には兄弟もいますが、兄弟から義父への支援は望めないといい、夫一人が背負っています。
「なぜこちらがやりたいことや欲しいものを我慢してまで、義父のためにここまでしないといけないのか。」とイライラでいっぱいになる時があります。
私は今まで、どちらかというと裕福な家庭で育ちました。だから、これからは逆に見返りを求めない、奉仕をしなくてはいけない宿命なのかもしれない、と自分を納得させようとしたりしますが、モヤモヤが収まりません。
この気持ちをどう整理して、この現実をどう対処していけばいいのか教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
拝
人はあさましい生き物です
人より自分の事を考えてしまう
お母さんなら人の子より自分の子の事を考える
あたり前の事ですが
同時にあさましい事でもあります
夫を育ててくれた義父にお金を渡す事に
勿体ないように感じてしまう
これもあさましさ故
あたりまえの事
本当に半分なら
半分は過ぎるのかもしれませんが
これは金額の問題ではなく
貴女の心の動きの問題と捉えて下さい
あなたが裕福であったから
「宿命」だとして己を納得させようという短絡的アプローチは間違えてますし
それが理由でやりたい事や欲しいものが云々というのは人を納得させる為のあてつけや言い訳です
本当にやりたい事があるなら
しっかり努めればできる事ですし欲しいものがあれば頑張って稼げば良いだけです
本来
人はあさましい本能を持ち合わせ
同時に
理性や論理であさましい本能をなんとかしようとします
例えるなら
自分の食べ物に手を出されると怒り狂う犬のような利己的本能と
食べ物を分け合う利他的な優しい心の2つが人には内在してるのです
仏教というのは宗教というより
本能を理解し
己の欲を注意深く観察し
理性や論理を常に優位に保持する為の教えとも言えます
宿命というのは迷信です
本当に向き合うべきは
自分本位な欲と
人を思いやる心
この内面の矛盾に真摯に向き合う事でしょう
何故なら例え奉仕が月1万円でも10万円でも貴女の心の働きは変わらないからです
内面のあさましさと優しさに
しっかり向き合う事を
自身の修行とできるなら
貴女の本当の魅力が内面から光り輝き
それ自体が成果となり
本当の安心「あんじん」を手にする事になります
正しい答えはありません
内面に対する姿勢の問題なのです
物理的な部分は旦那様ともっと開いた会話をする事に努める事ですが
まずは正しい心がけが
無ければ伝える事すらままならないでしょう
合掌
まずは納得ではなく理解のための話し合いを
相談文を読ませていただきました。
大変辛い状況ですね。
給料の半分とは確かに無視できない金額ですよね。子どもが生まれたのならば尚更でしょう。
ですが、額の多少よりも、納得いく額かどうかよりも、なぜその金額なのか、ご自身も詳しく理解できていないことの悩みであるとお見受けします。
と言いますのも「納得できるか」については、いつから夫の金銭的支援が始まったか、その経緯や夫側の家族の状況がどうもあいまいで、私自身もどう考えるべきなのかが非常に悩ましいところだからです。
誤解しないよう述べておきますが、それらを述べていないポッチャマさんを責めているのではありません。
私の推察が間違っていたら本当に申し訳ないのですが、そこがハッキリしていない原因はポッチャマさんにあるのではなく、夫様の方が何らかの理由でそれらの情報を詳しく述べていないのではないかと感じました。
なぜそう感じたのかと言いますと、夫様の「少しずつ減らす」という返答です。この返答だけでは、何を根拠に・どうしたら減らせるのか、全く計画性が見えませんよね。これではポッチャマさんも納得するどころかなぜ給料の半分を送らねばならないのか理解できないのも当然です。
さらに「少しずつ減らす」とありますが、本当に金額が減っているのか私ならば明細の上で確かめたいですが、それを確かめさせてもらえるような雰囲気も感じられません。
これはあくまで私の感想であり、誤解のないように述べておきますが、決して夫様が本当に振り込んでおられるのかを疑っているのではありません。そうではなくて、夫様の給料の使い道に対して、ポッチャマさんが「納得」はできずとも「理解」しえるまでの話し合いの余地がまだあるのではという事です。
なかなか話し合いの時間やタイミングを取ることも難しいかと思われますが、焦らず、根気強く、夫様の言葉を丁寧に聞き取ることが大切かと思います。そして、それ相応の事情に対する理解ができれば、ご自身の心の整理と現実への処し方もある程度の選択肢が見えてくるのではと思います。
質問者からのお礼
伊藤様
お忙しい中、迅速な回答をしていただきありがとうございます。金銭的支援は、夫が独身の頃から、結婚してもずっとしています。(支援していることは、私は結婚してから知りました。)金額も伝えてくれており、一人暮らしの高齢者の1ヶ月の平均的な支出額位を支払っていて、年金を合わせると余裕があるくらいなので理解できませんでした。でもお教え頂いたように一人で悩み続けるのではなく、夫と丁寧に話し合わなければと思います。この話題になると、お互い少し険悪なムードになってしまい避けがちなのですが、頑張ります。私の気持ちに寄り添っていただいて、暖かいお言葉をいただき、本当にありがとうございました。
丸山様
お忙しい中、迅速な回答をしていただきありがとうございます。丸山様のお言葉を拝見して、ドキッとしました。浅ましい思いであるのは、確かにそうだなと…。どこかでそんな自分を嫌悪することもありました。でもどこかで、できる範囲のことはしたいという思いもあります。自分の中の浅ましさと優しさ、その矛盾に向き合いたいと思います。仏教の考え方に触れられて、勉強になりました。本当にありがとうございました。